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(短編集)
黒後家蜘蛛の会1
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黒後家蜘蛛の会1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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謎解きの短編集の第1作。 社会的地位も知的水準も高いと自負する人達がレストランに集まって謎解きをする。 しかし、全員が分からない謎を最後に解いてしうのは、給仕のヘンリーという痛快さ。 第1話は、ヘンリーが主人公。 何でも欲しがる強欲な男に復讐する方法は? 強欲な男の最も大切なものを盗んでやるのが最も効果的だろう。 主人公は空のトランクを持ってその男の部屋から慌てて出て行くフリを見せた。 さて何を盗んだのか? 盗んだのは、その男の「心の平穏」。 強欲さがなければ、平穏はそれほど乱されなかっただろうに… | ||||
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文字が小さくてつらいので、kindle版出してください。全巻、必ず揃えます | ||||
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創元推理文庫様、はやくkindle版を出してください。 年寄りにはkindle版が必要です。 | ||||
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新版が出たので購入。名作なので強いて感想を言うこともないと思うけど、装丁がいいので全部揃えたくなる。 | ||||
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最初の版を買って何度も読んでいましたが、字が小さく紙も変色してしまって… 新版が出ていると知って購入しました。 さすがに読みやすい! 内容は知的な謎解きで、時代も感じますが、なんと言ってもヘンリーが秀逸です。 ミラノレストランで食事がしたい! これで、また繰り返し読む事ができます。 本屋さんでは見つけられ無かったと思います、アマゾンさんに感謝です! | ||||
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ミステリーって人が死ぬだけがミステリーじゃないんだ、 こういう軽い感じのなら「楽しめる」と思うよって知人に薦めて今の所 100%高評価をもらってます。 | ||||
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帯には「安楽椅子探偵」と書かれていますが、私はどちらかというとクリスティの『火曜クラブ』のように、この手の連作短篇は「推理クラブ型ミステリー」と呼びたい。それはともかく内容の素晴らしさはは保証付きです。中にはこれはちょっと、と思われるものもありますが、それでもなぜか面白い、というかなんだか愛おしく思えてしまう。お薦めです。私は旧版を全巻持っているので、少し迷いましたが、字が大きくなっているのでつい買ってしまいました。できれば新訳を出してほしかったなぁと思います。あと気になったことを一つ。解説の太田さん、残念でした。表紙のデザインは前回や前々回のものの方が、断然いいですね(と僕は思います)。次回「2」以降に期待しましょう。 | ||||
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なかなかお店に売ってないという事で、子供に頼まれて5巻まで購入しました。 面白いようです。 | ||||
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この題名「黒後家蜘蛛の会」がなんともいい。この名前をつけたことで 本書の成功はほぼ約束されたようなものだ。弁護士、暗号専門家、作家、 化学者、画家、数学者の男ばかり六人の集まり。毎月集まって飲み食いして 謎を語り合う。彼らはインテリではあるが「推理」に関しては素人で とんちんかんな議論(このやりとりがいかにもアメリカ人好みのウィットに 富んだ会話で)ののち決まって給仕のヘンリーがあっというまに謎解きを して皆をぎゃふんと言わせる。だから、安楽椅子探偵ものというジャンルの 一冊である。 才気煥発なアシモフがなによりも楽しんで書いている様子が見てとれる。 推理小説としてのレベルはいまいちなんだけど、会員たちのペダンティックな 雰囲気がなんとも面白い。もっともアメリカ人でないとすんなり理解できない ような部分もあるけれど。 数学者でもあるアシモフだから、最初の数編はまるで論理学の教科書の ような推理内容だった。例えば、推理の中核は、 1話 空集合 2話 補集合 3話 A∩B vs A∪B 4話 二進数 5話 夏時間・冬時間のずれ といった具合。以後は、次第に普通の推理小説っぽくなって安心する。 | ||||
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以前に持っていたのを無くしてしまい探しておりましたが、Amazonさんで見つけて購入出来ました。やはり面白かったです♪本当に有難う御座いました(*^_^*) | ||||
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初版が出たときに読んだが、某新聞に紹介されていたので数十年ぶりに再読。 掌編、読み切りなので読みやすい。車内や寝る前のひとときの読書にぴったり。 翻案してTVドラマ化したら面白いのに。 | ||||
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第1巻の第1話で、給仕のヘンリーが謎解き役と判明した時の驚きは忘れられません。 知的水準の高い専門家たちが集まってレストランで行われる秘密の謎解き。 その専門家たちが、いくら頭をひねっても解答を出せない難問や奇問。 そこに、控えめに給仕のヘンリーが加わって、いつの間にか謎が解けている。 謎解きの面白さもさることながら、推理ものに不可欠な探偵役の魅力がこの本にもふんだんに溢れています。 | ||||
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さまざまな職業の6人の仲間が、月に一度レストランの個室で例会を開く。毎回小さな謎が話題に上り、一同は謎解きに熱中する。 だがいつも鮮やかに解決するのは、給仕のヘンリーだった。 閉じた輪の中で短編を連ねていく形式だ。この趣向はけっこう好きだ。 仰天するような斬新な謎解きはないが、毎回よく考えられていて盲点を突かれる。 6人の中年男たちの人物造形が良く出来ている。気の置けない友人はいいものだ。 「会心の笑い」「指し示す指」「ブロードウェーの子守唄」「不思議な省略」「ヤンキードゥードゥル都へ行く」の五篇が特に気に入った。 このシリーズはまだ新品で入手できるようなので、全部読むことにした。肩の凝らない軽快なミステリを読みたい人にお勧め。 | ||||
