■スポンサードリンク
(短編小説)
黄金虫
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
黄金虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
The Gold Bug・・・和訳名「黄金虫」は、「暗号解読物」の元祖であり、 また最高傑作のひとつと評し得る。日本の読者には、乱歩の「二銭銅貨」 を彷彿とさせる作品でもある。 作品の印象は、極めて現代的であり、今日の作品として読んでも全く違和感 がない。ポー作品の代表とも評し得よう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
The Gold Bug・・・和訳名「黄金虫」は、「暗号解読物」の元祖であり、 また最高傑作のひとつと評し得る。日本の読者には、乱歩の「二銭銅貨」 を彷彿とさせる作品でもある。 作品の印象は、極めて現代的であり、今日の作品として読んでも全く違和感 がない。ポー作品の代表とも評し得よう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古を購入したのですが、新品同様で、リーズナブルな価格にまず満足です。内容も子供向けなので、解説が親切で、こんな良い本とは思いませんでした。大満足です。 アマゾンの良いところは、中古品がとても充実していることです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編小説としてして純粋に楽しめます。定番過ぎて解説は不要かと思います。私は「アッシャー家の崩壊」が一番好きです。翻訳も良いです。気に入ったなら、英語原文を手に入れて読むことを薦めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方も書かれていますが、「モルグ街の殺人」の訳が劣悪です。難解な単語の駆使は気になりませんでしたが、現場の状況説明の場面の訳が意味不明で、「なんとなくこんな感じな話だろう」くらいにしか想像できません。 重要な鍵を握る窓の謎についてもよくわからず、ウィキペディアを読んでようやく納得しました。 とはいえ、それ以外の短編の訳は問題ありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・サノーさん一言コメント 「時代を超えて読み継がれる、全てのミステリーの出発点。あまりにも意外な犯人が、文学の新しいジャンルを切り拓いた」 【サノーさんおすすめ度★★★★★+★】 ・ウノーさん一言コメント 「架空の街で起きた凄惨な事件が、この世界にミステリー小説という新しい娯楽をもたらしました。200年前の大作家が描く、奇妙な世界をさまよいます」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★+★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):諸説あるが、全てのミステリー小説は、この作品が出発点だったと言われている。 ウノーさん(以下ウ):密室でおきた凄惨な殺人事件、警察では手に負えない「トリック」に、颯爽と立ち向かう「卓越した観察力と分析力をもった探偵役」と語り部である「助手役」、ミステリーにおける設定やテクニックは、この作品以前には存在しません。。 サ:日本のミステリー代表、江戸川乱歩は、エドガー・アラン・ポーをオマージュしてつけたペンネームだ。多くの人に多大なる衝撃を与え、文学の歴史を変えてしまった一冊であるともいえる。 ウ:もちろん、ストーリー、登場人物、描写、トリックも、色褪せることなく、いまでも充分に楽しめます。 サ:だが、それには、この作品の舞台となる「19世紀のパリ」について、知識を仕入れておく必要がある。 ウ:世界の各地からあらゆるものが流入し、混沌と冒険が渦を巻いていた「最先端の都市」だったことを知っておくと、この作品で描かれた風景や台詞への理解が、一気に深まります。 サ:しかも、それは「アメリカ人」のイメージから、出た「パリという異世界」であることを押さえておく必要がある。 ウ:だから、幻想的で、猟奇的な「エドガー・アラン・ポーのパリ」という空間が、小説のうえで成立し、魅力的なわけです。 サ:そしてその事前情報は「あまりにも意外な犯人」を理解するうえでの、鍵となる。 ウ:これほど、突飛なのに、理論的に破たんしていない。これが「元祖にして最強」のミステリー小説といわれる理由です。 サ:この空想の事件、空想の空間において、デュパンの推理だけが、現実とつながっている。 ウ:分析と推理、なぜ、そのトリックが成立しているのかを、読者が自由に考え発想する。その「読書の新しい楽しみ方」を「新しいジャンル」として確立させたのですから、歴史的な偉業だったと言えます。 サ:ただ、その偉業により、このあとの無数の人々の時間が「ミステリー小説を楽しむ」という行為に費やされることになったがな? ウ:それによって新しい「幸福」を手に入れたのだから、それはそれでよかったんだと思います。 【了】 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「アッシャー家の崩壊」:生き埋めの恐怖は、かの「レ・ミゼラブル」を読んでいても、実感に近いものを感じましたが、この作品については、ポー、ひょっとしたら謎解きなんかより恐怖を描写することしかアタマになかったじゃないか、と感じました。訳者が解説で述べておられるように所収の作品は、恐怖物から推理物に順に配列されていて、最後の「黄金虫」:ボクはずっと<おうごんちゅう>と読むものと勘違いしていました。乱歩の黄金仮面の影響かもしれません。<こがねむし>でいいんだ、かわいいね。でもこんなに凝ったお話を書いていたら早死にするはずです。詩~ボクには解釈できません~も含めてこれらの短編集は、ポーの技量が凝縮され、惜しげもなく投入されていて読み応え十分です(=^・^=) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西崎憲さんの翻訳がすばらしい。 