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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
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他人と比べて優越感を感じることを生きがいとする女性のいやらしさと、相対的価値観にとらわれて大事なものを失う女性の悲しさ浅はかさの象徴が、イブママ。ブランド(子供の学校、旦那の容姿とステータス、身に着けるもの、暮らし等)をひけらかし優越感を感じることばかり考える。多分中味が空っぽだから、ブランドにこだわるのだろう。イブママが愛しているのは、ブランドやステータスのある子供や夫であり、ブランドやステータスがあることが条件だったことを、子供や夫が気付いた時には、上手く行かなくなるのは当然のことだし、上から目線の相当根性の悪い女だから、彼女が不幸せになるのは当然かなとも思う。 何かあると他人のせいにして、ずうずうしく自分の権利だけ主張する、甘えた頭の悪い専業主婦の象徴が、主人公の有紗。股を開き男を騙して妊娠したことで高級マンションに住むずうずうしさと、それを当たり前だと思うずうずうしさ、離婚経験という重大事項を言わないで再婚するずうずうしさと開き直りにはびっくり。だって前夫の下の長男、前夫に何かあったら引き取る義務があるんだよ。私が再婚相手だったら不信感で即刻縁を切りますよ。それを許すご両親、立派なのか、息子がダメ男だからと諦めているのか、どっちなんだろう。とにかく、こういう勘違い女は存在する。それを上手く描いていると思う。 女の社会のいやらしさが分からない方には、面白くもなんともない作品かも知れないが、相対的価値観で人と比べて自らを位置づける人の中で暮らしてきた私としては、よくかけていると思います。 | ||||
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outと他一冊読んだことがあります…outを読んだ頃は自分はまだ若く幼くて桐野夏生のストーリー、世界に衝撃を受けたのを覚えています。 ハピネスなんて軽い感じなのに…ママ友なんて帯に書かれている。 興味津々!!outを読んでからだいぶ歳をとり、いろんな経験をしたからか、あの頃よりスラスラ読めました。 女のめんどくさい部分、男のズルさ、夫婦のいざこざ、自分が現実に見てきたものばかり書かれていて私は再確認しました。 共感できない人はそれはそれで幸せなことだと思います。 | ||||
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ママ友の現状をリアルに描写した小説のように感じました。 現在幼稚園児の母としては他人ごとではなく興味深く一気に読めました。 | ||||
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著者の大ファンなので、面白く読んだ。 著者の優しさが、終末を ハッピイにしたのが、ちょっと残念。 現実はこうもハッピーにはいかない。 しかし、専業主婦にあこがれる女性が増加しているという事と、保育園が 足りない、人口が減少などなど世の中矛盾だらけ。 | ||||
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前作と比べておとなしい感じですが、いつの間にか引き込まれる魅力的な作品でした。 | ||||
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主人公の煮え切らなさ、グズグズした感じ、イライラしながらも連載中から楽しみに読んでいました。 良くも悪くも「女性ファッション誌らしい」軽さがあると思います。 なので、ずっしりとした読み応えを期待される方には物足りないでしょう。 不倫だのママ友内のカーストだの、誇張されてるとは思いますが、社会人として望まないのに付き合わなければならない人間関係に悩んだことがある方は、きっと共感できる部分があると思います。 追加されたラストもモヤモヤしましたが、この不公平さも現実によくありますよね…。 | ||||
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とても、最後は、どんでん返しで、面白かったです。 色々とあるものですね。 | ||||
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ママ友の話・・ 一人ひとりに 秘密があり 見栄が嘘を呼んでいく 若い妻・母の「心理」状況が面白い。 。 YOKOさんは、格好良さそうですね・・ ありさも魅力あるんでしょうね・・ いぶママ ・・・・ 桐野さんにしては、事件と言えないような事件ですが 一般家庭」にしては「大事件」で 人生を左右する事が 起こっていきます・・・ この後、どう暮らしていくのか・・・ 興味」がありますね。 。 。 | ||||
