外田警部、カシオペアに乗る
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外田警部、カシオペアに乗るの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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倒叙ミステリにして鉄道ミステリ。実予弁のとぼけたような口調とねちっこいほどに緻密なロジックが特徴的。個人的ベストは「外田警部、のぞみ号に乗る」です。 | ||||
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この小説はコロンボの熱烈なファンで、しかも落語を聞き慣れていなければわからない「クスグリ」が点在しています。文体は非常に変わっており、嫌いな人も多いでしょう。私もそんなに好きではないけど、とにかくコロンボへのオマージュとしていい小説でした。また落語を「知っていることを前提とした」のクスグリは、「わからない子はおいていくよ、義務教育じゃないねんから」というテント(数年前に交通事故で死んだピン芸人。いい芸人でした)のノリで、僕は好きです。倒叙形式としてはなかなかの出来です。 | ||||
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文章が読みづらくストーリーも引き込まれない。第1話だけ何とか読んだがそれ以降は読む気がしない。 | ||||
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メフィスト賞作家の古野氏による刑事コロンボ直系のキャラが活躍する倒叙もの短編集。 列車が全ての短編でモチーフになっているが、事件自体は列車と直結しているということではない。 刑事コロンボを文中で匂わしたりと確信犯的にコロンボの古野版を目指した作品。 決めてとなる落ちはややまだるっこしくてバシっと決まらない感もあるが、倒叙作品としてそこそこの出来である。 最後のエピソードは将棋の名人戦が舞台でネタが封じ手とこれは古畑の第一シーズンの汚れた王将を意識しているのであろう。 | ||||
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古野まほろは、『天帝のはしたなき果実』を開始6ページ目で読むのをやめてから、二度目の体験でした。 帯の『こがいなミステリ、いかがでござんしょ』という文句がなぜか気に入り、購入。表題作の出来が素晴らしかったです。密室に、アリバイに、そして細い糸をたぐる様な推理と、どうしても言い逃れのきかない決定的な証拠。犯人を罠にかけるのも、ギリギリフェアで(アウトかなとも思いますが)そして、犯人と外田警部の最後の会話も気が利いています。 2話目と3話目はいまいちでした。やってること(推理、論理)はけっこうすごいのに、なにかしっくりきません。歯車がかみ合わない感じです。 しかし、4話目がまたいい出来です!将棋が好きなので、世界観に入って楽しめました。犯人の、ほんの僅かなミスを指摘して追い詰めていく、この理詰めの感覚が素晴らしく心地いいです。そしてクライマックスでは、「あれ?外田警部、キャラ違ってない?」と思わせておいて、それすらも伏線とは!いやあ、驚きました。良質な本格ミステリってたまにこういうサプライズがあるからやめられませんね。 『天帝のはしたなき果実』…もう一度チャレンジしてみようかな…。 | ||||
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伊予弁ばりばりの愛媛県警警部、外田保丞(そとだやすすけ)の鉄道ミステリ。 ・・・舞台は鉄道ですが、時刻表トリックばかりじゃありません。 スタイルは倒叙法。ですから最初に犯人は分かってしまいます。 私たちが解くべきは「犯人のミスは何か?」と言う問題です。 刑事コロンボとの共通点はそこにあります。 古野まほろの他作品とは作風が少し異なり、大人ばかりが登場します。 かといって警察小説というわけでもなく、エンタテインメント性は高めです。 冗談も多め。外田警部の行動に、「それ聞くんかい!!」と突っ込み入れつつ、わりと気軽に読めます。 でも、それが伏線になってたりするんで、侮れません。 食いしんぼで粘着質でちょっと意地悪。でも、犯人に対する「愛」もある。そんなおじさん警部の活躍が楽しめます。 (あ、表紙の容姿はちょっとイメージ違います。もうちょっと小汚い感じです) | ||||
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