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追憶の夜想曲
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追憶の夜想曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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本作には謎が実は2つあり、表立って見えていない謎こそ、本作の本当の謎だと感じた。 その謎解きは「お!」と思えるものだったが、それ以外はそうでもなく、至って普通。 | ||||
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主人公の弁護士の隠された経歴から、この前提には無理があると思い続けていた。被害者側が加害者の動向を監視しないはずはなく、この種の職業に就くことに同意するはずがないからだ。被害者の情報開示請求を拒否できるわけがなく、法曹界の一員になるなどということは、不可能だろう。仮に、一時的に、被害者側がその動向を確認しようとしたという仮定の元でのみ、この物語は成立する。 そのようなことはありえないと思いながら、読み進むうちに、「贖罪のため」でもなければ、「赦し」を得るためでもなく、一人でも、この畜生道という奈落に落ちる人を救うことでのみ、自分もまた畜生道から逃れらるという、著者独特の論理が提出される。どんなことをしても「贖罪」も「赦し」もありえないという被害者側の主張に添いつつ、ただ、他人を救うことで「畜生道」から逃れられるという主張が成立するのかどうか、少し考えてみたい。 | ||||
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読んでない人は読まないで下さいね。 前回同様、ラストにドンデン返し的展開が御子柴の独白で行われて中々カッコいいシーンがあるのですが、ひとつ疑問が湧いてしまいました。 それは要蔵さんに関してなのてすが、この人が元々そういう結果をもたらしているのであれば亜希子さんをかばって無罪にしてほしいと願う理由がよくわかりません。 無罪を勝ち取るためにはもしかしたら自分がしたことが白日の元にさらされる恐れもあるのに御子柴に協力的な意味がよくわかりませんね。 バレたくなければ亜希子さんを犯人にしておいた方がいいのではと思ったのですが、どうなんでしょう?息子さんに罪をなすり付けて一件落着と思っていたんでしょうか、、、?素人目にも「使用済みのものはどこにやったのかな?」という疑問があったので御子柴が気づかないはずはないでしょう。 唯一このおじいちゃんの行動が不可解でした。 | ||||
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ノクターンがアキコの心情をよくあらわす。ピアノの描写と心理的描写が重ね合わされた素敵な文章。話の流れはわかりやすくなっている。 | ||||
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…が、伏線が親切過ぎた感じも有り。伏線は「その記述は情景描写として流してしまっていた」位の方が展開を楽しめる(←自分の場合は) 「贖罪~」未読です。先に読んでおけば良かったなー 事の善悪の区別ができないサイコパス系の人って基本設定なのかな? 「過剰防衛」ラインになっちゃうんだあ…、が、一番の感想でした ちなみに、自分は、どんなに優秀であっても、どんなに有能であっても、どんなに反省していたとしても、現在どんなに献身的であっても、一定のラインを超えた外道は、その後何をやっても、「チャラ」にはしない 後で「贖罪~」読む事。自分の為の覚書です | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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中山七里の作品はなかなか先が読めなくて最後まで結末がわからない ことが多いのですが、本作品では比較的早めにわかってしまうました。 | ||||
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前作と繋げて大きな贖罪と回生の物語になっていおり、心に響く物語を紡いでいるが、惜しむらくは矛盾とは言わないまでもそれに近いわずかな”引っ掛かり”がいくつか、読んでいるあいだ気にかかって仕方がなかった。 物語の仕掛けも、状況提示が終わったところでの予想がほぼ95%(ひっくり返し方まで)そのままだったので、そっちはあまり期待しないほうがいいかもしれない。 当然ここで終わっても極々キリはいいが、もう一冊”最後の決着”をみたいような? | ||||
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中山さん本の中で一番好きな『贖罪の奏鳴曲』の続編ですから、 期待度MAXで読みました。 で、『贖罪の奏鳴曲』が ・超サイコな犯人&容赦のない展開 ・「事件の真相」「御子柴の過去」、どちらも気になりまくり ・大どんでん返し ・プラス、「裁判もの」としてももの凄く面白い! こんな感じだったのに対して、本作は ・「裁判もの」としての面白さ一本に絞った? ・事件自体が地味なんで、あまり「真相が知りたい!!」とは思えない ・大どんでん返しはあるけど、もの凄く予想通り ・犯人のサイコ度もなんか地味(しかも、全302ページ中の234ページ にくるまで、サイコな気配は皆無な展開) ・御子柴が最後にとった行動は、メッチャ驚いた! こんな感じ。 普通の「裁判もの」として読めばけっこう 面白いと思うのですが、『贖罪の奏鳴曲』の続編としてみると 今ひとつでした。 最初から最後までずっと「裁判の話」で、かつ事件そのものが 地味なんで、「早く真相を知りてぇぇぇ」感が薄いんですよね。 加えて、前作で言うところの「御子柴の過去話」のようなセカンド ストーリーが無いので、メリハリが無く中盤ちょっとだれます。 しかし、まさか御子柴があんなことをするとは。。。 続編がどうなるのか気になりますね〜。 というわけで、星三つです。 追伸 前作にいた刑事さんが出てこなかったのは 意外でした。岬検事と並んで、かなり魅力的なキャラだと 思ったのですが。 | ||||
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