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(短編集)
遠野物語
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遠野物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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京極氏の遠野物語を読みたかったので取り寄せました。不思議な内容でした。 | ||||
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現代語にして、並び替えた遠野物語です。 面白い展開とかはないです。 こうゆう話がありました。という内容です。 | ||||
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本屋店頭に置かれているのを見つけて、なんとなくタイトル買い。 この前にも何冊か「現代語訳」された遠野物語を読んだこともあり、京極夏彦の「訳」がどのようになっているのか、期待と不安を抱きつつ頁を繰った次第なのだけど。 ―――結論から言うと、タイトルの通り、「物語」と「小説」の違いについて、ものすごく考えさせられる良作だった。 解釈の仕方、捉え方にはもちろん 個人差が大きいのだろうけれど、原典ではさらっと流せる「怪異」の物語―――そんな不思議なことがあったんだ、という事実が、小説として語られるといきなり、理路整然とした「作品」としてとらえられるようになるのだ。 (だからよい、だから悪い、という話ではないので念のため) その理由は、文字として表記したときの、改行の入れかたや倒置法などの表現技法によるところが大きいように思われる。京極氏が普段からレイアウトに配慮しての執筆をされていることにも関係があるのだろう。 ともあれ、一番興味深かったのは、同じ話なのに「小説」として表現されるようになると、それだけで読ませるための表現技法やテクニックが目立つ―――そこに読み手は面白さを感じる―――というところだった。物語は小説とは違うのである。 また個人的に嬉しかったのは、ending。鹿踊りのくだりの訳文、注釈がとても読みやすく、なるほど、と納得のいくものばかりだった。 | ||||
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京極夏彦さんが、ある意味淡々と現代語訳された、それゆえ静謐で想像力を掻き立てられる遠野物語です。誰しもが幼いころに聞いたことがあるような物語(瓜子姫や雪女など)が、「ものがたり」という名前の通り語られるものとして生きていた世界が想像されます。 首都圏に住む人間にはなかなか難しいですが、しとしとと降る雨の中、あるいは街が寝静まった夜明け前にひっそりと読むことをお勧めします。そうでないと、短い一つ一つのお話の背景にある山川の自然とそれへの畏敬を、現代人の心からは十分に引き出せないように思えます。 実際に遠野に行って、読むと最高なんだろうな、と思った一冊です。電子書籍版もあるようですが、見返しにある当時と現代の遠野の地図も含めて、書籍として保持することをお勧めする一冊です。 | ||||
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柳田國男の名著を、京極夏彦が現代小説風に書き直してくれていて、とても読みやすく楽しい。聞き語りのショートショート集ともいえる体裁をもった本書は、ホラー、SF、ミステリ…、様々な小説の要素が混在している。 例えば、《ヤマハハがやって来て、娘を取って喰ってしまった。》と凄惨なスプラッターホラーのようであるかと思えば、《ヤマハハは娘の皮を剥いで被り、娘になりすまして―》とグロテスクな反面、「ありえね〜ッ!」と突っこみを入れたくなる、ハチャメチャなコメディとも読める展開になったりもする。寓話・童話の原点を見るようなものもあれば、エキセントリックな犯罪ドキュメントと読める話もあり、素晴らしくバラエティに富んでいる。 不可思議な怪異談に、超自然的な解釈をすれば怪奇小説、合理的な説明付けを試みればミステリ…。文学、民俗学、歴史学…、色んな視点から読みほどいてみようとするほど、想像や解釈がひろがり、そこに楽しみの重層が見いだせる。小説の原点ともいえる物語のエッセンスが凝縮されていて、読み進むほどに多面的な興味をそそられずにはいられない。 柳田國男と京極夏彦という二人の有名パティシエが、『語り』というものの原初から今日までに通じる、何層もの奥深い風味を焼きかさねた絶品ミルフィーユを、豊かな三時のお茶に味わうような満足の一冊であった。 | ||||
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柳田國男の『遠野物語』を、京極夏彦が現代風に書き直している。 東北の民話、民俗、怪異に興味が掻き立てられる。 土地に伝わっている伝承を、ただ淡々と書き記すというスタイルは、”不思議さ”というよりもむしろ、物語の背景にある”語られていないもの”や、象徴しているものが何であるのか・・など。かえって、興味がそそられてしまう。 座敷童子や、神隠しなど。民話は、世界で共通するような物語があるそうな。 | ||||
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