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(短編集)
黒後家蜘蛛の会1
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黒後家蜘蛛の会1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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アイザック・アシモフといえば、SF作家とはいえ、多彩な才能で大活躍した巨人だ。これは、その中で、SFではなく、純粋なミステリー小説として書かれたものだ。それも、安楽椅子探偵もの。(ヘンリーは椅子には座っていないが。)純粋ミステリーはあまり沢山読んでいないので、これがどのくらいの位置にあるのかはわからない。しかし、最終的に謎解きをするヘンリーを描くために、黒後家蜘蛛の会のメンバーがそれぞれの推理や考えを出さなければならないわけで、それだけでもかなりのレベルではないだろうか?個人的には最初の話が好きだが、これは個人個人の好みだろう。 | ||||
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アイザック・アシモフといえば、SF作家とはいえ、多彩な才能で大活躍した巨人だ。 これは、その中で、SFではなく、純粋なミステリー小説として書かれたものだ。 それも、安楽椅子探偵もの。(ヘンリーは椅子には座っていないが。) 純粋ミステリーはあまり沢山読んでいないので、これがどのくらいの位置にあるのかはわからない。しかし、最終的に謎解きをするヘンリーを描くために、黒後家蜘蛛の会のメンバーがそれぞれの推理や考えを出さなければならないわけで、それだけでもかなりのレベルではないだろうか? 個人的には最初の話が好きだが、これは個人個人の好みだろう。 | ||||
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様々な職業の6人の人物からなる黒後家蜘蛛の会。例会ではなぜかいつも何らかの謎が提示され、皆が様々な議論をしますが、いつも最終的に謎を解くのは6人の中の誰でもなく給仕のヘンリー。 6人のメンバーの軽妙な会話、そして、ヘンリーの控えめな様子が素晴らしい雰囲気をかもしだしています。 短編集なのでそれぞれの話は短く、また出てくる謎もシンプルなので、とても読みやすくなっています。暇な時に1,2話読むのがおすすめです。 | ||||
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化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人によって構成される “黒後家蜘蛛の会(ブラックウィドワーズ)” 毎回ゲストを招いて開かれるその会合では、ささやかな謎が提供され、 全員が安楽椅子探偵としてその謎に挑戦する。 でもいつも正解を出すのは給仕のヘンリー。 ヘンリーのイメージに、森博嗣さん“S&Mシリーズ”の西之園家の執事、諏訪野さんを思いました。 短編でたまに活躍する姿がダブってみえます。 作品は1つ1つがとても短く、謎解きもシンプルなのでサクサク読めちゃいます。 寝る前のひと時や、移動中にもぴったり。 自分でも問題を解決しながら読んでいくと、ドリルを解いてるみたいな感覚でとてもおもしろいです! | ||||
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化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人によって構成される “黒後家蜘蛛の会(ブラックウィドワーズ)” 毎回ゲストを招いて開かれるその会合では、ささやかな謎が提供され、 全員が安楽椅子探偵としてその謎に挑戦する。 でもいつも正解を出すのは給仕のヘンリー。 ヘンリーのイメージに、森博嗣さん“S&Mシリーズ”の西之園家の執事、諏訪野さんを思いました。 短編でたまに活躍する姿がダブってみえます。 作品は1つ1つがとても短く、謎解きもシンプルなのでサクサク読めちゃいます。 寝る前のひと時や、移動中にもぴったり。 自分でも問題を解決しながら読んでいくと、ドリルを解いてるみたいな感覚でとてもおもしろいです! | ||||
