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(短編集)
華胥の幽夢 十二国記
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華胥の幽夢 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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他の巻の後書きにも小野さん自身書かれてますが、大きくなりすぎた十二国の世界。増えすぎた登場人物… そんな十二国記の世界を小出しにしたものがこの短編集だと思います。 本編の方は大詰めにさしかかり2年ほど続きが出ていないようですが、ファンとしては気になる国、気になるキャラクター、それぞれいると思います。 特に、「書簡」を読んで、あの後楽俊はどうしているのかなー、と、気になっているのでありました。 ほんの一行書かれている言葉に、「これ、もしかして複線?」と、勘ぐってみたり。 この本を手始めに、小野さんには短編集ででもあふれ出した世界を私たちに届けて頂きたいと思います。 | ||||
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作品そのものはもはや皆様ご存知の通り、ご存知の評価。 それよりも絶品なのは、挿絵だな~。 泰麒を「だっこする」、驍宗。 他国へ赴いた、泰麒。 か・かわいすぎるっ!きゃあ~~。 そりゃあ、あの強面の武王もだっこしたくなるわなあ♪ | ||||
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やっぱり、十二国記シリーズは面白い! 短編小説があまり好きじゃないわたしでも楽しめました。 とくに華胥がお薦めです。 ミステリーとしても楽しめる作品だと思います。 よい国とはなんなのか? 国をよくしたいという一人一人の思いがすれ違い、最悪の結果を生んでしまう。 麒麟の王に対する思い。王の周囲の人たちの懊悩。とても切ない気分になります。 | ||||
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泰麒と驍宋・漣国の廉王・廉麟との触れ合いの話「冬栄」は、泰麒の愛らしさはもちろんですが、王・麒麟らしからぬ廉王・廉麟との載の人々とのやりとりが楽しい。幸せげなラストが、かえって暗い未来を暗示するようです。 「乗月」は、王が倒れた芳国のその後を描きます。芳王慕うがゆえにその転落を見かねて王を討った月渓の心情が胸をうちます。 「書簡」はアニメではおなじみ、陽子と楽俊の近況のやりとりです。お互い相手のつらい立場を思いやり、あえて心配しないよう背伸びをする様子は、陽子と楽俊の優しさが溢れています。 表題の「華胥」は、采王が良き国を望むが故の行為が、采麟を病んでいく様は痛々しく、采王の最期の決断は王としての責任の重さをひしひしと感じます。 「帰山」は、柳国を訪れた風漢ことお忍び延王尚隆と奏国の太子利広の登場です。尚隆と利広のやり取りが、各々の国を案じる心が感じられながらぶっきらぼうでユーモアに満ちてて、この中では一番好きな話です。 おなじみのキャラが満載なので、他のシリーズで読んでからの方がお勧め。私のお気に入りは利広です。なんといっても山田氏のイラストがいつもながら素敵です。イラストのために、ホワイトハートシリーズを買ってます。 | ||||
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この華胥の幽夢は十二国記シリーズ11冊目(だと思う)にして初の短編集!短編集か・・・などと馬鹿にしてはいけません。5つ収録されているわけですが、どれも面白く、色々な意味で勉強になります。 「冬栄」これは、即位後の戴国のお話。泰王驍宗のお勧めで、点対称に位置する、戴国から最も離れた国漣極国へ泰麒が赴きます。新婚さん顔負けの廉主従が見所です。「黄昏の岸 暁の天」を読んでからをお勧めします。 「乗月」今度は芳国のお話。峯王仲韃、諡列王を弑逆した恵州侯月渓。官吏たちは、月渓が仮王(仮の王)として次王登極まで玉座を預かるものだと思っていた。しかし月渓は、大逆という大罪がある身で玉座を汚すわけにはいかない、とこれを固辞する。そんな時、慶から使者が訪れる。「風の万里 黎明の空」を読んだあとをお勧めします。 「書簡」雁の大学生楽俊、そして慶国の主陽子。国境を越えた相手と、度々会ったり出来るはずもないこの二人。