探偵小説のためのエチュード「水剋火」
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同じ作者の天帝のはしたなき果実はかなり合わなかったんですが、 自分があれに感じた不満は、ほぼ軒並み改善されてました。 ・天帝は異常に長い印象でしたが、これはほどよい尺 ・天帝の主人公ほど本作主人公は、 特定の他者達を過剰断罪しない(天帝主人公のそれも結果論的側面は強かった。ただKに対しあの時は復讐心があった事、それ自体はされた分と言え、結果論とはいえKの彼女を不幸にしすぎ) ・上に伴い、例え、敵対的存在であっても、本作主人公は、少なくとも相手の逆説的被害者性に応じたフォローは、 天帝よりできてるので、 結果読後の後味は天帝と一線画す (主人公の人間性からくる、犯人的存在へのフォローによる、ハッピーエンド感) あと、 ・一部に百合要素あり(ここは頗る個人的理由。この点は天帝と比べどうとかでなく、個人的ボーナス点) 以上の理由により、 天帝と比べるとはるかに印象いいです。 古野氏のラノベは天帝一作目と本作シリーズ一作目の二冊読みましたが、 前者は私的に納得いかんのですが、 これは普通によかったです。 ただ一部の文体に変なクセを感じるというか、演出かもですが。 これは発売時期考慮すると、ラノベミステリとしては、力作かもですね。 (10年以上前に読んだので内容は大分忘れてますが) | ||||
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一応、警告しておきます。 今までにないほど、文章のくせが強すぎます。 一応それなりにいろいろな本を読んだと自負していますが ここまで強烈なのはなかなか当たってきません。 おそらく序盤の無駄にテンションが高く まるで他言語でも読んでるんでね?と思う文章に辟易させられることでしょう。 それを越えてくればまあ落ち着いては来るのですが。 ある心に闇を抱えた少女が都会から田舎へと転校してきます。 しかし、転校先でも彼女は炎が絡む事故に巻き込まれるのです。 読者はおいていかれる形の作品です。 ただし、事件の終わりに出てくるある一幕には 感じるものはあるでしょう。 でも差し引いても、きつく感じる作品です。 | ||||
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実予南高校の部室棟が突如爆発し、その直後、五十 メートル以上離れた校舎の四階から、生徒が転落した。 爆発したのが新聞部の部室で、転落した生徒が新聞部員であったことから、 二つの事件に、何らかの繋がりがあるのではないかとも考えられたが……。 本作のミステリ部分の仕掛けは、ある特殊技能と物理トリックによるもの。 物理トリックに関しては、一般性の薄い知識が必要とされますが、 読者を納得させるための伏線は、一応、きちんと張られています。 また、タイトルの「水剋火」は、「水」にまつわる事柄が、事件の謎を究明するうえで 重要な手がかりとなっていることを暗示したものです(転落した生徒が居た教室の 教卓に置かれていた水差しが教壇と生徒の最前列机のあいだに落ちていたことや、 その教室の黒板の縁に掛けられていた布巾が、わずかに濡れていたことなど)。 ラノベ的人物造形(探偵役は美少女陰陽師。ヒロインは貧乳を馬鹿にされると、瞬間的に、 べらんめえ口調になり、人格が変わる)が施され、装飾的なペダントリーやガンダムネタが 無駄に投入されたかと思えば、唐突にヒロインのぶっ飛んだ妄想独白文体が発動したりと、 いかにも、中二病的というか、要するにオタクテイストな作品ではありますが、そうした設定 やガジェットが醸しだす雰囲気を煙幕にすることで、現代における犯人当て小説を、意外と マジメに模索した意欲作、でもあるはずです……たぶんw | ||||
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正気を疑うような文体は、この作品でも健在。 作者の「天帝シリーズ」とのリンクや、自称美少女陰陽師の正体に気付くと、 180%増しで楽しめます。 西尾維新のようなぶっとんだキャラクター群像が好き&作品自体がリンクしてるのが好き! そんな人には、絶対おすすめな1冊ぞなもし。 | ||||
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古野まほろのファンだが、これはどうにもノらない。 ひたすら、読むしんどさが付きまとってくる。 天帝シリーズのような、一種の酔っ払うような異様な吸引力はない。 『ぞなもし』だかなんだかわからないが、方言が入り混じっていて理解できなかったり。 正直、最後だけ読んで理解したので(最悪の形だが)もう良しとしようか、とさえ思う。 これは……、しんどい。アクが強すぎるのも考え物だと思った。 | ||||
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