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七人の敵がいる
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七人の敵がいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 21~40 2/3ページ
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設定が非常に不自然で違和感ばかり。 これを信じ込んで子育てに悲観的にならないで!と言いたい。 | ||||
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痛快!主人公みたいになりたい!と思える話を読んだのは久しぶりだ。 働く女性が、PTAや町内会、姑や夫や子供と力強く闘っているのだが、 その敵たちと同じ姿が、性別とか立場は違うけれども、 「ひょっとして自分の中にも居るかもしれない」と思ってしまって考えさせられる。 「打ち合わせと称して集まっても..~誰かが場を動かしてくれることをただひたすら待っている」 「わずかな損もしたくない人が増殖しつつある..~社会全体が守りに入っている」 じっとしているより、自分のできる事をてきぱき実行していける人って魅力的だと思う。 小さな損得に文句を言ってる時間があるなら、少しでも前向きな事に時間を使えるようにしなくっちゃ... | ||||
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最高。これは必読です。とても勉強になる上、前向きで清々しい。 | ||||
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始めは、きつい陽子の性格と発言に身震いし、「この主人公には共感できないかも・・・」と思いながら読んでいましたが、物語の中盤から予想外の事が明らかになり、ただただきついだけの母親なだけではない事がわかって、後半は陽子にそれほど違和感なく読めました。 読む前は、軽い主婦のドタバタ喜劇かと思っていましたが、実際は現在の社会の仕組みがいかに働く母親にとって協力的でないものか、そしてはたまた不可能ですらある、と言う事がよーくわかる、奥深い本でした。喜劇どころか、嫁姑間のことや近所付き合いのどろどろ、ましてやママ同士の付き合いに至っては、ホラーですらありました。本当に恐ろしい!!! 働くママは勿論、父親達は是非、また専業主婦の方が読めば違った目線でものを見れるようになると思うし、最近の嫁の事情が理解できないお姑さん・お舅さん、学校の先生、地域で活動をされているお年を召した方など、社会の様々な人が読んで為になる(別の見方ができるようになる)お話だと思いました。 今や家族は核家族となり、共働きが増える中、もっと色々な制度の見直しが必要なのでは??と考えざるを得ない1冊。だって、みんなが陽子のように強く賢いわけではないのだから・・・。 | ||||
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「小学生の親」になったワーキングマザーの陽子。 共働きで忙しい中、娘が小学生になって初めての保護者会に参加するが、その場は理不尽で濃密な空間だった。 子育ての中でワーキングマザーがぶつかる相手……兼業主婦の女、義母、保護者である父親、夫、我が子、先生、PTA会長……連作短編でコミカルに痛快に描くのですが、普段から子育ての大半を妻に預けてしまっている身としては、かなり身が詰ませられます。 読んでいて、「イタっ」と思いながらも、"ミス(現ミセス)・ブルドーザー"の強引な位のまっすぐ先を見据える力についつい喝采を送りたくなります。 楽しい作品ですねぇ。 | ||||
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なんかすごく汚い 本間にこれ新品なんかな? って思った。 もうちょっときれいがいいな | ||||
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子どもをとりまく環境にはそれなりの面倒臭さが存在するもので、それとどう向き合っていくか?それは子を持つ万人の親に共通したテーマだと思います。 私は実際の子育ての経験から、この本の内容にあった様々なエピソードは「確かにその面はあるが、所詮それは表面的なもの」と見えました。 現実はもっと面倒な事もありますが、それを通して得られる物もあるからです。 おもしろおかしく読んではいましたが、私にとっては物足りない内容・・・でした。 ところが!です。 物語の途中あたりで、実は最大の山場があるのです。 私はそれが衝撃でした。 主人公にまったく共感できなかった自分でしたが、その中盤をすぎると180度変わりました。 そしてこれこそが小説だと思います。 現実の問題で悩む人にはあまり解決策的なエピソードは少ないですが、主人公の生き様、に触れる事で私は人生のなんたるかというか、 不思議と嬉しい気持ちになれました。 | ||||
