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ブラックライダー



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ブラックライダーの評価: 4.06/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1~20 1/2ページ
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No.32:
(5pt)

コロナ前に書いたのがすごい

解説の大森望が熱すぎるが、私も「百年の孤独」「ザ・ロード」を連想しながら読んだ。私には「百年」は退屈極まりなかったが、本作は退屈さをみじんも感じさせなかった。この作者にはもともと国境の壁は低いが、それにしてもメキシコ~アメリカ深南部の舞台設定でこんな物語を書ける作家が日本にいるとは。刮目すべき驚愕の一冊!
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.31:
(5pt)

圧倒的なまでの迫力で描かれた「西部劇」+「風の谷のナウシカ」の世界。傑作。

文庫本も持っていますが、あまりの傑作ぶりに狂気驚愕し、単行本も買ってしまいました。
 単行本はページの周りが黒く炭色に染まり、まるで焼け残った伝説の書籍、といった趣があります。
 内容については文庫版でレビューでも書きましたが、とにかくパワフルです。
 日本の小説界からこれほどまでに凄まじいまでの傑作が誕生しようとは!
 ハリウッドがこの作品に気が付いたら絶対に映画化しないわけがない。
 世界観をイメージすると「西部劇」+「風の谷のナウシカ」といったところか。
 世界にはびこる致死率100%の寄生虫によるパンデミックにより、文明が退化したアメリカでの、銃と馬がものを言う賞金稼ぎの保安官と強盗団との追跡劇。
 荒廃した世界における人類の食を満たすため、牛と人間の遺伝子を掛け合わせが家畜が生み出される。
 そんな家畜の中に知性をもって生まれたマルコ。
 「お前は生きることで人類を救うことができる」
 そう教育され、自らの使命を求めてさまようマルコは、人類の救世主たりえるのか?
 彼の選んだ道は、人類全体を救うために人を殺す、つまり救済と迫害を同時に行う道だ。
 何が善で何が悪なのか?
 「全世界を敵に回してでも正しいことをしようとするのは狂人だけなのか」
 物語後半は、人類の未来をかけての怒涛の大戦争アクション。
 戦闘場面の描写は圧倒的迫力だ(村上龍の「五分後の世界」での戦闘シーンを彷彿)。
 痺れます。傑作。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.30:
(5pt)

名作だと思う。読者レベルを問う作品

読み手を選びますね。
読書慣れ、長編慣れしてない人には全く理解できないと思います。
私は絶賛します。「流」も良かったし「逃亡作法」も良かったけど、個人的にはこれが一番やられた感が強い作品。
「路傍」あたりから化け始めて覚醒した感じがします。
この作品を酷評してる人は「逃亡作法」あたりがちょうど良いレベルかも
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.29:
(2pt)

世界観のおもしろさで勝負している本。

東山彰良さんの本です。この作家さんははじめてですかね。
近未来の北中米。人々はカウボーイっぽい生活になっていて、人肉食をしていたりします。
どうやら「6・11」という事件があってから、人類はそういうふうになったようだ。
遺伝子操作で、牛に人間の遺伝子を組み込んで、より肉を多くとれるようにしたのだが、そのなかから、牛人間のようなあたらしい種がでてくる。
人に感染する蟲がはびこっていて、その蟲に感染して、各地で人間が死に絶えたりしているらしい。
牛人間の登場人物が、蟲の生態を調べたりして、救い主的な扱いになる。
はたして、この世界に救いはあるのか…?