最後の解説も面白かった。 日本、フランス、アメリカ、イギリス等でさまざまな評価があり、人物像も意外と下世話な感じだったりして面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ポーの特集をTVでやっていたので あらためて読み返してみたくなり購入しました 新潮文庫は 字が大きめで 老眼の私でも読みやすかったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つい最近になって江戸川乱歩にのめり込み、少年物も含めて全作品を一気に読破しました。 さて次は・・・となると、やはり乱歩の源流となったポーの作品です。 「モルグ街の殺人」のトリックなどはかつて乱歩氏が少年雑誌にすら書いていましたから、 当時子供だった私にも既にネタバレではありますが、 大人になってちゃんと文学作品として鑑賞したいと思ったのです。 本書は2009年に新潮文庫から出版されたばかりの新訳版で、 薄いけれどもトリックの代表作がちゃんと網羅されています。 収録作品の説明は今更ですので、他の方のレビューにお任せします。 初めて中古品で買ったのですが、全くキズ、汚れが無くて新品同様でした。 すぐに届きましたし、Amazonで買って良かったと商品としても満足でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
所載の『黄金虫』は暗号解読小説。暗号解読の基礎が載っているのでぜひ一読を。出来れば邦訳もなるべく古いものを書い、原書の英語と付きあわせながら読むのも興味深い。江戸川乱歩が夢中になったのはこの世界だったのと想いを馳せるのもよし。『黄金虫』『壜の中から出た手記』『モルグ街の殺人事件』『マリー・ロジェの怪事件』『盗まれた手紙』以上がエドガー・アラン・ポーの探偵小説の全てである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集1がゴシック編で、こちらの短編集2はミステリ編。 デュパンものの「盗まれた手紙」は、大学の授業で、 哲学者ジル・ドゥルーズの「意味の論理学」との関連で名前を聞いたことは ありましたが、実際に読むのは今回が初めてで、なかなか楽しく読めました。 ミステリ編なので推理や暗号読解ものが収められていますが、 どれも個性的でいいです。 おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者は1809年生まれ。 本著作が執筆されたのは、1840年前後。 ミステリーをそれほど多く読んだことがあるわけではありませんが、 全く古さを感じさせず、楽しく読むことができました。 暗号解読小説「黄金虫」やあっと驚く展開が面白い「モルグ街の殺人」 などの6編は心に残る小説となりそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ポー生誕200周年にちなんだ巽孝之の新訳による短編集の第2弾。今回は、有名な探偵、デュパンの出てくる「モルグ街の殺人」などミステリ特集だ。 今でも暗号ミステリとして「黄金虫」は名高いし、どの作品も今読んでも、全く古びていない。ノスタルジックというより、新しささえ感じる。 新訳も読みやすく、いい短編集だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桜庭一樹氏もお気に入りだという傑作「おまえが犯人だ」をメジャーな文庫で採り上げたのは巽氏の功績だ。「群衆の人」「ホップフロッグ」も面白い。「マリー・ロジェ殺し」は、端的に失敗作なので、外して正解。 「黄金虫」の訳について。原文では、木の上で見つけた頭蓋骨の左の(left)目を見ろ、と言われた召使のジュピターが、目玉なんか残って(left)いない、と答える洒落があるのだけど、巽氏は訳出していない。 それもひとつの方針だが、後に続く数行が無意味になってしまっているので、訳者あとがきなどで触れておくべきだと思う。 最近の八木、小川、西崎、巽各氏の訳、いずれも過去のものよりずっといい。皆さんで創元社版全集をリニューアルしていただきたいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このところ、新訳がちょっとしたブームのようで、 推理小説の祖、ポーの短編集も、新訳でお目見えです。 本書は、新訳短編集の第2弾で、 「ミステリ編」として、6つの短編が収められています。 1840年代という、今から170年余り前に書かれた作品が、 現代人にも読みやすい訳文で復活しています。 以下、収録の6編に対するコメントです。 【モルグ街の殺人】 あまりに有名な世界初の推理小説。 ここには、3つの世界初が収められています。 世界初の「密室殺人」、世界初の「意外な犯人」、 世界初の「名探偵」です。 ことに探偵役のデュパンは、物語前半、 記述者である「わたし」の考えていることをピタリと当て、 その存在感を大きく示します。 【盗まれた手紙】 デュパンの3作目。 手紙を盗んだ犯人は冒頭で明らかにされ、 もっぱら手紙の在処を探る小説。 心理的盲点を突いた隠し場所に、 傑作の誉れ高い一品となっています。 余談ですが、デュパン2作目の「マリー・ロジェの謎」も、 本書に収録してほしかった・・・。 【群衆の人】 ミステリとはちょっと言えないのではないかと思える作品。 都市とそこに埋没してしまいがちな 人間の存在の不条理な関係を描く。 難解な一編。 【おまえが犯人だ】 ラトルボロ市の名士、バルナバス・シャトルワージーの殺害事件。 犯人は誰か、真相究明が進む中、 意外な形で、犯人を名指す声が−−「おまえが犯人だ」。 【ホップフロッグ】 道化師ホップフロッグの復讐劇を童話的に描く。 「群衆の人」と同様、 ミステリ的要素が感じられず、難解な一編。 【黄金虫】 世界初の暗号解読小説。 名家の生まれだが、不幸にして貧乏になった男、 ウィリアム・ルグランが「わたし」を引き連れて、財宝探しに。 財宝の在処は、海賊の残した暗号文に隠されていたのだった・・・。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!