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(短編集)
華胥の幽夢 十二国記
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華胥の幽夢 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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短編集ですが、読んでみて「国を治めることの難しさ」 を改めて感じました。 ただただ民を思っても、ただただ正義を追いかけても 国は治めることができない。 いろいろ批判はできても、いざ自分が当事者になった とき、民の支持をうけ、官僚からも支持をうけ、 天帝からも支持をうけ、家族からも支持をうけ、 王という役目を貫けるか? 現在の日本(世界)もそうですが、永遠の問題ですね。 | ||||
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この本に出てくる楽俊の話とか月渓の話はアニメにでも少し触れた形になっていたのでこの話かと納得しました。 戴で「粛清」が行われている間の漣での泰麒の話や、才が傾き終わりを告げる話、陽子・楽俊の書簡のやり取り、、、などなんとなく読んで切なくなりました。たとえ短編集といっても前作シリーズを読み、あんなに幸せそうな泰麒に悲劇が起こること、お互い辛いけどわかりあえているからこそあえてそれを言わないこと、など今まで読んだことが頭に再度甦るという本作と互換しているのでそれが一層感動させてくれました。 物語も、もちろん面白いですが人物のいう台詞や考え方が自分でも自分の在り方を考えさせられてしまう程素晴らしいと思います。とくに「華胥の夢」はファンタジーというより現実を見ているような感じがして読めば自分の態度を改めようという気にさせてくれます。 | ||||
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華胥の幽夢はいくつかの短編から成っています。 そのなかのメインと思われる「華胥」に、 この小説を読んで以来私の大好きな言葉があります。 「責難非成事」 読んで字のごとく、責め立てることは正しいことを成すことではない、 という意味なのですが、この意味が実はとても深い。 この小説を読んで、ぜひこの言葉の深さを味わってみてください。 | ||||
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この先生は遅筆で有名だそうで、それでも我慢して待ってしまうわけですよ。それぐらい読む価値があるからなんです。 でも、遅いっ!いくら放置プレーに慣れたこの悲しい身でも、やっぱりはやく読みたいぞ、続きがっ!と、こう、ここ最近ふと思い出しちゃったんですよね〜。どうか、お願いだから放置したままは堪忍してぇと頼みたくなってしまう今日この頃。小野先生は今頃何をしているのでしょうか?こんなにファンを待たせても、それでも皆の期待は100パーセントを下らないという、この凄さ!そこら辺のねじれた作家よりも、今更純情ロマンス作家よりも、この作家さんは素晴らしいと思います。読んでいて楽しい、続きが読みたい、これが本の原点ですよね。夢中になる本に出合えてよかったと思っています。ああ、だから、はやく続きが読みたい!てゆうか、続きがある事を信じていたいです。それから景麒って妙に色っぽいと思ってしまうのは私だけでしょうか? | ||||
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小説でこれだけハマッた本はひっさびさです。 いやいや。面白い。はっと目が覚めます。ええ本です。 是非是非、世の中の人に読んでいただきたい一冊であります。 がっ! 続きでねぇ〜〜〜〜〜(T◇T) なんで、こんなに出ないんだぁー タイキはどうした!?タイ国はどうよ!? 柳が傾きかかっててその後は? 何回も読みつくしてます。ええ加減、台詞も覚えました。 楽しみに待っております。 | ||||
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この本は十二国記シリーズの短編集であり番外編です。なので、十二国記シリーズをまだ読んでない人には、残念ながらあまりおすすめできません。 しかし、この本には随所に人生の教訓とも言えることが書かれています。なので、一読の価値はあります。 なかでも、華胥に登場する砥尚の言葉には、おもわずはっとしてしまいます。 「責難は成事にあらず」⇒人を責め、非難することは、何かを成すことではない。責難することは容易いけれども、それは何かを正すことではない。 この言葉には、誰しもが深く考えさせられるでしょう。 ちなみに、華胥に登場している慎思は“風の万里 黎明の空”にも登場してきます。そこでも、深い言葉を数多く残しています。 “華胥の幽夢”や風の万里 黎明の空”に限らず、他の十二国記シリーズの本にも、素晴らしい言葉がちりばめられています。 なので、まだ読んでない人は、他の作品から読んでみてください。ハマりますよ。 | ||||