なんか、群集劇っぽくて、特定の登場人物を楽しむような本じゃないですね。
「6・11」は、どうやら核戦争っぽいのですが、そういうのが明確に語られたりすることはありません。あくまで文中にそれっぽく匂わせるだけ。
現在の我々の技術は、一部は生き残っているけど、大多数は退化している、という感じです。
世界観が面白くて、それを楽しむ、という感じでしょうか。
未来なんだけど、過去のアメリカ西部開拓時代の世界なんですよね。
おそらく「二度読み、三度読み」をして楽しむ本なのだと思います。
一度で楽しめるようには思えません。
また、登場人物も多くて、名前が商品名だったりするので、ちょっとわかりづらいですね。
会話文が多用されていて、そこから情報を読み取る必要があるのですが、なんか「わかってんだろ」という感じの話し方ばかりで、わかりづらいです。
とりあえず、世界観のおもしろさで勝負する話ですね。
なんとなくですが矢作俊彦「あ・じゃ・ぱん!」を思い出しましたが、
ただ、あれみたく、会話文がクソ下手ではないので、そこが救いでしょうか。

とりあえず、まあまあ面白かったけど、突出しては面白くはないです。
結局、謎の数々も投げっぱなしだし。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.28:
(5pt)

憎しみの感情、破壊、崩壊、死・・全ては再生のために

愛と憎しみ、神と悪魔、生と死、破壊と再生・・全ての対立軸にあるものはよじれ、ねじれ、からみあいつつ再生へと向かう。愛するという事とは、憎しみの底にあるものとは、生きる事の意味を知る事によって死を受け入れる事が可能になる。
3つのパートのそれぞれの主人公が全く異なる人格を持ちながら、どこかで共鳴しあう。ウェスタンのような列車強盗や賞金稼ぎカウボーイも出てくるし、戦争シーンに中国の三国志や楚漢戦争の大陸的な大きさがあり、長編ながら疾走感あふれる文章で最後のページまであきずに読み進められる。

映画化されるならエンドロールは大地の雪を溶かして美しい白い花が一面に広がって風に揺れる場面にしてほしい。
大森望氏の解説がとても分かりやすかった。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.27:
(5pt)

全世界を敵に回してでも正しいことをしようとするのは狂人だけなのか

これぞ「傑作」!
 その世界観はまさにワールドワイド。
 よくぞ日本の小説界からこれほどまでに凄まじいまでの傑作が誕生しようとは!
 ハリウッドがこの作品に気が付いたら絶対に映画化しないわけがない。
 本書から私が受けた印象は、「西部劇」+「風の谷のナウシカ」。
 第一章は、地殻変動で文明が退化したアメリカでの、銃と馬がものを言う賞金稼ぎの保安官と強盗団との追跡劇。
 第二章は、荒廃した世界にはびこる致死率100%の寄生虫によるパンデミックと、救世主誕生の物語。
 第三章が、何が善で何が悪なのか?を問う、人類の未来をかけての大戦争アクション。
 
 人類の食を満たすために生み出された牛と人間の遺伝子を掛け合わせて作られた家畜の中に、知性をもって生まれた牛腹の子マルコ。
 後に救世主ジョアン・メロジーヤと呼ばれる彼は、師と仰ぐ人物から「お前は生きることで人類を救うことができる」と教育され、自らの使命を求めてさまよううちに、人類全体を救うために人を殺す、つまり救済と迫害を同時に行う道を選択する。
 彼は思う。
「全世界を敵に回してでも正しいことをしようとするのは狂人だけなのか」
 蟲の生まれた理由、自分が生まれた理由を求め、殺戮による救済を続ける彼。
 一時の安らぎ時には「愛とは孤独を甘く味わうための塩のようなものなのか」と思う。

 そんなジョアン・メロジーヤを神とみる側と悪魔とみる側との闘いが第三章で繰り広げられる。
 この第三章における戦闘場面の描写は圧倒的迫力で、村上龍の「五分後の世界」での戦闘シーンを彷彿させる。
 ひゃーあ、これは痺れます。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.26:
(5pt)

上編は苦戦した

上編は登場人物の多さや名前が入り込まず読みづらさがあったが、下編は面白さのあまり一気に読めてしまった。私にとって生きること、そして死ぬことの呆気なさが何度も入り込んできた、もう一度読みたい、読もうと思える作品でした。
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.25:
(5pt)

ミステリーというよりSF叙事詩

このミス3位から入った人の評価が低いのも理解できる
SFなので初期設定を受け入れられたら、グイグイ引き込まれる
読み終わった後に長い人生を終えたかのような充足感がある
梁山泊ファンなら楽しめると思う
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.24:
(5pt)

状態が良いです!