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◆「明白な要素」 本日のゲストは、異常心理学の准教授・エルドリッジ。 彼は、直感的に万引き犯を感知するスーパーの店員・メアリーの話をする。 しかも彼女は、三千マイルも離れたサンフランシスコで起きた、 アパートの火事の被害状況までも予言していたという。 彼女の自作自演、共犯者との共謀、別の人間による《操り》など、 さまざまな可能性が検討されるも、ことごとく否定されてしまう。 果たして本当に、メアリーに予知能力はあるのか? アンチミステリであり、ある意味、メタミステリでもある異色作。 シャーロック・ホームズの名言“不可能をすべて消去した後に残る ものこそ、よしやいかにそれがあり得べからざることであろうとも、 真実である”を引き合いに出しているのが、心憎いです。 | ||||
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6人の紳士が四方山ばなしをするという食事会、その名も<黒後家蜘蛛の会>。 毎回ゲストを呼んで話を聞くが、ゲストの話の中になぜかいつもミステリーがあらわれて、それを会のメンバーで話し合います。 事件はすべてゲストから口頭で語られ、事件現場に行かずその場ですべて解決します。 アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)の形式をとっています。 この会のメンバーは多士済々。科学者、小説家、数学教師、特許弁護士、画家、暗号の専門家。それにかかせないメンバーが、名給仕のヘンリー。 短編連作12編。謎は粒が大きいのから小さいの、納得度が高いものから、こじつけめいたものまで多々あるけれど、あまり気になりません。 黒後家蜘蛛はこのメンバーたちの会話がおもしろいので、メンバー同士の丁々発止のやり取りを読んでるだけでもニヤリとすることが多いです。 1巻目では「指し示す指」が話が奇麗に落ちていて好きです。 | ||||
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『ダ・ヴィンチ・コード』の訳者、越前敏弥氏にオススメされて思わず買ってしまった一冊。読めば読むほどはまっていく、蟻地獄のようなストーリーです。確かに面白い。何といっても、1話目のシュールな落ちに、思わず拍手していまいました。 いわゆるミステリーはあまり読んだことなかったんですが、こんなミステリーもあるんだ、と世界が広がりました。 舞台とかにしたら面白いと思います。 | ||||
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各巻に1話は超能力や超常現象のトリックを暴く話があるのが素晴らしい。 死後の世界は存在しないというヤツも書いて欲しかった。 完璧に思える超常現象肯定論があったとしても、 そのトリックを見破れるアシモフなら、 自分の臨死体験さえトリックであったと説明出来るだろうから、 生き返って、復活の奇蹟のトリックを暴いて欲しい(w | ||||
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SFとミステリーをさりげなく融合させ楽しませてくれたアシモフ!なぜ、もっと書いてくれなかったのかという思いが読むたびにします。科学エッセイをあんなに多く書くよりSFミステリーの巨匠としてのアシモフが好きな私は、このシリーズや「ユニオン・クラブ綺談」をもっと書いて欲しかった。たまに、そんなオチでええんかいっ!?と思う結末もあるし、舞台を宇宙旅行の中継ステーションのバーや銀河間を航行する長距離貨物船のキャビンにしてヘンリーという名前のアンドロイドが最後にいつも解決する…という設定のSF小説にもなりそう。でも、読むたびにいつも思ったのは会員としてあの場で食事をしながら酒を飲みたいっ!でした。難しいこと考えずにヘンリーに会いに行きましょう!雰囲気は20世紀前半のミステリー好きな英国紳士風メンバーによる食事会での謎解き…といったところです。ディープなミステリーファンには物足りないかもしれませんが、ウィットに富んだ軽めのミステリーが好きな人にオススメします。 | ||||
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「ミラノ・レストラン」に毎月集う7人の「ブラック・ウィドワーズ」 −弁護士、暗号専門家、化学者、画家、作家、数学教師、そして給仕のヘンリー。 毎月のゲストが語る「不思議な出来事」をみんなでつつきあう。 でも最後に解決するのはいつも給仕のヘンリー このパターンは一緒ですが、全然飽きない。 アシモフの博学な知識と「ブラックウィドワーズ」のたのしいおしゃべりの雰囲気、 そしてヘンリーの慎ましやかな口調から出る鮮やかな解決。 これらを楽しく味わえる人にはおすすめ。 それに対して、 「なにこれ?こんなの全然事件じゃないじゃないの!」 という人にはおススメできません。 私はすでに5巻までそろえました。 寝る前に2−3篇ずつ、繰り返し読んでいます。 全然飽きません。 | ||||
