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終わりの感覚
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終わりの感覚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ゆっくり読んでみたい本でしたので、これから楽しみに読みます。 | ||||
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精緻な構成で進行していく。 プロットも品良く、部分的に特に輝く表現もあり、それでいて非常に読みやすかった。 ただ、サスペンスフルな誘導と登場する人々の心理描写がなんだか表面的なものに感じられて、それほど引き込まれない。 楽しみつつ一気に読めた割に、読後の印象が乏しかった。 ブッカー賞でなければ星を4つにしたと思う。 | ||||
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前半は学生時代、後半は老いたトニーが主人公。 「人生に残された時間が少なくなれば」で始まり、 時間を無駄に費やしたくない。節約した時間を整理整頓に使いたい。 物事をうまく運べているから、混乱と乱雑を避けたい。(旨) 本の中程で(p.83-84)、晩年の生き方の吐露をしています。 そしてラスト 「人生の終わりに近づくと」で始まり、 人にはしばしば立ち尽くす時間が与えられる。(略) 他に何か間違えたことはないか。(p.183) 100ページ中に、主人公の心境を変える事実が明かされていく展開ですが、 いろいろ違和感もあります。 日記と500ポンドを譲ろうとする女性は、自分が死ぬからトニーに残した。 残さざるを得ないものも明らかになります。 それはやっかいなものなのか。(明言していませんが) 確かに難しい。完璧な人生には合わない。 しかし死んで、後に託して逃げていく形は同じに感じます。 主人公に時間を与えない。 切れのあるどんでん返しも、知ってしまうと随分みな勝手。 勝手と勝手が合わさって大きな混沌になっている。 言葉がレイプ以上の刃物だったと知る物語です。 読んでいる最中『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(村上春樹)や 『人生、ブラボー』(映画)を思い出しました。 印象は違います。 | ||||
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話の筋自体は私には合わなかった。最後二回程ひっくり返すのだが、結末が感動的だとも芸術的だとも思えなかった。 しかしそれを補って余りある程に細部が巧い。 人物の行動や会話によって間接的に心情や思想を伝えることにおいてこの作者は天才的だと思った。 「真摯でないところがある」と言ったエイドリアンの言葉は「私たち」ではなく自分自身に対して言ったのではないかと読後思った。 | ||||
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ブッカー賞というから読みましたが、はっきり言って平凡な小説です。 主人公は全編を通じて記憶がどうのこうのと考えるのですが、その結論を全部ミステリ的な伏線回収に任せてしまう構成は雑とすらいえます。 しかし、これを読んで良いと感じたミステリファンの方々、是非ほかの文学作品にも手を伸ばしていただきたいです。 純文学の入口ということでいえば「終わりの感覚」は読みやすくてわかりやすく、良い小説です。 | ||||
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