1度図書館で借りて読んでからファンになりました。手元に置いておきたい一冊です、いつか購入しようと思ってました。届くのが早かったです!
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.23:
(5pt)

5点満点の5万点!

やばいっ! 2017年風に言うと、まじ卍!(笑)
この先、この小説を超える作品に出会うことなど出来るのだろうか!?
衝撃の傑作!
読後の余韻まで強烈過ぎて、なかなか次に他の小説を読みたいとさえ思わせない!
他作品で直木賞受賞の「流」を軽く凌駕する!
「イッツ オンリー ロックンロール」もかなり良かったが、本作は異次元の作品!
抒情的でありつつも、疾走感があり、
スピリチュアルでありながら、饐えた臭いが漂うほど生々しい。
ファンタジーに溢れて、バイオレンス !
荒廃の中に、愛があり、
神々しくて、ドメスティック
つまり、
対極的な二律背反に、
独特の圧倒的な世界観があり、
映像的で音楽的!
あぁ、もしも米国の宝クジで300億円当たったら、全額この映画製作に使いたいっ!
という事で、映画となった際のサントラは
下記ミュージシャンの作品で!
・jon spencer blues explosion
・johnny cash
・john lorie
・cowboy junkies
・flying lotus
・Madlib
・大友良英
・funkadelic
・philip glass
・nick cave
・jet black crayon
・black rebel motorcycle club
・the chatham singers
・the rolling stones(60s)
・・・ete
本作、おこがましくも評価させていただくとすると、
5点満点の5万点!
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.22:
(5pt)

5点満点の5万点!

やばいっ! 2017年風に言うと、まじ卍!(笑)
この先、この小説を超える作品に出会うことなど出来るのだろうか!?
衝撃の傑作!
読後の余韻まで強烈過ぎて、なかなか次に他の小説を読みたいとさえ思わせない!
他作品で直木賞受賞の「流」を軽く凌駕する!
「イッツ オンリー ロックンロール」もかなり良かったが、本作は異次元の作品!
抒情的でありつつも、疾走感があり、
スピリチュアルでありながら、饐えた臭いが漂うほど生々しい。
ファンタジーに溢れ、バイオレンス満載 、
荒廃の中にある痛々しい程の愛、
つまり、二律背反の中に独特の圧倒的な世界観があり、映像的で音楽的!
あぁ、もしも米国の宝クジで300億円当たったら、全額この映画製作に使いたいっ!
という事で、映画となった際のサントラは
下記ミュージシャンの作品で!
・jon spencer blues explosion
・johnny cash
・john lorie
・cowboy junkies
・flying lotus
・Madlib
・大友良英
・funkadelic
・philip glass
・nick cave
・jet black crayon
・black rebel motorcycle club
・the chatham singers
・the rolling stones(60s)
・・・ete
本作、おこがましくも評価させていただくとすると、
5点満点の5万点!
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.21:
(5pt)

人を選ぶかもしれません

この人の作品は1作目から全部読んでます。大好きです。文章も昔よりもどんどん難解に、独特の言い回しがとても多いですが、そこが大好きです。
頻繁にジョークを入れてくるのですが、読み慣れてない人にはそれがジョークなのか分からないかもしれません。

今回のブラックライダー、おそらく戦争で荒廃してしまった近未来で、氷河期が訪れて海が凍ってしまっていたり、山が削れていたり、人間と牛を掛け合わせた食用の牛が人間を襲ったりと、他作品では見たことも、今までに想像もしたこともない壮大な世界観です。
その世界観に驚かされるのですが、まず先にも書いた文章力、また話しの流れ・テンポも本当によくて、かなりボリュームあるのですが、最後の最後まで無駄なところは1つもないなと思わされました。
とりあえず読む場合は、その文章やボリュームを毛嫌いしないで、最後まで読んでほしいです。
必ず最後の方はページを捲る指を止められなくなるはずです。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.20:
(3pt)

新たな始まりか,それとも再び終わるのか

バイオレンス,ナンセンス,グロテスク.およそ明るさとはほど遠い終末世界が描かれ,
何らかの天変地異が発生した後と思われる,二二〇〇年過ぎのアメリカが舞台となります.