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子供を送った後、または夫に送ってもらい通勤する電車の中で、ぐいぐい引きずり込まれるようにして読みました。まず、文章の巧さもさることながら、章の並べ方もいいです。最初は角ばかりの「嫌な人」「付き合いにくい」ところもある陽子が、だんだん成長していくのが分かります。また、最後のホロリとさせられる部分も素敵でした。 いい母親というものを漠然と考えると「平均的にいいママ」を思い描きがちですが、実際はそれこそ映画「七人の侍」で出てくるように、いろいろな才能を持った人がいて、お互いを尊重し合いながらカバーしあえるチームがいいのかと思います。陽子が「わずかな損もしたくない人が増殖しつつある」と考えるシーンがありますが(343ページ)、「でも、そんなこと言ってたらギスギスしてばっかりの、殺伐とした世の中になっちゃう」と考える親、人間も多いかと思います。PTAという、子育て世代の最大の「ボランティア(社会貢献)」は、それがありありと出る場かと思います。それについての問題と希望をユーモアを交えて描いた作品ということで良作です。文庫版で買えますし、仕事と学校がらみの子育てに悩む親(父親も母親も)に心よりおすすめの本です。 | ||||
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毎日バリバリと仕事をこなす陽子。そんな陽子のひとり息子の陽介が小学校に入学した時から 状況は一変する。PTA、学童保育所父母会、自治会・・・。次々に「役員」という名の仕事が! 子供が大きくなり、少しは楽になるかと思ったら大間違い。親としての大変さを味わうことに なった。さて、陽子はどうこなしていくのか? 子供が小学校に入学したとたんに、次々にいろいろな役員が!そういう経験をした人はたくさん いると思う。私もそのひとりだ。次から次へと、よくもまあこれだけあるものだというくらいたくさん 頼まれた。専業主婦で子供がひとり。役員にはうってつけの人材だったのかもしれない。 専業主婦でも大変な役員の仕事。まして働く人にとってはなおさらだ。けれど、小学校に通う 子供を持つという親の立場は同だと思う。どんな状況であれ、どんな立場であれ、まったく関わら ないというのは問題なような気がする。その点、この作品に登場する陽子はエライ!その奮闘振り には頭が下がる。要は「やる気」なのだ。一歩外に出たら七人の敵がいる・・・。それは男性でも 女性でも変わりはない。けれど、闘うだけではだめだ。時には話し合いや和睦も必要だ。次から 次へと押し寄せる「問題」という波を、陽子は何とか乗り切っていく。痛快! この作品が書かれた時期は、作者の加納さんが大変な病気になった時だと聞いた。万全では ない体調でよくもまあこれだけの作品を!すごいプロ根性だ!加納さん、面白い作品をありがとう ございます! (追記・・加納さんの闘病の様子は「無菌病棟より愛をこめて」で。) | ||||
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小学生の母を経験した方ならば、 いるいる!こういう人たち! あるある!こういうこと! と興味深く読み進められると思います。 主人公のキャラクターが濃いので、 この強気すぎるくらい強気の女性に 拒否反応を示す場合は なかなか読み進められない作品かもしれません。 エピローグのまとめ方は、 中学生日記など道徳番組の最後を思い出しました。 さあ、あなたたちはどう思う?どう動く? そんなことは一言も書いてないのですけれどね。 話が現実のようだったり、 現実から少々外れた面白みがあったり、 痛快、爽快に読んでいたので、 失速した感じがしました。 総合的には、とても面白い本でした。 PTAやら嫁姑問題やら自治会やらで 悩んでいることへの解決には繋がらないと思いますが、 主人公の人柄が多分、面白くさせているのだと思います。 七人の敵がいるというより、 敵を自ら見つけるというか、 作ってしまうというか、 懲りない陽子がちょっと可愛く思えるのは、 日向さんのおかげでしょう。 久々に面白い本を読みました。 著者のほかの本も読んでみようと思います。 | ||||
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ドラマを少し見てからこの小説を読みました。 PTAのみならず、自治会やスポーツ少年団など自分が子育てで経験してきたことがそのまま書かれている感じです。 とても共感出来、読みやすかった^^ ただ最後の方の「会長様は敵である」あたりはちょっと違和感があり〜〜^^;; またこれから子育てを始める人が読むと、子育ての過程にはこんな大変なことがある!と引かれてしまいそう。。。 それで星4つにしました。 ヒロイン陽子のキャラのおかげで陰湿になりがちな箇所もカラっとして爽快です! 一気に読破できますね^^ | ||||
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加納朋子作品初体験。 久しぶりに読書で笑った。加納さん、ユーモアのセンス抜群ですね。本当に面白かった。中盤あたりまでは…。 というのも、陽子の家族の事(詳しくは言えなせんが…)が真ん中辺りで登場しますが、少しテーマが重すぎなような気がします。自分としては最後までユーモア小説として通してほしかったかな。なので星1つマイナス。 未就学児をお持ちのお母様方は、こんな事が待っているのかとゾッとするでしょう。 | ||||
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新聞の紹介で読んでみようと思いました。現在TVでこの小説を元に同名のドラマが放映されていますが、小説のほうが断然面白いと思います。子を持つ母親とPTA、自治会、保護者会へのかかわりは男性よりもはるかに深刻。男性側も仕事優先が許される時代ではない。「子供の為」という大儀の前に女性は仕事をやめなければならないのかとても考えさせられる。果たして解決策はあるのでしょうか? | ||||