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アシモフといえばSF作家という印象が強いが、この「黒後家蜘蛛の会」は本格ミステリです。 直接話法を多用しており、短篇で一話ごとが短いので、とても読みやすく、活字離れの激しい人にも御勧めできます。 有名で名作と言われるミステリの中にも、勧善懲悪や差別発言を多用する作品も多いのですが、「黒後家蜘蛛の会」シリーズは主に弱者の視点から(時には犯人の視点から)物事を捕らえている話が多く、好感が持てるのです。 特に「会心の笑い」は、大概の作品につきものの弱い=可哀想な被害者という単純な構図ではなく、立場は流動的な物だと言う現実的な考え方が特に評価できる。 人間心理を知り尽くした善良な犯人の復讐には末恐ろしさすら感じた。 まさに「黒後家蜘蛛の会」を象徴する名作です。 | ||||
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SF作家として有名なアシモフの非SFなミステリ連作短篇集です。女性禁制の会・黒後家蜘蛛の会=ブラック・ウィドワーズの6人+給仕が、身近に遭遇した謎をネタに真相を推理するが、いつも謎を解くのは給仕のヘンリー、という構成です。特許弁護士、暗合専門家、作家、有機化学者、画家、数学者、そして給仕と、職業もバラエティに富んでいるし、個性豊かな面々の議論だけでも楽しいのですが、謎そのものも殺人よりも日常の謎系だし、主要人物が同じなので、横文字嫌いの私でもキャラクターを覚えやすいのがいいです。また、趣向としてアンチ・ミステリっぽいとこもあり、ミステリのジャンルとしても好きなタイプ。おしゃべりなアシモフらしく、各短篇それぞれにあとがきで作品にまつわるエピソードがあるのも嬉しい。 | ||||
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アシモフといえば『私はロボット』など、博士の資格を持つ科学者だけに、膨大な作品においてもSFの第一人者というイメージが強いが、私は断然、ミステリをお勧めする。 この短篇集(5巻まで)は、安楽椅子探偵となる登場人物たちがいつもの クラブで、ときとして、否ほぼ常に喧々囂々となる四方山話に花を咲かせつつ、古典的なものから科学的なものまで様々なトリックにメンバー各々が挑戦する仕立て。 最終的に見事な名推理を披露して、自尊心の高いメンバーをも唸らせ、 一目置かれる存在となっているのは、クラブで完璧な給仕をする控えめなヘンリー。 毎回ひとりのゲストが登場して、(結果として)解き明かすことになる謎を提示する形がほとんど。 また、各ストーリーの最後には、執筆時の思い出や雑誌連載時のタイトル採用、掲載にまつわるちょっとしたエピソードなどが添えられていてこちらも楽しみだった。 今回3度目になるが、久しぶりに読み返してみて、『いつまでこのシリーズを続けるか』という読者からの問いに対して応えるアシモフの『私が死ぬまで続けるであろう』という約束が今はもはやかなわないことが、残念でならない。 | ||||
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この名前からして一体どういう集まりなのか?と気になる短編集。アシモフが実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。弁護士、画家、数学者、暗号専門家、科学者・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが、月一度の会合の席では何故かいつもミステリアスな事件が飛び出す。そして各人の推理合戦と化すのだが、いつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー!謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。彼が編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を利用したミステリ集で、こちらも多士済済。この「黒後家蜘蛛」同様に、探偵自身の個性は出てこず、謎だけが次々と解けるタイプのものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらも肩が凝らず、おすすめ。 | ||||
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個性豊かな面々が集う会食に毎週一人のゲストと一つの謎が提出され、それを皆が知恵を絞って解いていく連作短編集の第一巻。昨今では推理小説といえば殺人もの、と相場が決まっているが、そのお約束を取っ払うだけでこんなにもバラエティあふれるミステリがつくれるんですね。 | ||||
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