■スポンサードリンク


追憶の夜想曲



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
追憶の夜想曲
追憶の夜想曲 (講談社文庫)

追憶の夜想曲の評価: 4.52/5点 レビュー 95件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.52pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

隠された謎をみつけられたら面白いかも

本作には謎が実は2つあり、表立って見えていない謎こそ、本作の本当の謎だと感じた。
その謎解きは「お!」と思えるものだったが、それ以外はそうでもなく、至って普通。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.8:
(3pt)

小説の前提条件が可能かどうか疑問だが、可能性としては面白かった

主人公の弁護士の隠された経歴から、この前提には無理があると思い続けていた。被害者側が加害者の動向を監視しないはずはなく、この種の職業に就くことに同意するはずがないからだ。被害者の情報開示請求を拒否できるわけがなく、法曹界の一員になるなどということは、不可能だろう。仮に、一時的に、被害者側がその動向を確認しようとしたという仮定の元でのみ、この物語は成立する。
そのようなことはありえないと思いながら、読み進むうちに、「贖罪のため」でもなければ、「赦し」を得るためでもなく、一人でも、この畜生道という奈落に落ちる人を救うことでのみ、自分もまた畜生道から逃れらるという、著者独特の論理が提出される。どんなことをしても「贖罪」も「赦し」もありえないという被害者側の主張に添いつつ、ただ、他人を救うことで「畜生道」から逃れられるという主張が成立するのかどうか、少し考えてみたい。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.7:
(3pt)

ちょっと謎があります。(注:ネタバレあり)

読んでない人は読まないで下さいね。

前回同様、ラストにドンデン返し的展開が御子柴の独白で行われて中々カッコいいシーンがあるのですが、ひとつ疑問が湧いてしまいました。
それは要蔵さんに関してなのてすが、この人が元々そういう結果をもたらしているのであれば亜希子さんをかばって無罪にしてほしいと願う理由がよくわかりません。
無罪を勝ち取るためにはもしかしたら自分がしたことが白日の元にさらされる恐れもあるのに御子柴に協力的な意味がよくわかりませんね。
バレたくなければ亜希子さんを犯人にしておいた方がいいのではと思ったのですが、どうなんでしょう?息子さんに罪をなすり付けて一件落着と思っていたんでしょうか、、、?素人目にも「使用済みのものはどこにやったのかな?」という疑問があったので御子柴が気づかないはずはないでしょう。
唯一このおじいちゃんの行動が不可解でした。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.6:
(3pt)

ノクターン

ノクターンがアキコの心情をよくあらわす。ピアノの描写と心理的描写が重ね合わされた素敵な文章。話の流れはわかりやすくなっている。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.5:
(3pt)

楽しく読んだ

…が、伏線が親切過ぎた感じも有り。伏線は「その記述は情景描写として流してしまっていた」位の方が展開を楽しめる(←自分の場合は)
「贖罪~」未読です。先に読んでおけば良かったなー
事の善悪の区別ができないサイコパス系の人って基本設定なのかな?
「過剰防衛」ラインになっちゃうんだあ…、が、一番の感想でした

ちなみに、自分は、どんなに優秀であっても、どんなに有能であっても、どんなに反省していたとしても、現在どんなに献身的であっても、一定のラインを超えた外道は、その後何をやっても、「チャラ」にはしない

後で「贖罪~」読む事。自分の為の覚書です
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.4:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

無理設定(^^;(ネタバレありです)

ネタバレありますのでご注意を・・

 ストーリーは文句なく面白かったのですが、
被告人の設定にかなり無理を感じました。

 御子柴が14歳の時に犯した原罪である事件の被害者家族が、
事件を起こしたと言うなら・・

 御子柴が毎月送金している100万円は、どこへ行ってしまったのでしょう?

 償いが御子柴の人生であるなら、
とうぜん被害者家族の現状は把握しているべきだし、
こんな事件を引き起こすまで放置しておくとは
考えられません。

 当然こうなる前に手を差し伸べるでしょう。

 結果として経済的困窮が被害者家族を追い詰めるような事件は、
起きる可能性はかなり低いのでは、と思いました。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.3:
(3pt)

ひねりが少なめ?

中山七里の作品はなかなか先が読めなくて最後まで結末がわからない
ことが多いのですが、本作品では比較的早めにわかってしまうました。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.2:
(3pt)

贖罪の物語の終わり

前作と繋げて大きな贖罪と回生の物語になっていおり、心に響く物語を紡いでいるが、惜しむらくは矛盾とは言わないまでもそれに近いわずかな”引っ掛かり”がいくつか、読んでいるあいだ気にかかって仕方がなかった。
物語の仕掛けも、状況提示が終わったところでの予想がほぼ95%(ひっくり返し方まで)そのままだったので、そっちはあまり期待しないほうがいいかもしれない。
当然ここで終わっても極々キリはいいが、もう一冊”最後の決着”をみたいような?
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365
No.1:
(3pt)

『贖罪の奏鳴曲』と比べると。。。

中山さん本の中で一番好きな『贖罪の奏鳴曲』の続編ですから、
期待度MAXで読みました。
で、『贖罪の奏鳴曲』が

・超サイコな犯人&容赦のない展開
・「事件の真相」「御子柴の過去」、どちらも気になりまくり
・大どんでん返し
・プラス、「裁判もの」としてももの凄く面白い!

こんな感じだったのに対して、本作は

・「裁判もの」としての面白さ一本に絞った?
・事件自体が地味なんで、あまり「真相が知りたい!!」とは思えない
・大どんでん返しはあるけど、もの凄く予想通り
・犯人のサイコ度もなんか地味(しかも、全302ページ中の234ページ
 にくるまで、サイコな気配は皆無な展開)
・御子柴が最後にとった行動は、メッチャ驚いた!

こんな感じ。
普通の「裁判もの」として読めばけっこう
面白いと思うのですが、『贖罪の奏鳴曲』の続編としてみると
今ひとつでした。
最初から最後までずっと「裁判の話」で、かつ事件そのものが
地味なんで、「早く真相を知りてぇぇぇ」感が薄いんですよね。
加えて、前作で言うところの「御子柴の過去話」のようなセカンド
ストーリーが無いので、メリハリが無く中盤ちょっとだれます。

しかし、まさか御子柴があんなことをするとは。。。
続編がどうなるのか気になりますね〜。

というわけで、星三つです。

追伸 前作にいた刑事さんが出てこなかったのは
意外でした。岬検事と並んで、かなり魅力的なキャラだと
思ったのですが。
追憶の夜想曲Amazon書評・レビュー:追憶の夜想曲より
4062186365

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!