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(短編小説)
黄金虫
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【この小説が収録されている参考書籍】
黄金虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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どの話も前置きがダラダラと長いのだ。本題に入る前に飽きてしまう。 | ||||
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巽孝之氏の訳で、久々にポーの作品を読んで、ポーってこんなに読みにくかったっけと思いました。 まあ、ポーの文章自体が読みにくいのかもしれませんが、翻訳がおかしいという指摘が他の方のレビューにあったので、日本語としてこなれてない訳文なのかなと納得しました。 ちなみに、他の方が指摘されている一例のさらに一部をGoogle翻訳で訳してみたら 原文 By courtesy of his creditors, は、Google翻訳では、 彼の債権者の好意により、 との結果でした。 まあ、この翻訳者は、以前、黒い直方体がSFに出てきたら、それだけで2001年宇宙の旅に出てきたモノリスの影響を受けていると言い切る人なので、ちょっと人と違うセンスの持ち主なのでしょう。 | ||||
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訳者には新訳云々レベル以前に、先づは日本語の勉強を希望し、また、他訳者のミステリー作品を読む事も希望。 | ||||
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短編集<1>もだったんですが、読んでいて、”苛立ち”と”眠気”が同時にやってきます。 「読者に読ませる」為に、訳をしたというより「宿題だからいやいやながらも」ネットや辞典などをつかって、なんとか訳し終えたといった感じで、読んでいて全くその風景が頭に入ってきません。 ポーへの批判でなく、訳者への批判です。どうしても読みたい方は別の人が訳されたものを読むことをおすすめします。 | ||||
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例を挙げます。 原文 By courtesy of his creditors, there still remained in his possession a small remnant of his patrimony; 佐々木直次郎の訳 それでも、債権者たちの好意で、親ゆずりの財産の残りがまだ少しあったので、 巽孝之の訳(この本のもの) とはいえ、いまなお数名の債権者がいるおかげで、世襲財産のうちほんの一部分はまだ所有していたため、 「数名の債権者がいるおかげで」????意味がわかりませんね。By courtesy of his creditors,とあるのだから、佐々木直次郎のように「債権者たちの好意のおかげで」などとしておけば良いものを 入力するのが面倒なのでもう終わりにしますが、出だしの一文からもこの訳のひどさがわかります。購入を考えている方は店頭で軽く読んでみることをおすすめします。それが面倒な方には「絶対に買うな」と忠告しておきます。この人(調べたら慶應の教授だそうです。また、ネットでは妻の裁判に寄せた陳腐で下品な陳述書が読めます。)の訳はあまり信用しない方がよさそうです。 | ||||
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本作の収録作品は、 モルグ街の殺人 盗まれた手紙 群衆の人 おまえが犯人だ ホップフロッグ 黄金虫 の六作品となっております。また、新訳によって、ある程度は読み進めやすいものとなっていると思います。 ただ、個人的には収録作品の選択にあまり賛成することができません。ポーの作品として、上記の『モルグ街の殺人』、『盗まれた手紙』、『おまえが犯人だ』、『黄金虫』、この四作品に『マリー・ロージェの謎』を加えた五作品は現在にまで続くミステリの雛型と呼ばれています。 実は、この五作品が一度に収録された文庫本はほとんどなく(以前に新潮社より刊行されたポーの短編集でも『お前が犯人だ』と『黄金虫』が欠如)、今回「ミステリ編」と題されたことから五作品が全て収録されるのを期待していたのですが、御覧のとおり『マリー・ロージェの謎』は収録作品より外されています。その理由は、訳者の解説によると『マリー・ロージェの謎』は「失敗作」ということで、今回の短編集からは外したとのことでしたが、失敗作であるか否かは読み手によって判断されるべきものであり、名探偵の元祖とされる C.オーギュスト・デュパンの活躍を描いた三作品(他は『モルグ街の殺人』と『盗まれた手紙』)の一編をそのような理由で外したことはやはり失敗ではないかと思います。 折角の、ポーのミステリ五作品とこの後に脈々と続いていく名探偵の元祖の活躍に触れる機会を本作は逸してしまったように自分は感じました。 | ||||
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新訳のおかげで読みやすい。このところ新訳の本がけっこう出ているけれど、今の言葉であることの読みやすさを痛感する。ありがたい。村上春樹訳、という特殊なスタイルもありだとは思うが、むしろこうした地道な翻訳作業に実りがあるといいなと思う。でないと海外の名作はそのうち誰も読まないものになってしまう。もちろん村上春樹訳、でもいいのだけれど。 正直に言えば、高校生以来のエドガー・アラン・ポーである。訳者自身の加えた評伝にある通り、高校生が反応しやすい物語だ。実際、そうだった。とはいえ、やはり今回読んで失望した訳ではない。どきどきするし、悲しくなるし、エドガー・アラン・ポーでしか味わえないものはやはりあるんだな、と思った。「アッシャー家の崩壊」を終えたところで読むのをやめようかと思ったのも、この物語がよくできていたからだと思う。評論家の言うことはその人の生きて来た範囲の話だ。ポーの人生はもっとすごいし、ずっと破綻している。 荒んだような、不思議な気持ちになりつつ、最後の評伝まできっちり読んだ。そうか、本国での評価は微妙だったんだ、と今さら知った。 さて。問題はこの本の装幀である。中身とは関係がない。においは近い。しかし。これはどう見ても松井冬子の絵以外の何ものでもない。それはポーとなんら関係はない。結び付けた気持ちは判らなくはないが、ただただ借り物である。 この本のデザインに関わった人々はペヨトルの「夜想 #耽美」に見事に取り込まれたこの絵を知らなかったんだろうか。あまりに、安直なブックデザインであることは間違いない。 | ||||
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