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有明のタマーマンションに住んでいるママ友たちの話。 住んでいるタワーによる微妙な格差。 そして、有紗と俊平の話。 美雨の話。 有紗の自立。 良い本でした。 最後の有紗の決断はすごい。 私だったら、100%ついていっちゃうだろうな。 | ||||
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面白かったです。 途中から結構ドロドロになってきて最後までこの勢いでいくか、と思いきや 着地はう〜ん、なるほど!とつい共感を覚えてしまう、そんな小説です。 自分がこれまでイメージしていた桐野夏生とはかなり違う感じですが、これはこれでよし、 という感じで最後まで楽しく読めました。 お勧めです。 | ||||
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桐野節またまた爆竹ってか爆発。 鋭利描写の爆音!だね。 テーマはママ友世界からのその皮剥がせば、人間間、コミュニティにおける、見栄や虚構、嘘や嫉妬・・・等等・・・ しかしフィナーレのあたりにあるのもやっぱ、隣の芝は青く見えるし・・・・勢いや今の絶対的な安泰なんて約束はどこにもなく、これは虚構、所詮小説世界なんて思うのも安易だと・・・ それこそワタシには関係無い、、、なんて平和ボケはしたくないね・・・ だから小説には意味がある。 小説を軽くみる人いるけど、それは違う。 結局、作品が良くても読み手の読解力、観察力が問われる気がする。 桐野さんのこの作品にも、頻繁に出る、一瞬、レイコンマ世界の感情を文字にし、それが強烈。 読んでいて苦しくもある・・・ 世の中が厳しいとあらためて実感させられる。読まなくても人生の厳しさ常に感じるけど・・・ しかししかし、桐野さんはほんととてつもない作家さんだといつも思う。 このテーマそのものはありがちであり、書き手次第では退屈で地味になる場合もある。しかし桐野節にかかればフック、ボディ、ボクシングで言うなら、ロープに詰めてコンビネーションぶち込み、また距離とり、そしてまた接近戦のコンビネーションって感じのテンポかな。 尊敬する作家さんの一人です。 | ||||
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あっさりし過ぎかな?と思いました。 もっと凄い展開があるかな?と期待していましたが、最後はやけに、あっさり。 でも一気に読んでしまいました。 | ||||
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不幸な女性が、強い意志を持って自分の未来を開いていくところに共感した。 | ||||
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うちにもチビちゃんいるのでどんどんハマりながら一気に読みました。 子育て世代の専業主婦には楽しめる本だと思います。 ただママ友にもいろいろで、こんな薄っぺらい付き合いだけでは無いよ(笑)と突っ込みたくなりました。 ま、東京のタワマンが設定だから、そこんとこは仕方ないとして。 以下ネタバレになりますが、個人的には、いぶパパが登場人物の中で最も最低な人だと思いました。 浮気女と別れないならタワマン売った金でいぶママといぶちゃんにもう少し良い暮らしをさせてやれば納得もしたのですが、自身もワンルームに住んでるようだしタワマン売った金はどうした?? それだけが疑問に残り後味悪かったです。 | ||||
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エンタテインメントとしてまず時代に即した面白さがある. 美しい表面をはぐと,予想外にもろい現実がある. まあここまで打算的な人間がいるかは別として,結末は有紗 が自立して子育てをするのかと期待したので,ちょっと甘いと 感じた.今の女性はもう少し自立していると信じたい. | ||||
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読み始めて、高級マンションのママ友の話であるとわかったとたん、多分予定調和的な物語であろうと、少し興醒めがしたが、好きな作者であるので、気を取り直して読み進んだ。 すると、さすが桐野夏生氏の作品であり、人物描写、エピソードの挿入の仕方、やはり上手いなと手を叩きたくなった。 しかし、読後に多少不満感が残ったのも事実である。 もちろん作品の程度が低いのではないが、これでもか、これでもか、と読者をのけぞらせ、へんな言い方をすれば怖いもの見たさで通ったホラー映画のような趣があるものが多い桐野氏の作品にしては、少し淡白すぎるきらいがあった。 | ||||
