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天帝のはしたなき果実
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天帝のはしたなき果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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ご存知、メフィスト賞受賞作です。 新本格推理小説と考えればよく出来ている作品です。 新書ですが二段組ではありません――でも厚いです。 しかし京極夏彦ほどのパワーはないかもしれません。 内容はライトノベルに近いです。 まあ、しかし濡れ場もありますからね。どうなんでしょう。 | ||||
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京極夏彦ばりの厚さに心惹かれて購入したことが敗因でしょうか。日本語につく他言語ルビはあまりにも数が多く見た目にウザい。長野まゆみも一時代前そのような表現をしていたが、それが効果的であり得るのは美意識の裏打ちが必要なのだと痛感。あとフォント変えるのも多すぎ、ごたごたして強調の意図が不明瞭になるばかり。何がしたいのやら。総じてウザい。無意味かつテンポの可笑しな会話文、幼稚な擬態語(?)、地の文は酩酊してるかのごとき、自家中毒の一人芝居。衒学的との評価もあるが、京極やヴァン・ダインにひき比べるまでもなく、登場人物に属性を付加するというより単なる羅列。空転というより他にない。絢爛?豪華?あるだけのブランド品と貴金属で飾り立てたおばちゃんみたいです。一般にそういうのは垢抜けないとか悪趣味とかいいませんか?そしてプロットも。トンデモなカラクリがでてきます。これ、ミステリーですか?自分の本年上半期最大の駄作です。いや、読書歴上最大かもな。あるならば本のラズベリー賞を進呈したい。 | ||||
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カバーの見返しに開幕鈴として「本格劇であること、青春劇であること、幻想劇であること」等と記されています。 これは言うまでもなく筆者からの宣言であり、本作品はその宣言の要素をどれも平均点以上のレベルで満たしていると思います。 鼻につくほどのペダンチックな表現は受け容れられる人は多くないでしょうがまあまあ良くできています。 ただし複数の要素をひとつの作品にまとめる必要性、メリットがどれほどかは疑問です。ひとつの丼に盛り込むことで 相乗効果を期待したのかもしれませんが、逆に打ち消しあったり冗長さを引き出したりとネガティブな影響も若干感じられました。 非常に盛りだくさんなので受け止める側も十分な時間と心の準備が必要です。(私は国際線の機内で読みました) 第一作記念としてケレンミたっぷりのてんこ盛りも許されるかもしれません。 筆力がある方ですので2作めは要素を絞り込んだすっきりとした企画構成で書かれることを期待します。 筆者の気合、意気込みとページ数を受け止められる方はどうぞ。 | ||||
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冒頭からあふれ出すカタカナ言葉と当て字に、多くの場合とまどい、たじろいでしまいそうになりますが、これは東野圭吾「超・殺人事件」中の短編「超理系殺人事件」の文系版のようなものです。全て無理をして理解しなくても話の大筋はつかめます。 その上で、この雰囲気を楽しんで分かる部分にほくそ笑むもよし、純粋に謎解きに挑戦し「読者への挑戦」を待ち構えるもよしと、好きな読み方ができる出来になっていると思います。今までのメフィスト賞を見てくれば、充分水準以上の作品です。 | ||||
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題名にひかれて購入しました。 感想としましては、ルビが多くてとても読みずらかったです。それと、登場人物たちの交わす会話の内容が難しくて、正直わけがわからなかったです。謎解きやトリック事態はおもしろかったのですがラストがやたら壮大で、読み終わったあとどっと疲れてしまいました。この凝った世界観と、多岐にわたる蘊蓄が楽しめるのならば大変おもしろいのだとおもいますが、私はどうもストーリーから置き去りにされている気分になってしまいあまり楽しんで読める本ではなかったです。 | ||||
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知識を詰めれば良いというものではない。 とにかく無駄が多くまとまりのない小説。 子供が、覚えたものをとりあえず使ってみたくなる、そんな幼い感覚を感じる。 まだまだ、発展途上もいいところ。 | ||||
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とにかく文体が個性的です。あらゆる言語のルビがカタカナでふられ、過剰に華麗で、饒舌で、衒学趣味。音楽や美術に詳しくなく、二ヶ国語以上をしゃべれない人間は、作中にひとりもでてきません。独特の美学に貫かれた世界が築かれています。読んでいて酔いしれます。キャラクタノベルとしても秀逸です。 ガンダムネタなど、オタク的、パロディ的なお遊びも随所に含まれています。岸部露伴が実在するまんが家として描かれているのと、菊地秀行ネタがでてきたときは感動しました。 部活ものの学園小説と思っていた内容が、主人公たちの推理合戦に雪崩れこみ、そして終盤でいっきに宇宙的なスケールへと拡大する。この圧倒的な展開には眩暈がおきました。凄く迫力のある一冊です。 | ||||
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個人的にははっきり言って微妙… ミステリとしては面白いと思うのだが、文体が独特すぎてついていけなかった ラストもよく分からない展開になってしまい、ん?と思ったこともしばしばだった あと、青春小説と謳っているが、あまり『青春』とは関係ないと思う 青春小説が苦手ということで敬遠している人は気にせず読めるのではと感じた しかし、京極夏彦などが好きな人は楽しく読めると思う 文体は似ているし、情報量も多いので しかし、自分には少し合わないと思ったので☆二つで | ||||
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