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(短編集)

続巷説百物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
続巷説百物語 (角川文庫)

続巷説百物語の評価: 4.71/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

暗い小路

どこかで絡まりあった5つの話と、後書きのような最後の話でした。
前作よりも仕掛けが大掛かりで火薬物が多いですね。しかし一番働いていたのは冶平だと思う。相手もだんだんと大物になっていきますが、それぞれのキャラの過去や性格がはっきり浮き出てきてよかったと思う。相変わらずはっきりしないのが主人公でありオブザーバーの百介だな。妖怪話に時間をかけなくなっただけテンポがよくなって読みやすくなったのもあると思うけど、おそらく語り口にも慣れてきたんだろう。
でも治平やおぎんの暗い過去が出てきたり、最後の「老人火」では味のある登場人物が死んでいきで全体的に暗さがあった。 極めつけは「死神」でしょうか。殺戮を楽しむ男女は妖怪にすることもできなかったのかもしれない。その後の右近がどうなったのかも気になるところでした。
暗い小路に吸い寄せられるかのように入っていき、ふっと消え去っていってしまうかのような雰囲気を持つ本だった。
続巷説百物語 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:続巷説百物語 (角川文庫)より
4043620039

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