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華やかな東京出身のママたちにコンプレックスを抱き、夫に無視されることを嘆きながらも、タワマンに住み続ける主人公。 過去を隠したことは、「どうしても言えなかった」と言い張り、夫が悪いと断じ続ける。 東京にいたいという理由でデキ婚を企て、まんまと成功する。 月23万円もの家賃は、離婚が避けられないかもしれない主人公にはどう考えても贅沢なのに、なかなかそれに気づかない。 有紗は働くことになりますが、復縁してまた専業主婦に戻るのでしょう。 一見ハッピーエンドでも、有紗の嫌な感じがずっと読後にも残ったという点では、桐野作品らしく満足です。 有紗は傷つきやすいようでも、どうしようもなく鈍感で、周囲の人を不愉快にしている。 筆者はそういう人物を描きたかったのでは、とまで思いました。 「ハピネス」はあくまで有紗の視点でのハッピネス。 それにしても夫の両親たちの立派なこと。 とんでもない嫁を粘り強く説得し、夫婦の復縁を願っている。 いくら孫がかわいくても、過去を伏せていた有紗を許せるのでしょうか。 | ||||
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本書の主人公は岩見有紗は30代前半の女性。3歳の娘・花奈と2人で、東京都江東区のベイエリアのタワーマンションの29階に住んででいる。 夫・俊平はアメリカに行ったきり戻って来ていない。ただでさえ孤独な有紗は、タワーマンションの中空に住んでいるために余計に不安定な気持ちに置かれている。 有紗には、いぶママ、芽玖ママ、真恋ママ、美雨ママという4人ママ友がいる。だが彼女ら5人は決して対等なのではない。格上のベイウエスト・タワーに住むいぶママ、芽玖ママ、真恋ママの3人と、格下のベイイーストタワーに住む有紗、普通のマンションに住む美雨ママの間には目に見えない格差がある。またファッションの上でも、いぶママら3人と、有紗・美雨ママの間には差がある。有紗と美雨ママは、いぶママら3人からすれば、「公園要員」にすぎないのだ。 ある日、有紗は美雨ママから呑みに誘われ、そこで意外な事実を知らされる。そこからストーリーが展開していき、有紗の人に言えない過去が次第に明らかになっていく。 本書では、殺人・暴力などの犯罪は一切現れない。桐野さんの作品の中では穏やかな部類である。5人のママ友の間のプライドや優越感・劣等感、わが子に対する愛情、夫の実家に対する微妙な意識といった心理描写が物語のほとんどを占めているにもかかわらず、読み始めると止められないくらい面白かった。桐野さんの筆力のなせる業である。 また5人のママ友たちの人物の造形や行動も読んでいて納得がいくものだし、ママ友という独特な世界をうまく描いていると思う。 最近の桐野さんの作品は当たり外れが激しいように思うが、本作は当たりと言えると思う。 | ||||
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主人公は都心の高層マンションで子育て中の専業主婦。 おしゃれに気を使い、女の子ママとして「ちゃんと」やっているように見せるのに必死である。 タワマンのリーダー格のママ達に付いて行くことでアイデンティティを保っている。 しかし、自由な美雨ママと親しくなって秘密を打ち明けられた事で、何もかもが動き出して行く・・ おしゃれで子供の教育にも社交にも手を抜かないママのための雑誌「VERY」連載登場から興味深く読んでいました。 朝から晩まで仕事に子育てに活き活きと美しい40代がどのページにも溢れています。働くママは日々の予定を考え抜いたコーデでこなし、 お呼ばれには丸の内のエシレで買ったケーキを。 専業ママは手作りのインテリアで子供部屋を飾り、ホームパーティーで手料理を振舞う。 どちらもお小遣いや服を選ぶ時間はたっぷりあるみたいです。 そんなvery主婦と重ね合わせて読んでしまいました。 | ||||
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確かに、最近の桐野さんのは、あたりはずれがあるというか、outの頃とは違って、いろんな切り口を模索してるんではないかな? 桐野さんのは、ネットで買い漁り、レディコミの原作本まで遡って全部読んだけど、作風は変遷してるの明らかで、それも興味深くフォローしてます。 ハピネスは、やはり一日で読むくらい面白かった。なにかこう、次にまた一段と女性の心理に踏み込んだ、思い作品がでてきそうな予感も感じられたし。 おんなは辛いね。見栄、それから男へのヒステリーな感じはみんな同じなのかなと。 若い女の子は花そのもので、なんのどろどろもないように感じるけど、トウがたつ年齢になると性根がはっきりする。こわいよ。 そんな本、もっとかいてほしい。誰も丁寧にはかけてないからね。 | ||||
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