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たいへん状態のいいもので、気に入りました。 ありがとうございました。 | ||||
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黒いクモのイラストがカバーに描かれていた旧装丁の版で読んで以来、本当に久しぶりに手に取り、5冊を少しづつ読んだ。 作品の特徴は、すでに他のレビューアーの方々が書かれている通りである。ミステリとしての出来にこだわる読者には、はっきりいって向かない作品だ。個々の短編によって多少の出来不出来があるといえるし、話の展開や登場人物の造形など、基本的に同じパターンで貫かれている。 しかし、読み進めるに従ってある種の「心地よさ」を感じるようになった読者には、シリーズとして手放し難い作品となる。クセのあるメンバーたちが今度はどんな会話と謎解きを繰り広げるのか、ミラノ・レストランの例会をまた覗いてみたい、という気にさせられる。 この雰囲気は、ホームズとワトソンが住むベーカー街の下宿に通じるものがあるだろうし、「水戸黄門」などのワンパターンものを楽しむ日本人の好みにもあっているのではないか。本国アメリカでは「黒後家蜘蛛」の原著はすべて絶版になっているようで、作品が今でも読めるのは日本人として嬉しいところである。 残念ながら、10年ほど前に出版された原作第6巻にあたる The Return of the Black Widowers はいまだに翻訳されていない。アシモフの死後、単行本未収録だった6編と別の作家によるオマージュ短編ひとつを収めたもので、これだけでは他の5巻よりページ数がぐっと少なくなるが、特に困ることではない。これまで個々に邦訳され雑誌等に掲載されたので翻訳権の問題があるのかもしれないが、ぜひ実現してほしいものだ。 | ||||
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部屋の中から一歩も出ないのに会話の中から見事に事件解決。 優雅で知的な気分の味わえる推理小説です。 大枠は毎回同じパターンなのにわくわくさせられる。 質のいいドラマを見ているようで、出逢った当時は夢中で一気読みしてしまったけど、 毎晩1作品ずつじっくり読むのがいいかも。 | ||||
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黒後家蜘蛛の会の会員、化学者と数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人、それに給仕の一人が 毎月一回晩餐会を開いてゲストの話を聞いては、内容がミステリーじみてくると会員それぞれが 素人探偵ぶりを発揮する。でも、いつも話の解決をするのは給仕でした。 全くといって殺人事件の無いところが、お気に入りです。 | ||||
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賛否両論あるようですが、私にとってはベストな作品の1つ。 アガサクリスティ好きが高じて、いろいろな推理小説を読み漁りましたが、 推理小説という分野だけでは語れない作品だと思います。 化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家が、 毎月1回ゲストを呼んで、レストランで会食。 その給仕を担当するのが、ヘンリー。 ゲストの話から飛び出すほんのちょっとしたミステリーを 6人の識者が、喧々囂々と論議かつ推理する。 そこで最後に一番シンプルな答えをヘンリーが導き出して解決。 こんな風に書くと面白みも素っ気もありませんが、 6人の言葉のやり取りが本当に楽しいのです。 古臭い手法だし、華やかさやスリルとは無縁ですが、 読んでいるとホッとするし、微笑ましい作品です。 全作揃えていますが、少なくとも1冊20回は読んでいます。 | ||||
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多才なアシモフの推理短編集。 多士彩々な推理を楽しみとするメンバーが集い 美味しいディナーとインテリジェンスの高い会話で、 事件が披露、解決が展開されます。 ヘンリーの鶴の一声的な解決も楽しみですが 集う際の雰囲気や機知に富んだ会話がとても素敵です。 良き時代を覗き見る様、しばしの同席を楽しんでは。 | ||||
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10数年ぶりの再読。やはり「パズラー」ならこれ、ということを再認識しました。 大仰なトリックがある訳でもないし、意外な犯人がいる訳でもない。 いわゆるどんでん返しもない。 でも、「些細な手がかりをもとに、いかに論理的に真相を解明するか」という推理を思う存分楽しめる、ミステリ史に残る傑作短編シリーズの第1弾が本書です。 今回、読んでいて発見したのは、著者と「読者」との関係。 本書全体の「まえがき」で、著者が当惑するような手紙を送ってくる読者のことを皮肉混じりに書いていますが、その意味は、記念すべき第1作「会心の笑い」の「あとがき」で分かりました。 何と、この第1作には、「穴」があったというのです。 解決に至るまでに展開される仮説に忘れていた点があり、雑誌での作品発表後、読者の手紙で指摘され、単行本化の際に手直ししたということです。 人によっては、ここぞとばかり、作品をけなす者もいるのでしょうが、その読者はそんなことはしなかった。 しかも、著者はその批判を素直に認めて、訂正し、「あとがき」の中で「こういうありがたい読者もいる」として、「このような指摘を心から感謝」と述べています。 読者との連携プレーにより、傑作が誕生したのだと言えましょう。 著者は「贋作」にも寛容であったらしく、実際、ネットで検索してみると、「黒後家蜘蛛の会贋作集」という日本語のファンサイトがあります。 版元の東京創元社了承のうえ、ストーリーを公募、「ノベルゲーム」化し、無料で公開されています。 その作品の質は、本家に勝るとも劣らない、良作揃いです。 1992年に著者は没していますが、読者により新作は誕生しているのです。 それほどにファンを獲得している作品とは? 自分がミステリ好きだと思うなら、必読の書と言える連作短編集、それが「黒後家蜘蛛の会」です。 給仕のヘンリーのことは、一生忘れられなくなることを請け合います。 | ||||
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