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天帝のはしたなき果実
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天帝のはしたなき果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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どんなに眠れない夜でもこの本を読むとすぐに眠たくなります!不眠症の方におすすめです! | ||||
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主人公のナルシズムと、彼の結果論とはいえ友人へのやりすぎリベンジと、本筋とあんま関係ない要素での量的水増し(しかもナルシス系)。 本筋とあんま関係ない水増しは、別な作者の某館島にもあったけど、肩の力抜けてた館島に比べてこっちは若干慇懃無礼。 これだけの文書量書いた気力と体力は尊敬してます。 でも、なんていうか、性や青春やサディスティックらに絡む描写に、 安直さへの妥協を感じます。 いい意味でぶっ飛んでる箇所があっても、不人情さのせいで素直に感情移入できません。 メフィスト賞って不人情の免罪符ではないのでしょう? | ||||
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あくまでも個人的な感想。 非常にくだらない小説。 何となくドグラマグラを匂わせるが、微かに香るだけ。 ふんだんに装飾された文章から飾りを外せば単なる三文推理小説。 この小説が100冊あっても東野圭吾氏の小説一冊には及ばない。 まるでゴミ箱のような作品 | ||||
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昔、講談社版で読みました。改変はいらなかったんじゃないかな。傑作であることには変わりない。ちょっと小野不由美の東京異聞を思い出しました。 | ||||
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読者をバカ呼ばわりする職業作家を養ってやる必要はありません。直ちに絶版にして回収すべきです。 | ||||
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読者をバカ呼ばわりする職業作家を養ってやる必要はありません。直ちに絶版にして回収すべきです。 | ||||
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読みやすくなったと他の方が書いていますが、ノベルス版未読なので、そこは良く判りません。 で、感想なのですが、これは好きな人は好きなんだろうと。ただ本格を意識しているようですが、そこが話の主題ではありません。 作者が書きたいことを書いた結果、本格+青春+SFのような話になってますけど、ページもかなり分厚いですけど、ジャンルや長さをどうというよりは、残念ですが話が面白くないです。期待したぶん残念でした。 | ||||
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一応読破はしたものの、(私の頭では)ほとんど理解できず、敗北感のみ残り。 その意味では、三大奇書に挑戦した時とよく似ていました(今のところ、読破できたのは 「虚無への供物」だけ)。 奇書入りの条件は、文章が読みにくいこと? 主要な登場人物たちの区別が、最後までいまいちつかず、個性がつかめず。 後半に、正統派な本格ミステリが登場するのですが、すでに戦意喪失。 前半が伏線で、 ということはなく、後半だけでほぼ完結したミステリではあったようなのですが。 つくづく、自分の頭の悪さや根気のなさを思い知らされた作品でした。 | ||||
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私は、表紙の絵に惹かれこの本を購入しました。 簡単に中身の構成をいうと序章は100ページ以上 とても厚い本なので時間をかけすぎると飽きると思います。 また、いろいろな国の言葉が入っていたりカタカナのものを感じで書いたりしているのでルビがとても多く 読みにくいです。 読書が好きならば読み応えがあり おすすめしますが、嫌いな人はやめておいたほうがいいです また、内容は1巻完結なのでシリーズを全てそのえなくても大丈夫です。 おもしろさは、人それぞれですね。 私は、いろいろ考えることもでき面白いと思いました。 | ||||
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2007年にノベルズで刊行された第35回メフィスト賞受賞作の文庫化。通称を「新訳」というらしい。その名の通り、キャラクタとプロットの整理が行われ、読みやすさは格段に上がった。 とはいえ、筆者の持ち味である多言語でのルビや衒学趣味は健在なので、そこが合わない人はいるだろう。確かに万人向けとは言えない。しかし読み通したあと、それがたとえ悪口であれ、レビューを書いたりつぶやいたりせずにはいられないような、強烈な「癖」を持つ作品でもある。 なぜなら、まず、これらの表現上の特徴は、筆者の趣味や単なるキャラクタの書き分けのためではなく、物語の謎を解くための伏線として、必然的にそうなっているからだ。 