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小説を読んでいて「自分の論理」を変えさせられたのは初めてでした。 この作品「哲学書」としてもいけるかもしれません(笑) この本を読み「何かしら」の変化が誰にでもあると思います。 今までの自分の、物事の捉え方の稚拙さが恥ずかしく思います。 この作品を読み、人に優しくなりましょう(笑) | ||||
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4つの短編からなる作品です。気になるあの登場人物のストーリー、今まで出てこなかった国などがでてきておもしろいです。これは他の作品を読んでからでないと面白みにかけてしまうので、他の先に作品を読む事をお薦めします。逆に、他の作品を読んでからこの作品を読むと、おもしろさが倍増ですね。 | ||||
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楽俊ファンにはたまらないのが「書簡」。楽俊のキャンパスライフのお話です。憧れの延国でも辛いめに遭っている楽俊。でも陽子にはそのことは言わないでいる。同じく陽子も悩みを抱えながらも楽俊に言わずにいる。けれど実はお互いが順調に過ごしていないことに気付いていて二人の絆が微笑ましい。また、陽子とは違った楽俊の新しい友達との交流も面白い。 | ||||
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他の巻の後書きにも小野さん自身書かれてますが、大きくなりすぎた十二国の世界。増えすぎた登場人物… そんな十二国記の世界を小出しにしたものがこの短編集だと思います。 本編の方は大詰めにさしかかり2年ほど続きが出ていないようですが、ファンとしては気になる国、気になるキャラクター、それぞれいると思います。 特に、「書簡」を読んで、あの後楽俊はどうしているのかなー、と、気になっているのでありました。 ほんの一行書かれている言葉に、「これ、もしかして複線?」と、勘ぐってみたり。 この本を手始めに、小野さんには短編集ででもあふれ出した世界を私たちに届けて頂きたいと思います。 | ||||
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作品そのものはもはや皆様ご存知の通り、ご存知の評価。 それよりも絶品なのは、挿絵だな~。 泰麒を「だっこする」、驍宗。 他国へ赴いた、泰麒。 か・かわいすぎるっ!きゃあ~~。 そりゃあ、あの強面の武王もだっこしたくなるわなあ♪ | ||||
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やっぱり、十二国記シリーズは面白い! 短編小説があまり好きじゃないわたしでも楽しめました。 とくに華胥がお薦めです。 ミステリーとしても楽しめる作品だと思います。 よい国とはなんなのか? 国をよくしたいという一人一人の思いがすれ違い、最悪の結果を生んでしまう。 麒麟の王に対する思い。王の周囲の人たちの懊悩。とても切ない気分になります。 | ||||
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泰麒と驍宋・漣国の廉王・廉麟との触れ合いの話「冬栄」は、泰麒の愛らしさはもちろんですが、王・麒麟らしからぬ廉王・廉麟との載の人々とのやりとりが楽しい。幸せげなラストが、かえって暗い未来を暗示するようです。 「乗月」は、王が倒れた芳国のその後を描きます。芳王慕うがゆえにその転落を見かねて王を討った月渓の心情が胸をうちます。 「書簡」はアニメではおなじみ、陽子と楽俊の近況のやりとりです。お互い相手のつらい立場を思いやり、あえて心配しないよう背伸びをする様子は、陽子と楽俊の優しさが溢れています。 表題の「華胥」は、采王が良き国を望むが故の行為が、采麟を病んでいく様は痛々しく、采王の最期の決断は王としての責任の重さをひしひしと感じます。 「帰山」は、柳国を訪れた風漢ことお忍び延王尚隆と奏国の太子利広の登場です。尚隆と利広のやり取りが、各々の国を案じる心が感じられながらぶっきらぼうでユーモアに満ちてて、この中では一番好きな話です。 おなじみのキャラが満載なので、他のシリーズで読んでからの方がお勧め。私のお気に入りは利広です。なんといっても山田氏のイラストがいつもながら素敵です。イラストのために、ホワイトハートシリーズを買ってます。 | ||||
