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ブラックライダー
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ブラックライダーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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暗くて、バイオレンス満載で、気色悪いのですが、独特な美学や潔癖さがあって、魅了されました。 | ||||
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ポストアポカリプス(?)ウエスタン・ダーク・ファンタジー(それともSF?)といえば・・・かのスティーヴン・キングの「暗黒の塔」シリーズが思い出される。 一巻目こそセルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタンの触発されたという荒廃としたアウトローさに痺れたが、もう二巻目から旅の友が現れ、西部劇の皮を被っただけのキング版「指輪物語」になってしまい期待したものとはかけ離れた物語になってしまった・・・。 この小説は「暗黒の塔」の雄大な時間的、空間的、ページ的スケールこそ、そこまでないが、「暗黒の塔」シリーズから得られなかったマカロニ・ウエスタン魂がここにはある。 | ||||
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この物語は世界が崩壊して、再生するまでを書いています。 舞台はアメリカ南部〜メキシコ。 六・一六により荒廃した世界では食料が乏しく、食人を是とすることで人々は生きながらえてきました。 そこに牛の遺伝子に人の遺伝子をミックスさせて新しい「牛」を生み出すイノベーションが起こり、徐々に食料不足は解消していきます。そして食人が禁止されていきます。 そんな過渡期のお話です。 「牛」のマルコ。 保安官のビック・バード。 ならず者5兄弟の三男ロミオ・レイン。 三人の視点で語られる物語は、最初それぞれに進行していきますが徐々に交差して一つの大きな「物語」を形作ります。その「物語」は、過渡期を過ぎより豊かで平和になった世界の人々の間で語られる「歴史」となります。 「歴史」という大きな物語、そしてその「歴史」で活躍したプレイヤーたちの苦悩・ロマンスといった小さな物語、両方を書ききった傑作だと思います。 | ||||
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海外SFに対する強烈な憧憬とそれに見合うだけの設定力、筆力がすごい。 読みやすくはないが、ちょっと面倒な小説が好きな人にはたまらないと思う。 翻訳調の言い回しやアメリカ南部・メキシコを舞台にとるあたりの徹底ぶりは感嘆に値するが、一方でせっかく母語で書いてるのだから日本語の良さもいかしたら…という気持ちがなくもない、がそれを差し引いても大作。 ポストアポカリプスの西部劇というだけで発想力のゆたかさがわかっていただけると思う。 簡単にひとは死ぬが、異形と過酷な環境のテーマの中にひとのありかたを問う作品でもある。 日本人でこれだけ書ける作家がいるということが非常にうれしい。 | ||||
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