しかし陽子は、延王からいただいた、鸞(ラン)という言葉を運ぶ鳥を、楽俊との間でやり取りしていた。「月の影 影の海」を読み終わってからをお勧めします。 「華胥」才国は先の王、砥尚。何の落ち度もないはずの砥尚の朝は、采麟失道とともに、凄まじいほどの速さで崩れ始めた。しかしそれは、砥尚の咎ではなかったのだ・・・。 「帰山」2大王朝の太子と王が、柳国の現状について語る。劉王は、劉麒は、民は劉王の治世が末期であることを示している。120年の治世が、終わりを告げようとしている。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 是非一度手にとって見て下さい。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 是非一度手にとって見て下さい。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 | ||||
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十二国記シリーズの番外編みたいなもの。この本は単独で買うより、十二国記シリーズを読んでからのほうがいいです。 | ||||
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短編集のこの本。読み応え抜群です。特に「華薯」良かったです。 才国のお話ですが、先代の王のお話です。 なんの本だか忘れましたが、現在の才王が登極する前に楽舜だったかなー、「才王は子供亡くされている」らしいことを言っていたんです。 12国記の全てが1冊1冊に丁寧に記されており、円となっているんです。 伏線といったら大げさかもしれませんが、この言葉はアレにつながってるのねというのが本当に多いです。 なんでこんなに面白いでしょう。小野不由美さんに感謝します。次回楽しみです。 | ||||
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「冬栄」→6作目『黄昏の岸~』の前の泰麒の物語。驍宗と泰麒の、まるで《生き別れになって再会した父子》のように、近づきたいのだけれど、どう接すればいいのかわからないというたどたどしさがいいです。廉王も優しそうな感じで好感を持ちました。早く本編でも、泰麒に幸せになってもらいたいですね。 「乗月」→祥瓊の父王を殺した月渓の物語。芳国には国を導く者が必要だった。だが、皆に期待されている月渓にはそんな気はない。ある時、慶国から親書が届いた。そこには祥瓊からの文もあった……。 「書簡」→楽俊の元に鳥がやってきた。それは慶王であり、友人でもある陽子からの《文》だ。そして楽俊も、その鳥に近況報告を語りかける。でも、二人とも、つらいことなど口にしない。言わなくてもわかる。それは二人が親友だから……。 「華胥」→才国は滅びようとしていた。采麟失道。そのことの意味を、王の砥尚は、そしてそれを支えてきた人々はわかりかねていた。何が悪かったのか。どうすれば良いのか。そしてその答えは、失って初めてわかるのだった……。この短編集の中で一番痛い物語。他人を責めるということは、同時に重い責任を背負うということに気付かされました。 「帰山」→5作目の『図南の翼』に登場した宗王の次男・利広の物語。柳国にやってきた利広は、この国が今まさに滅びようとしていることを確信する。そして、思う。死なない王朝などありはしないと。では、いつか宗も滅びるのだろう。六百年も続いた宗も……。でも利広には想像などできなかった。いつも同じ顔ぶれで、いつも温く自分を迎えてくれて……。そしてたぶん自分は《変わらない》ということを確信するために旅に出るのだと……。ちなみに利広、例のあの方に会っています(笑)。 | ||||
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短編集。 「冬栄」→6作目『黄昏の岸~』の前の泰麒の物語。驍宗と泰麒の、まるで《生き別れになって再会した父子》のように、近づきたいのだけれど、どう接すればいいのかわからないというたどたどしさがいいです。廉王も優しそうな感じで好感を持ちました。早く本編でも、泰麒に幸せになってもらいたいですね。 「乗月」→祥瓊の父王を殺した月渓の物語。芳国には国を導く者が必要だった。だが、皆に期待されている月渓にはそんな気はない。ある時、慶国から親書が届いた。そこには祥瓊からの文もあった……。 「書簡」→楽俊の元に鳥がやってきた。それは慶王であり、友人でもある陽子からの《文》だ。そして楽俊も、その鳥に近況報告を語りかける。