■スポンサードリンク
魔界転生
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
魔界転生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 1~20 1/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
丁寧な梱包で本自体も綺麗でした。 ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説では再読に耐える小説が名作と言われるが、本書は再読せざるを得ない作品。海外出張の際に飛行機で読み読み終えたら最初から読むを繰り返しても全く飽きない。ストーリーも完全に把握し、一部は暗記しているのにまた読んでしまう。江戸川乱歩の「蟲」という小説で「蟲」という漢字がひたすら繰り返される(リ〇〇より不気味)のを活字の恐怖と称した評論が有るが、本書は活字の麻薬である。特に武蔵が自分を転生させた術者を殺害するシーンが筆頭。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本の時代劇にホラー要素が合体して、更にコズミックホラーのような方向性になっていく。原作とは大違いだが、不思議とこの世界観は成立している。短い構成でどの章も飽きずに読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これ初めて読んだのは高校の頃かな? 元々石川賢はゲッターロボとかウルトラマンタロウの 頃から大好きで追いかけ続けてたんですが この頃にはちょっとマンネリ感出て来てたように感じてたのが、この「魔界転生」で一皮剥けましたね、石川先生。 内容の原作から逸脱したぶっ飛び具合とか面白さは言うまでもないんですが、 (山田風太郎の原作も好きだし角川映画も好き。念のため) これだけぶっ飛んでいながらカッコよく話の節々をキメてくる。 石川賢オリジナル忍者もののお約束、とでも言うべき シチュエーションのカッコよさ! そして書き下ろしでありながらこのエンディング! 普通、「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな エンディングは「打ち切りエンディング」であり非常に 情け無いものなんですが… 「十兵衛!宇宙の果てに飛ばしてやろうかあ!それとも地獄の炎に叩き込んでやろうかあ!」 「やってみろ!!天草四郎!!」 最後の2コマで背筋がゾクゾク。 ここを読むといつも頭の中で沢田研二主演、角川映画の 「魔界転生」のテーマがかかってしまうのです! いやあカッコいいなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に面白い。面白すぎるのだ。柳生十兵衛がこれほど強いとは驚きだ。特に心理戦に傑出している。柳生但馬守の戦闘シーンでは、先祖代々の巻物を投げ上げそれに、気を取られるスキにバッサリと。宮本武蔵の戦闘シーンでは、わざと佐々木小次郎との対決シーンお膳立てしている。武蔵に船の櫂で木剣を使用させるためだ。柳生十兵衛の新陰流は、宮本武蔵顔負けの心理剣にあり。問答無用の最高傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山田風太郎作品を読むのは「甲賀忍法帖」「伊賀忍法帖」に続き「魔界転生」が三作品目。 まだ風太郎ファン歴の浅い私だが、この「魔界転生」こそ最高傑作ではなかろうか? 歴史に残る故人となった大剣豪たちが魔界転生なる怪しい忍法によって蘇る。 そして幕府転覆をたくらむが、その前には柳生新陰流の達人、柳生十兵衛が立ちふさがる。 なんという設定の面白さだろう! アクションあり、エロスありで、山田風太郎の魅力が全て凝縮された作品になっているように思う。 個人的には、7歳の関口弥太郎の存在が気に入った。 殺伐とした果し合いが続き、暗く凄惨な物語になりがちなところを天真爛漫なこの少年の存在は一服の清涼剤のようになっている。 弥太郎とおひろの姉弟愛も良かった。 後世の小説、映画、漫画などに大きな影響を与えたという点でも歴史に残る不朽のエンタメ小説だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
究極の快心作である。面白い。こんなにハチャメチャで面白い、忍法帖があったのか驚きました。とにもかくにも、一度読み出したら止まらないのである。これは、山田風太郎の天性のストーリーテラーによるものと思います。誰もまねは出来ません。魔界転生衆がエイリアンのように、卵から出てくるシーンは、傑作です。最高傑作と言えるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代の剣豪のトピックスを作者なりのフィクション化したストーリーで、紀州路の旅心もそそられる読み物でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代の宮本武蔵、宝蔵院胤舜、柳生但馬守、柳生如雲斎、荒木又右衛門、田宮坊太郎をはじめとした剣豪のトピックスを作者なりにフィクション化した物語で、一気読みしてしまう読み物でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近、沢田研二出演の魔界転生のDVDを観て漫画本も読みたくなって買いました。実写版よりも漫画版が内容が濃くて面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前持っていたものより、状態がいいので満足です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には忍法帖の最高傑作ではないと思う。忍法がほとんど出てこないということもあるが、柳生十兵衛が明るすぎるからだ。 山田風太郎の文章はネガティブなことを書くときにこそ輝く。そういう意味で徳川頼宣や転生衆たちの世に対する強烈な不満、鬱屈を描いたパートのほうが楽しめた。 こちらを主役として無念にも十兵衛に敗れる物語と見れば印象が変わるのではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ザ・娯楽小説といった感じの内容で、テンポ良く読めて楽しかったです。 次々起こる展開、軽快な中にも色気を感じる文書は作者の想像力の凄さを感じさせました。 他の短編などに見られる性的な描写も目立つほどではなく(多少はありますが)、冒険活劇感が強い雰囲気です。 文も簡潔で読みやすいので長さを感じさせません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