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この華胥の幽夢は十二国記シリーズ11冊目(だと思う)にして初の短編集!短編集か・・・などと馬鹿にしてはいけません。5つ収録されているわけですが、どれも面白く、色々な意味で勉強になります。 「冬栄」これは、即位後の戴国のお話。泰王驍宗のお勧めで、点対称に位置する、戴国から最も離れた国漣極国へ泰麒が赴きます。新婚さん顔負けの廉主従が見所です。「黄昏の岸 暁の天」を読んでからをお勧めします。 「乗月」今度は芳国のお話。峯王仲韃、諡列王を弑逆した恵州侯月渓。官吏たちは、月渓が仮王(仮の王)として次王登極まで玉座を預かるものだと思っていた。しかし月渓は、大逆という大罪がある身で玉座を汚すわけにはいかない、とこれを固辞する。そんな時、慶から使者が訪れる。「風の万里 黎明の空」を読んだあとをお勧めします。 「書簡」雁の大学生楽俊、そして慶国の主陽子。国境を越えた相手と、度々会ったり出来るはずもないこの二人。しかし陽子は、延王からいただいた、鸞(ラン)という言葉を運ぶ鳥を、楽俊との間でやり取りしていた。「月の影 影の海」を読み終わってからをお勧めします。 「華胥」才国は先の王、砥尚。何の落ち度もないはずの砥尚の朝は、采麟失道とともに、凄まじいほどの速さで崩れ始めた。しかしそれは、砥尚の咎ではなかったのだ・・・。 「帰山」2大王朝の太子と王が、柳国の現状について語る。劉王は、劉麒は、民は劉王の治世が末期であることを示している。120年の治世が、終わりを告げようとしている。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 是非一度手にとって見て下さい。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 是非一度手にとって見て下さい。 | ||||
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これは短編集として、とても楽しめる本でした。 十二国記を、実は7冊目位で読みやめていて、本編はもうついていけないかなと思いつつ手に取ったのですが、 幼い頃の泰麒の話、陽子と楽俊との交流など初期しか知らない方でも気楽に読むことが出来ますし、表題である 「華胥の幽夢(ゆめ)」は十二国記の世界を踏まえつつとはいえ、一遍の推理小説のようになっていてすんなり と話に入っていくことが出来ました。 また各所に十二国記らしい、「ただの空想世界の話ではない、重みを持った現実」みたいなものがあって、考え させられる事や言葉が読み終えた後にも残りました。 アニメのみの方でも割と読めるかもしれません。 | ||||
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十二国記シリーズの番外編みたいなもの。この本は単独で買うより、十二国記シリーズを読んでからのほうがいいです。 | ||||
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短編集のこの本。読み応え抜群です。特に「華薯」良かったです。 才国のお話ですが、先代の王のお話です。 なんの本だか忘れましたが、現在の才王が登極する前に楽舜だったかなー、「才王は子供亡くされている」らしいことを言っていたんです。 12国記の全てが1冊1冊に丁寧に記されており、円となっているんです。 伏線といったら大げさかもしれませんが、この言葉はアレにつながってるのねというのが本当に多いです。 なんでこんなに面白いでしょう。小野不由美さんに感謝します。次回楽しみです。 | ||||
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「冬栄」→6作目『黄昏の岸~』の前の泰麒の物語。驍宗と泰麒の、まるで《生き別れになって再会した父子》のように、近づきたいのだけれど、どう接すればいいのかわからないというたどたどしさがいいです。廉王も優しそうな感じで好感を持ちました。早く本編でも、泰麒に幸せになってもらいたいですね。 「乗月」→祥瓊の父王を殺した月渓の物語。芳国には国を導く者が必要だった。だが、皆に期待されている月渓にはそんな気はない。ある時、慶国から親書が届いた。そこには祥瓊からの文もあった……。 「書簡」→楽俊の元に鳥がやってきた。それは慶王であり、友人でもある陽子からの《文》だ。そして楽俊も、その鳥に近況報告を語りかける。でも、二人とも、つらいことなど口にしない。言わなくてもわかる。それは二人が親友だから……。 「華胥」→才国は滅びようとしていた。采麟失道。そのことの意味を、王の砥尚は、そしてそれを支えてきた人々はわかりかねていた。何が悪かったのか。どうすれば良いのか。そしてその答えは、失って初めてわかるのだった……。この短編集の中で一番痛い物語。他人を責めるということは、同時に重い責任を背負うということに気付かされました。 「帰山」→5作目の『図南の翼』に登場した宗王の次男・利広の物語。柳国にやってきた利広は、この国が今まさに滅びようとしていることを確信する。そして、思う。死なない王朝などありはしないと。では、いつか宗も滅びるのだろう。六百年も続いた宗も……。でも利広には想像などできなかった。いつも同じ顔ぶれで、いつも温く自分を迎えてくれて……。そしてたぶん自分は《変わらない》ということを確信するために旅に出るのだと……。ちなみに利広、例のあの方に会っています(笑)。 | ||||
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