そう、『果実』の特徴を一言で書くならば、非常にフェアでロジカルな小説であることにつきる。事件を解決するための要素は、なにげない会話の中に、情景描写の中に、時に文字の中に隠される。一読しただけでそのすべてに気づくことはほぼ不可能だろう。ミステリ小説の醍醐味である、気持ちよくだまされる快感、驚きをもってページを繰り直す楽しみは、先達の傑作に勝るとも劣らない。 さらに『果実』は、「探偵小説」の系譜に連なる物語でもある。 有栖川有栖。綾辻行人。島田荘司。笠井潔・・・。古野まほろに、彼らが作り上げてきた謎と美しい解決の世界への愛と尊敬があることは疑い得ない。その世界に属する物語を書こうと切望し、そしてそれに見事に成功したからこそ、『果実』は、切なく、ほろ苦く、かつ探偵小説の「作法」に乗っ取った、正々堂々とした小説に仕上がっているのだと思う。私はそこに惹き付けられて止まない。 だから。「新本格」の魅力を感じてきた方、触れてみたい方に、ぜひ『果実』をお勧めしたい。 学園ミステリ、青春小説として楽しむも良し。 元ネタを探しながら、筆者の趣味を探ってみるも良し。 伏線を丁寧に拾い集めながら、謎解きの歯ごたえを楽しむも良し。 善と悪、人間の相互理解について考察にふけるも良し。 『果実』は、非常に多層的な楽しみ方ができる「癖になる」作品だと言える。 (ただし、表紙のイラストについては、講談社ノベルズ版の方が好みでしたので、評価は☆4.5にしたかったです) | ||||
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勁草館高校の吹奏学部がアンサンブルコンテスト優勝に向けて練習している中、事件が発生する。 吹奏楽の練習の部分やまほろ達の日常生活を見ていると、青春というものはこんなにも胸が痛くなるものだろうかと感じ入ったり、登場人物がみんな個性的で各々の味を出しているのに魅力を感じる。 事件が発生するまでのページ数が結構な分量であるにもかかわらず、飽きのこない展開で事件までを読ませてくれる。 事件発生から解決までの推理合戦やルビ、多言語、衒学趣味は人によっては好みはわかれるであろうけれど、この小説の本質は探偵小説であるということに尽きると思う。 装飾過多で読みづらいという声をよく聞くけれど、この小説の本質は探偵小説であり青春劇であるということ、その本質さえつかんでしまえば、多少の装飾に惑わされることなく、すらすらと読みいることが可能である 魅力的なキャラクタたちが織り成す先の見えない展開に胸を熱くされ、700ページオーバーの分量を感じさせない傑作だと思います | ||||
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ひとたび世界に没入すれば。二度と抜け出せない、それは本格の楽園で。 当該小説を求める人には、生涯かけがえのない出逢いが待っている。 「独特のリズム」は必ずしも「読みにくさ」と同義ではない。慣れれば薬物のような劇的効果に変貌する。 古今東西の言語と知識、執拗なまでのルビを駆使して描かれた、立派に過ぎる青春ミステリの新機軸。 洒脱な遊び心に満ちた饒舌さとは裏腹に、そこには揺るぎない堅牢な論理の砦が待ち構える。 「本格探偵小説の正統なる後継者」の覚悟と責務。孤軍奮闘の著者の後ろに道は続いている。 ある人物の弔い合戦。コンサートにかける、まほろたちの想いには胸を焦がされた。 かつて久生十蘭や中井英夫の創出した幻惑のノスタルジー。 かつて有栖川有栖が語った切なすぎる青春のノスタルジー。 衒学と青春。カフェオレのミルクのように溶け合った両者は、無二の世界を現出する。 探偵小説にココロを捧げた親愛なる皆々様。 どうか。古野まほろという真物に触れてみて欲しい。 ヒトとヒトとは分かり合えない。だからこそ、言葉は力と熱を帯びる。 俗世のまがい物に辟易した、あなたとなら。きっと、分かり合える気がしてならない。 | ||||
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デビューした講談社から出した著作はすべて絶版になってたり、ガキンチョの書いたラノベに盗作されて激おこ(死語)したりと、とにかく話題の尽きない東京大学法学部卒業の新本格推理小説作家先生の初作。著者紹介に「第35回メフィスト賞受賞作」の一文がないのに、「宇山日出臣サマ(メフィスト賞を創設した編集者)にほめられた最後の天才なんですっ!」とあるのはどういう腹づもりか。 作品舞台は大日本帝国が存続している架空の1990年。ってなだけで、トリックのためだけに作られる使い捨てられるファンタジ~な世界観を構築するミステリが横行している現在、新味はないから食傷気味。「推理小説はメルヘンである」と喝破したのは天城一だが、その天城先生も泣きそうな驚天動地のラストは、メルヘンどころかもはやエロゲーです。 なぜなら。 著者と同じ名前を持つ主人公は不細工であるはずなのに、男女問わずモテまくるのだから超キモイ。加えて登場人物は美男美女だらけ。しかも全員主人公の攻略対象なのだから恐れ入る。自己愛べったりの修飾過剰な文章に付き合わされる浅学非才な一般読者の気持ち、少しは慮ってください。分量を1/4に減らしてください。この悲痛な思いは作者に届かないのか。 さらに。 横文字が並ぶ衒学趣味横溢の『唐沢俊一のトンデモ一行知識』くらい無内容な会話は流し読み可能だが、冬のアラスカ並にお寒いロートル☆ヲタク専用ギャグ&興味が寸毫も湧かない楽屋ネタの連打で。僕は身も心も凍りつき。ページを繰る手が自然と重くなりました。 結論。 作者と同程度にハイソでセレブ(W死語)な方々には、青春の甘酸っぱい思い出をくすぐられる感触がほほえましく感じられるのかもしれませんが、無知な大衆には無用の長物ですWACK。 | ||||