装丁ついてはほどほど良く、内容に関してはブッ飛んでて良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
将軍家病篤し、の報に紀伊大納言は今や藩をあげて命運を賭すべく、魔界より甦った怪異の剣豪を供に江戸へ向かった――魔人たちの大陰謀は大詰めに! この天下覆滅の奸計に立ちはだかる柳生十兵衛。柳生谷に伊勢船島に……隻眼まなじりを決し、孤剣を抱いて馳せ向かう。壮絶無比の大死闘はいよいよ最高潮に! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻に続いてのレビュー。下巻では転生衆徒の戦いが更に激化し、緊張感のある場面が連続する。漫画版で先の展開を知っているにもかかわらず、次へ次へと読み進めたくなる。このあたりは、やはりそれだけの魅力を持った作品だということでしょうか。 主人公の十兵衛は、飄々とした性格が魅力のひとつと思います。それだけに苦難苦境に立たされた時に、普段とはまた違った魅力が見えてくるのですが(苦しんでいる十兵衛には申し訳ないですが)、原作では小説という媒体だけあって、そのあたりの十兵衛の心理がより伝わってくる感がありました。 最後の戦いのあと、描かれる結末は原作と小説で違いがありますが、どちらもそれぞれまた異なる趣きがあると感じました。 この角川版の「魔界転生」下巻、上巻は何人かの方がレビューを書いていますが、下巻はこれまでレビューがなかったのですね。過去に何度か版元を変えて出ている作品だからということがあるのでしょうが、ちょっと意外な感じもします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品をせがわまさき氏が漫画化した、「十〜忍法魔界転生〜」。私はその漫画版からこの作品を読みはじめ、それが完結してから原作である小説を読もうと思っていました。その漫画版もこの2月に最終巻である13巻が発売。それからしばらく経って、この小説を読み始めました。 この「魔界転生」もそうですが、山田氏の作品は様々な出版社から出ています。そんな中で、私がこの角川書店版を選んだのは、表紙の絵が好きな漫画家・イラストレーターである田島昭宇氏だったというのが理由です。 内容ですが、漫画版を先に読んでいたこともあってか、ふだん小説を読むときよりも、人物や場面のイメージが脳内に浮かんできやすかったように思います。 序盤の転生衆を揃えるあたりは、正直なところ、やや退屈な感じもありました。が、主役である十兵衛が登場し、転生衆の剣士たちとの戦いが始まっていくあたりからは一気に面白さが増していくのを感じました。 私のレビューは、漫画版を先に読んだこともあり、どうしてもそちらの印象に引っ張られることが多く、そのため作品単体のレビューとしてはどうかと思えるようなものになっているかと思います。ですが、漫画版は読んだが原作に手を出そうか迷っているという方もおられると思いますが、多少なりともそういった人たちのお役に立てれば幸いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『魔界転生』コミカライズの少年漫画?編。前にヤマトコミックスで読んでいたものの再読。 「同じ設定でお話を作るにしてもオレは原作でやっていなかったことをやってやるからな!」という試みの極北のようなことをやっています。本書での魔界衆はまったくのバケモノ扱い。吸血鬼やゾンビどころではございません。 もっとも、最初に倒すことなる魔界衆に父親の但馬守を持ってくることで十兵衛の戦いに必然性を持たせたるなど、原作小説を踏まえた上で原作小説を乗り越えてやろうとする石川センセイの心意気と周到な計算はまことに御立派。決して本書はただのイロモノではないのであります。 柳生十兵衛は魔界衆をやっつけるためなら火器や火薬の使用も躊躇わず、この人、刀よりも、拳で殴っている方が強いんじゃないか。 見どころは満載なのですが、圧巻なのが、柳生十兵衛と天草四郎がたどりつくそれぞれの結末。「この手があったか!」と原作を知っていればこそ、頭をぶん殴られるほどの衝撃でした。 再読して気づいたのは作者のお遊び。モブをよく見ると水戸黄門やゲゲゲの鬼太郎や影丸(忍者武芸帳の方)がぬけぬけと登場していて苦笑い。 「魔界転生」の設定からこんな風にも大風呂敷を広げることができるものだと奇想と作劇の楽しさを大いに堪能させていただいたのであります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の人も書いているようにバカバカしいけれども、とにかく面白い。 特に上巻のワクワク感はすごいよ。 いまの漫画家たちがやっている手法を、風太郎は小説でずーっと前からやってたんだなぁ。 なにも考えずに、極上の娯楽小説で最高の暇つぶしをして下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画では沢田研二扮する天草四郎がダークーヒーローになっていますが、 原作は全く違います。映画はむしろ別作品と考えても良いかもしれないですね。 大家の山田風太郎の作品の真骨頂は壮絶さと独特なエロスだと思うのですが、 本作では真骨頂が発揮されていますね。 登場人物をくどくど書きませんが、一人一人を主人公にして1冊の本が書けるような 人物達が暗黒の魔の手に落ち、未練をは果たすために復活し酒池肉林、跳梁跋扈の ごとく活躍します。なんせ大剣豪達ばかりだから十兵衛も大変です。 艱難辛苦の果てに大団円はやってきますが十兵衛の行く末に哀愁があってとてもいい。 メインストーリ、サイドストーリ、登場人物達の個性、リズムにテンポも実にいい。 通勤電車の中で、布団から目だけ出して読んでも良い。理屈抜きに楽しめますよ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!