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主人公の陽子ははっきりいってギスギスした嫌な女。 どの会社にも1人はいる、キツくて肩肘をはっているタイプ。 しかし、そんな主人公であろうとも、いや、そんな主人公だからこそ 敵が多いこと!! 私たちのお日常生活の嫌なことは、周りの敵からもたらされるもの。 それは時に義実家であり、夫であり、子供であり、PTAであり。 陽子はあなたです。 ある程度の年齢の女性は、この本を読むことで 主人公の陽子となり、共感し、そして最後にはスカッとすることでしょう。 既婚女や働く女が経験する、日常のムカつきを見事に表現した本であると言えます。 | ||||
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ドラマ化を先に知って、原作が眼にとまったので読みました。 ドラマは数回しか見てませんが、原作の方が数倍面白いです。 PTA役員、少年スポーツクラブ、町内会。 関わったことのある人なら、思わずうなずきたくなるリアル満載小説です。 そして、現実にはほぼ不可能で起こり得ない解決策に、胸のすく思いがします。 さらに、最後の青井さんの解説を読んで共感します。 「暇な専業主婦と内心軽蔑していた人びとが、何を背負って専業主婦をしていたかを思い知る。」 真剣に仕事に打ち込んでいる多忙な母にとって、PTAなんてできれば関わらないで済めばそれに越したことはない。 けれど、関わって初めて見えてくることもあるのだということを筆者は伝えたかったのかも知れません。 | ||||
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子供を保育園に預けて仕事を続けてきましたが、小学校の壁に漠然と不安がありました。 その正体と解決を求めて購入。お話はとてもテンポが良く一気に読んでしまいました。 楽しく参考になりましたが、解決は自分が体験して試行錯誤していかねばなりませんね。 | ||||
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著者の加納朋子さんのファンで作品はほぼ全て読みましたし持ってます。このお話の主人公はレインレインボウに出てくる陽子なのですが正直驚きました!あの陽子が子育てしてるなんて!!なんだか久しぶりに会った同級生の近況報告のような感じで読んでいて面白かったです。☆5つと言いたいところですが…☆4つ内容の方ですが前半はなるほどなぁと思うことが多くスラスラ読みすすめられて良かったのですが後半の特に会長様のくだりとエピローグは無理矢理だなぁという印象でした。いつもの加納朋子さんらしくないくらい強引にまとめた感じがしたので☆マイナス1つにしました…。 | ||||
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自治会、PTA、学童保育、少年サッカー 小姑、お姑さん etc 子供を持つ親は毎年春になると 役が当たらないかとドキドキひやひやするものです。 私も6年生は卒業対策委員に当たると着物を着て挨拶しなければならないという情報に恐れおののき 友人と申し合わせて先に地域委員に立候補したり 下の子のときは前年度に役員をした人は候補から抜けられるという暗黙の掟(?)を利用して 5年生で学級委員をしたりという涙ぐましい作戦を練った思い出があります。 バリバリのキャリアウーマンが 愛する息子のためならと 我を押さえつつ涙を飲んで奮闘する姿に 「うん、あるある、ホントにそのとおり」 「私も子供のPTAや町内の役員したからわかるわかる!」 「負けるな、頑張れ!」 と応援したくなりました。 ハートフルで読後感も爽やか。 とっても楽しく読めました。 これはおススメの1冊です。 | ||||
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PTAを舞台としたちょっと珍しい物語で,七編の連作とエピローグから構成されています。 独身の僕はPTAの内情を知りませんが,要所要所に説明があって,縁のない人も楽しめるようになっています。 それにしても,PTAって大変なんですね。 (たぶん)実体験した著者の驚きが,読者にも伝わってきます。 反面,PTA活動に参加している人または参加経験者には,フィクションとしての誇張部分も感じるのはもちろんのことでしょう。特に,ヒロイン「陽子」に対しては,共感と反感が入り交じるのではないでしょうか。 僕も最初のうちは,「陽子」の性格に反感どころかかなりの嫌悪感を抱きましたが,実はそれも著者の手の内であるということに,読後気づきます。 途中にシリアスなテーマを含みつつ―これが「隠し球」となって「陽子」に対する読者のイメージが多面的になります―,エピローグへ向かっていきます。このエピローグによって,読者は「すっきり感」を味わうことができるのですが,反面,「予定調和」が過ぎると感じる読者もいるでしょう。でも僕は,この「すっきり感」が著者の持ち味であると思っています。 「PTA」というややマイナーなテーマだから,という食わず嫌いはもったいない作品です。 | ||||
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母になり、子どもが成長することで知らなかった世界が見えてくることって、あります。 この小説は、子育て中の母たちの心の中を代弁してくれるそんな、作品でした! 読んでいて陽子の啖呵きりにはホントにスカッとしました!! 最後に、主人公の陽子が(元)PTE会長・上条の家を訪ねて、子育て世代の母親や地域をつなぐ壮大なるプロジェクトを披露し、協力を要請するシーンは“なるほど、なるほど”と、感心しました。 個性豊かな陽子を取り巻く登場人物たち、最後のきめのセリフもカッコよく決まっていてよかったです。 「後書き」で作者が書いているように、「身につまされる方」も「自分とは無関係」と思っている人にも、お薦めしたい楽しい1冊でした。 | ||||
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