ただ,その厄災(?)をはじめ,人を食べるという食糧事情や重要と思しき言葉など,
その世界や設定の説明はほとんどなく,終盤でようやく,それでもわずかしかないため,
宗教観を織り交ぜた話も併せて,なかなか理解が追い付かず中へと入っていきづらいです.
また,人物相関の掴みづらさや,翻訳作品のようなクセのある言い回しも好みが分かれそう.

ただ,極端な読みづらさまではなく,ロードムービーにもI部での追走劇であったり,
II部に入り時間や人を一変させながらも,I部の流れを引き継ぐ流れには興味を惹かれ,
少しずつですが,それぞれの繋がりや,謎だらけだった『事情』が浮かんでくる様子は,
その向かう先はまだ見えないものの,終わりか始まりか,世界の行く末に意識が向きます.
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.19:
(5pt)

読むミッシェルガンエレファント

面白かった。あまり深く考えず、ストーリーの勢いに任せて下巻まで読みました。レイン兄弟がとにかくカッコいいです。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.18:
(3pt)

北斗の拳のようなアウトローの世界

どれだけ人が殺されるのかと…。大災害で生き残った人々がサバイバルする物語。正確にはサバイバルというよりは、異形の生物(蟲)が人間を死に至らしめる恐怖と、人間が食べられる恐怖と、牛と人間の合の子ような知的生命体への怖れなど、さまざまな恐怖というか未知なるものとの戦いなどが描かれる。北斗の拳やマッドマックスのような世紀末を描いているよう。少し長いが見事なフィクションである。あまりにもたくさんの人々が簡単にかつ残酷に殺されていくが、途中から残虐シーンに慣れてしまった。本当は慣れちゃいけないんだろうけど。本作品の前日譚となる「罪の終わり」が出ているので、いつか読んでみようと思う。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.17:
(5pt)

ひとりよがりでワガママ

たしかにツッコミ所は沢山あるのかも知れないですがそれも自覚して上で自由に世界を創り上げているのが気持ち良い作品でした。
思春期の妄想を大人が本気でやるとこんな感じなになるのかも知れません。妄想遊びを楽しんでいる様子が伺えます。もちろん妄想なのでその妄想に共感出来ないと人の見た昨日の夢の話しを聞かされてい様な気持ちになるかも知れません。
思春期に沢山妄想を楽しんだかどうかで共感出来る出来ないが分かれる作品なのかも知れません。
ひとりよがりでワガママで理解を押し付け褒め言葉として自慰的な作品、私は妄想仲間として非常に共感出来ました。上から何かテーマを伝える事や啓発を促す事は全く無く「こんな事を考えたんだよ!」と純粋に伝えたい気持ちが逆に共感を感じました。楽しかったです。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.16:
(4pt)

外国物の小説に似ていた。

登場人物やストリーはまるで翻訳物の感じ。 独特の世界観があり。 核戦争などの大戦後の世界を描いている未来小説。 興味のある世界観であった。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.15:
(4pt)

少し変わったテイスト

まるで翻訳物のような感じがする小説であった。 未来社会の様子が描かれまるで映画をみているような感じがした。 異次元の世界の感じがとてもした。
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.14:
(4pt)

相関図を書きながら読み進めた

最初はかなり苦戦しました。 登場人物が多く、背景やストーリーの展開もつかめず、何度も戻って読み返しました。 これはマズいと途中で思い、ノートに背景と登場人物名、その人物が何をしたか、相関図、その人物が登場したページ数 などを書きながら読み進めました。 上巻を読み終えた時点で、もう一度頭から流し読みして、下巻へ移りました。 とても面白いです。 ハリウッドで映画化してほしいですね。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.13:
(1pt)

世界観

久しぶりに全く馴染めない本でした。 このミス3位という評価に騙された。 私はファンタジー小説が苦手だからかもしれない。 流はとても良い作品です。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515

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