でも、二人とも、つらいことなど口にしない。言わなくてもわかる。それは二人が親友だから……。 「華胥」→才国は滅びようとしていた。采麟失道。そのことの意味を、王の砥尚は、そしてそれを支えてきた人々はわかりかねていた。何が悪かったのか。どうすれば良いのか。そしてその答えは、失って初めてわかるのだった……。この短編集の中で一番痛い物語。他人を責めるということは、同時に重い責任を背負うということに気付かされました。 「帰山」→5作目の『図南の翼』に登場した宗王の次男・利広の物語。柳国にやってきた利広は、この国が今まさに滅びようとしていることを確信する。そして、思う。死なない王朝などありはしないと。では、いつか宗も滅びるのだろう。六百年も続いた宗も……。でも利広には想像などできなかった。いつも同じ顔ぶれでいつも温かく自分を迎えてくれて……。そしてたぶん自分は《変わらない》ということを確信するために旅に出るのだと……。 | ||||
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人はみな、先人の轍は踏むまいと、これが最善と信じて何かを行う。 だが、人間が過ちを犯さないということはない。 最善と信じればこそ、過ちは取り返しがつかなくなくまで見えず、 信じ、努力したからこそ、失敗の苦痛は骨身にこたえる。 国づくり/麒麟/失道といったファンタジーの小道具を使っているが、 表現されているのは、「失敗してもなお努力すること」のような気がします。 暗いめだとは思うけど、励まされる一品です。 | ||||
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国が急激に傾いてゆくさまなどがよく出ていたと思います。 大きく道を踏み外しているわけではないのに、麒麟は過ちを示す。 その無常とも言える失道の様は、本当に痛々しい。 王が道を踏み外すという事は、それ程に罪深いのだと感じさせられた。 他の作品も、短いが故に日常を垣間見た、という印象で面白い。 十二国記シリーズにより深みを与える一冊。 | ||||
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「十二国記」シリーズの中でも、とっても切ない作品。麒麟の避けることのできない悲しい運命、そして存在の意義をうまく描き出している。 | ||||
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初の短編集ですが、ほんと、どの話も完成度高いですよね。さっすが、小野主上です。もう麒麟さんたちのひたむきさに思わず涙です(景麒除く)。私は特に「冬栄」が好きです。廉王がいいかんじです。「王様はお役目だけど農夫は仕事だから」みたいな(うろおぼえ)ことをいえる余裕っぷりが素敵です。 そしてそして、「華胥」で砥尚の遺言「責難は成事にあらず」---人を責めることは何かを成すことではない、という意味ですが、いいこというなぁと思いました。 | ||||
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十二国記としては初めての短編集。幻の「麒麟通信」に掲載されていた懐かしい作品などもあり、しんみりとした気分になります。ファンにとっては外せない作品ですね♪ | ||||
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才国の宝重「華胥の枝」をめぐる物語、表題「華胥の幽夢」をはじめとする短編集です。私がおすすめしたいのは、なんといっても舞台を盛り上げてくれる、山田章博 氏のイラストです!先行発行された、他社版にはイラスト・挿し絵がまったく入ってません。これからご購入を検討されている方!!絶対おすすめです。 | ||||
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麒麟が王を選び、選んだ王が道を失えば麒麟は命を奪われる。そんな世界の物語です。 そんな世界だからといっても、人々は迷い、悩み、焦り、後悔します。それでも前向きに乗り越えようとする主人公達の真摯な姿に勇気づけられる気がします。仕事に疲れた私のサプリメント的存在。タイトルとなった「華胥」は十二国ビギナーにはお勧めの一品です。 この本だけでも十分楽しめると思いますが、長編を読めば、思わずニヤリとすること間違いなし。本書が数倍美味しくなること請け合いです。 | ||||
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