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他のレビューなどでも言及されているが、確かにこのデビュー作におけるルビやフォントの使い方、無秩序に挿入された衒学趣味的なネタはまるで玩具箱をひっくり返したかのようにまとまりがなく、荒削りである。荒削りではあるが、そこには作者も自覚的であり、だから『天帝のはしたなき果実』は大幅な設定の変更や改稿を経て、新約『果実』として再び天帝に差し出されることとなったのだ。この旧約『果実』がお気に召さなかった方は新約のほうも是非読んでみて欲しい。 さて、話が新約のほうに逸れてしまったが、本題はこの旧約『果実』である。荒削りであるだけに、むしろ作者の本質などよく現れているように思う。独特の世界観。キャラクター小説的な、ややエキセントリックに描かれている人物造形。エンタメミステリ的な、外連味のある推理の魅せ方。伝統芸的な探偵小説への意識。論理への執着。セカイ系的青春劇。幻想。SF。オマージュなど、枚挙に暇はない。先ほど「玩具箱をひっくり返したかのようにまとまりがない」と述べたが、おそらく旧約『果実』愛好者たちは「そこがいい」と答えるのだろう。減点要素も多い、というのが、評者たちがこの作品を手放しで評価することを躊躇ってしまいがちであることの理由なのではないか。しかし個人的には、この作品から少なくとも著者のポテンシャルを感じられないようなら、評価などやめてしまえ、というようなことを思ったりもする。点数や偏差値で評価することの難しい作品ではあるが、あえて言うなら、この作品は僕にとっての紛れもない傑作である。 | ||||
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読みにくさは200ページほどで慣れました。 そこまで読まないと駄目だというのは問題ですが、それからあとは世界観に没入できます。 ルビの煩雑さや多言語の混在などにどうしても目がいてしまいます。 しかし、これは立派な青春ミステリです。 ある人物の弔い合戦となるコンサートにかける、まほろたちの想いには胸を焦がされます。 癖のある探偵小説を希求している方にぜひとも最後まで読んでいただきたいです。 | ||||
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1.これだけの長編推理小説で登場人物も多いのに、登場人物リストがない。そのわりに各人物像がベテラン作家のように上手でないので、登場人物の区別がよく分からない。新人作家なので登場人物リストをのせるべし。2.他の方のレビューにもありましたが、やたらに漢字多すぎ、ルビふりすぎ。作者の頭のよさを披露したいのかもしれませんが、辞書を片手に調べながら書いているのがミエミエ。本当に頭のよい人は無駄に漢字を使用しません。しかもペダンチックな雰囲気が出ていない。ただの漢字の羅列。ヴァン・ダインやホームズの薀蓄とはちがい、意味を成さない。はっきり言って疲れた。3.推理小説としてみるとよい作品ですが、登場人物たちの会話が現実離れしすぎ。東大生でもこんなことしゃべりませんよ。もう少し肩の荷を降ろして書かないと、インテリ層から逆に見放されます。 | ||||
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あまりに酷いため、何度も読むのを断念しかけましたが、酷すぎたので後学の為に読みきりました。ライトノベルで出してくれたなら、無駄な時間を割くことも無かったのにと残念でなりません。たしかに「供物」を意識されているのでしょうが、これ出版してもいいんですか? | ||||
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今迄で一番の馬鹿小説。圧倒的過ぎる情報量といい、キャラクタといい、文体といい、やりすぎですよ。萌え要素まで投入するとかどうゆうことだよ。 だがそれがいい。 | ||||
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いわゆるミステリ読みではない者のレビューです。 他の方も書かれているように文体や言い回しが独特で、慣れるまで少々時間がかかりました。慣れてしまえば言葉遊びなど90年代の小劇場演劇の雰囲気に近いものが感じられ、トリップしたような感覚がなかなか楽しかったです。 謎はちゃんと解読されるのですが、最後の最後で置いてきぼりを食らってしまったきらいがあり、若干消化不良気味です。 雰囲気が楽しめたので個人的には星4つ。一般的なミステリをご希望の方には装飾が過剰でしょうし、文体や雰囲気の好き嫌いがはっきり分かれるであろうこと、等身大の青春小説をお望みの方にはお勧めしにくいこと、この3点から「おすすめ」としては星二つ減らしました。 | ||||
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今は英語のままで意味の通じる言葉が逐一和訳してあって正直読みづらかったです。 雰囲気は出てたと思いますけど…。 物語としてはそこまでつまらなくはなかったですけど、主人公の性格はかなりひどいですね。 | ||||
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