イギリス人の患者
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| 外は綺麗でしたが、あちこち折り込み痕があり残念でした。 | ||||
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| 言葉が組み上がってゆく、男の…女の…思考と云う暗闇に堕ちてゆく、恋愛とは相手を変えようとする行為に過ぎないのだろうか?それが相手の人格や習慣を無視して自らを押し付けるならば、それはもう人種や文化を無視して他国を従えようとする戦争行為とどこが違うのだろうか?無邪気な子供のように愛は身勝手で良いのだろうか?物語ではヒロシマが白人と有色人種との間に幕を曳くが、それは身勝手の象徴であるのだろうか?核であろうがなかろうが戦争自体が、身勝手と云うには余りにも無分別で残酷な手段でしかないのに… | ||||
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| カズオ・イシグロが好きなのでシンプルにブッカー賞の最高傑作なのだろうと期待して購入。 まずイギリス人の患者の容態がよくわからない。ジョニーは戦場に行った、のジョニーのようかと思いきや、頭脳は明晰で両手は使えるらしい、それも読み進めることでやっとわかる。 どうも物語が進まない、我慢して読む、砂漠での登場人物がとにかくわかりにくい。”女”はともかく、”男”を無造作に使うのでだれを指しているのか伝わりにくい、かといって叙述トリックでもないようだ。 終盤にさしかかろうというころレビューを読むと、間違った印象ではなくそういう小説だったようだ。ミステリ的にイギリス人の患者の正体が分かってきて、伏線回収と意外な展開もありつつダイナミックに終盤へ、、、といった小説を期待していた私が間違っていた、全然違うタイプの小説なのだった。 残りは4分の1ぐらいだろうか、最後まで読み切りたいとも思うが、結局残りも詩的な文章なら読まなくても良かろう。次はもっとわかりやすいオチの小説を読もうと思う。 | ||||
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| 映画では白人だらけが活躍していて”あー、そう作らざるを得ないのか”と思いましたし、あれは誰がどう見てもイタリア人じゃないキャスト、”存在の耐えられない軽さ”からキャストされたのだと思う女子には辟易しましたが、原作ではスリランカ?<>イギリスとのやりとりに感じ入りました。ペイシャントの国籍(所属)がわからなくなるのも原作ならではかと。 | ||||
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| 映画『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)はアカデミー賞の作品賞をはじめ9部門を受賞している。僕はいまだに見ていないのだが、それどころかどうしても『シェルタリングスカイ』(1990)と混同してしまい、いつも坂本龍一の音楽が脳内をループする。 とまあ、それぐらい僕はこの作品に興味がない。じゃあなぜ原作を読もうという気になったのか。それは本屋で目につき、ブッカー賞受賞作ということと翻訳が土屋政雄氏であることを知ったからだ。実はカズオ・イシグロのように面白い文学作品ではないかと思った。 そんなことはなかった。甘かった。この作品を褒める際によく「詩的」「美しい」「陶酔」というような言葉が使われるが、それは英語を解する人にとってはそうなのだろう。例えば川端康成を日本語で読むのと英訳で読むのとでは違う、といった感覚に近いのかもしれない。 しかし英語圏の作品にしては珍しく原爆を取り上げた文学であることは意義があると思う(そのことで☆を2つにしておきたい)。でもまあブッカー賞だからといって、すべてが面白いとはいえないことはよくわかった。だいたいカズオ・イシグロが文学のくせに面白いのがいけないのだ。 | ||||
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