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(短編集)
遠野物語
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遠野物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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遠野物語の原文は、率直に言って現代の読者にとって読みやすいとは言えない。 作品世界の豊かさに辿り着く以前に、(私も含めて)挫折した人間も多いはずだ。 かといって、学者などによる現代語訳になると、味気ない代物も少なくない。 その意味で、自身が作家である京極夏彦のremixは、読みやすさと作品世界の豊穣さの両立に成功した、希有な例だと言える。 しかし、京極流に作品をアレンジしているのではなく、あくまでオリジナルの作品世界の再構築に徹している。 ただ、私は京極流にアレンジした作品を期待してkindle版を購入したので、少々期待外れだった点は否めない。 これが、立ち読みで内容を検討できない電子書籍の最大の欠点かもしれない。 京極夏彦ファンにはあまりおすすめはできないが、遠野物語を未読の読者にとっては、その豊穣な作品世界に触れる機会を提供する、最良の本、まさに遠野物語remixだと言えるだろう。 | ||||
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柳田國男の「遠野物語」も読んでますが、全然わかりにくいことはないと思います。 京極夏彦の新釈は、順番を入れ替えて、より分かりやすくしているようです。 しかし、順番を入れ替えている意味がイマイチよくわかりません。 特にそれについての解説もないし。 これはこれでいいとも思いますが、わざわざ読んでみるほどのこともなかったとも 思います。 しかし、一度読んでも内容を忘れていることも多いので、この本を読み直してみて、 改めて「遠野物語」の不思議さ、おもしろさを感じました。 だからこれだけ読み継がれているのでしょう。 | ||||
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期待してしまった分、ちょっとガッカリです。 もちろん、地域の口頭物語を文章にして記録として残すのは必要なんだと思いますが… 東北の地域性や人間性とかを事前に知っていたら、もっと楽しめたのかと思います | ||||
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今なら考えられないような、感覚がある。 人間の形をしていて悪いこともしていないのに異形のものという 理由でいきなり撃ち殺すしたり。娘もよく異形の人の形をした 妖怪もどきにさらわれるけれど、あの人たちは本当はなんだったんだろう。 | ||||
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柳田 國男が遠野在住の佐々木鏡石から聞いた話をまとめた『遠野物語』を、小説家・京極夏彦がリミックス(再構成・再加工)した新釈(「新しい解釈」の意)本。 聞いた話をなるたけ加工せず生のままで記した原著と異なり、こちらは補足や意訳をしてより「物語」らしくしている。そのため、原著より読み易い。だがより「物語」らしくなった分、『遠野物語』の【個性】はやや薄まった感はあった。 だから、これは原著未読の人向けだろう。まず読み易いこちらに目を通してもらってから、興味を持った人には原著を読んでもらう、という流れだ。 できればこの「remix」という作法が、古典作品へ手を伸ばす人を増やす一策として、広まって欲しいものだ。 | ||||
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柳田國男の原典は読んでいませんが、 非常に読みやすかったです。 民話って不条理の世界なんだよね~、と 改めて再認識させられた一冊。 遠野のカッパだけは顔が赤いというのも 新鮮でした。 ドイツのフィーメンニンと遠野の昔語りの婆の 印象がこうも違うのはなんでだろう・・・本当に 不思議です。 | ||||
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遠野物語から始まる小説かと思いきや、話を選んで並べ替えた遠野物語そのものだった…。遠野物語既読なら要らない。 とはいえ、擬古文を敬遠していた方々にとっては現代語訳はありがたかろう。いずれ読まねばと考えつつ、難しそうで無理と思っていた未読者向け。あるいは既読でも、大学時代にやったなーなどと懐かしむなどなら。 面白かったのは、柳田國男が書き間違えて記録した遠野物語の記述に合わせて実際の地名が変更されてしまうという妙な経緯をたどった場所を、しれっと柳田が元来の地名を記録したことにしている場面。どうやら京極夏彦は柳田國男を上書きする気らしい。こういう後世の研究成果を本文に取り込む工夫は他にもあるのかもしれず、ひょっとすると「原典より正しい遠野物語」なのかも。原典が間違っているといって修正するなんて、研究者には絶対できない行為で、だから、小説家がこれをやった意味は大いにあると言える。 | ||||
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現代語にして、並び替えた遠野物語です。 面白い展開とかはないです。 こうゆう話がありました。という内容です。 | ||||
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