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去年の冬、きみと別れ
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去年の冬、きみと別れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 21~40 2/5ページ
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作者の世界観がとても強い本で、まるでエッセを読んでいる気分になった。ミステリー部分は凝っていてとても好きです。けれど、キャラクターに個性がない。出てくる人物が作者の世界を表す人形のように思えた。 合う人は合うんでしょうね。自分は二度とこの方の作品は読まないと思います。 | ||||
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翻訳したいな〜と思った。こういう小説が久しぶりだったとはいえ、キンドルで一気に読んでしまいした。トルコ語に翻訳してここでも人々に読まれて欲しい。 | ||||
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ありがちな、入れ替わり殺人で若干面白くない。 木原坂の設定も、人形師も中途半端でせっかくの謎めいた雰囲気が台無し 映画は、役者がイメージに合っているし、写真がキーポイントになっているから、期待できるでしょう | ||||
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映画を鑑賞後(とても面白かったので)、原作が気になり拝読しました。 以下、原作の感想や映画との比較について示します(ネタバレします)。 全体的な感想として、登場人物たちの内面の描写はやや疑問が残るものの、構成や文の視点については興味深かったです。 大まかに言うと、小説という文章のかたまりをパズルのように紐解きたいなら小説、人物の感情や行動についてをより明確に知りたいのであれば映画、メディア間での比較をしたいならば両方に触れてみると(この作品は違いが結構あるので)面白いと思います。 まず後者について。小説全体を通し、章の区切りの通し番号をよく整理しながら読むと「僕」の視点が誰のものなのかが分かります。その点で、一人称の文章のまとまり、つまり、登場人物複数人の主観的記述のまとまりが複雑に配置されているといった印象を受けました。その章が誰の視点であるのか、共通のキーワード的要素やシチュエーションなどを関連付けることで理解できるという構成になっています。そういった意味では、映画で大筋を知っているものの、1度読んだあと、頁をめくり返す作業が必要でした。 次に前者について。レビューで指摘されている方もいらっしゃいましたが、登場人物ひとりひとりの内面があまり見えないかなと感じます。映画との比較になってしまうのですが、登場はするものの、人物の内面の描写といったものが少々不足しているように思われます。例えば、本当の朱里の悪女ぶりが、百合子のそれと被っているようで、実際の彼女がどのような人間であったのか、という点で疑問が残りました。また、冒頭から登場する「僕」や弁護士についてもいまいち分かりません。また、彼らの抱く感情やそれによる行動や動機というもの少し弱いかもしれません。 しかし一方で、彼らの内面を更に詳しく描写するということになると、文章量が増え気軽に一気に読むことが難しくなったり、視点が複雑になったりしてしまうのでないかとも思われるので、仕方がないかなとも思いました。 この点については、映画の方が、視点がある程度統一されており、人間関係も凝縮され分かりやすいものになっていると感じられます。 付け加えて。作者のあとがきにも献辞について触れられていますが、意味が分かればどうってことないというのは納得です。一方で、その本名がそれぞれ明確に分かるという訳でもないので、はっきりと名前を示してほしいという希望にはあまり応えられていないかな(一方的に読者である私がそれを求めている訳ですが)、と感じました。 内容については、人間の好意や理想といったものの捉え方についての木原坂や人形師の言葉が興味深く、印象的でした。ですので、ざっくり言うと、読者である私たちも含め、人間それぞれの「主観」やモノの見方が入り乱れているのがこの作品の面白さの一つではないかと思います。 全体的に、そこまで面白くないだとか言うほどではないかなとも思いますし、構成や視点の混合とそれによる混乱を紐解くのが楽しいという方にはおすすめです。 読むのにさほど時間も要しませんので、原作が気になるかな、と思っている方は一度本を手に取ってみるのがいいのかもしれません。 | ||||
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この手のストーリーに期待する「騙された爽快感」は全くなく、どちらかというと、後出しジャンケンの不快感。 | ||||
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面白くて ドキドキして 一気に読んでしまいました…読み終わった後は… スッキリ感も爽快感も モヤモヤ感も なく…で?という感想です。こうはんは、よくある 大どんでん返しでした。いい意味で、もっと 裏切られたかったです | ||||
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本作品は、今年(2018年)映画化され、この映画の宣伝で、原作小説を知ったという経緯があり、調べてみると、私の好きな驚愕度の高いラストが用意されているらしいということが分かったので、読んでみることとしました。 主人公の「僕」は、ライターの仕事として、死刑囚の木原坂に面会に行く。 彼は、2件の殺人事件を犯した罪で、死刑判決を受けていたのだった。 「僕」は、木原坂の殺人事件を本にするために、面会を行うとともに、さらに関係者とも接触を図るが、木原坂のみならず、彼を取り巻く人々も、どこか奇妙で違和感のある者ばかり。 事件の真相は、なかなか判明せず、混迷を深めていくのだった…。 作風としては、作者が芥川賞作家であることもあり、「純文学+ミステリ」の感覚でした。 真相が分かっても、謎として残されたままの部分が多々あることは、純文学の要素が、そうさせているのではないか、という気がします。 また、これと同時に、私がその真意を読み取れ切れていないという面もあるかもしれません。 さて、肝心の驚愕のラストですが――仕掛けとしては、前例がないという意見もあるようですが、私がかつて読んだミステリの中に、全く同じではないにせよ、同じ発想のものがあったように思います。 その点から、この作品にミステリとして満点を与えることはできませんが、純粋なミステリとはちょっと違った作風の作品に出会えたことで、満足度はかなり高いものがありました。 これまでにない純文学的なミステリに関心を持たれたなら、読んで損はない作品であると思います。 | ||||
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文春ミステリーベストテン2013にランクインした本作。長編と言うには、行間がスカスカですねえ。1時間ほどで読めてしまう。 殺害の方法は陰惨ですが、トリックはまあまあかなぁ。横溝正史の有名な作品にも似たようなのがありました。内容がわかってしまうので、作品名には敢えて触れませんが。 しかし、この作家さんの受賞履歴が凄いですね。全米でもいいとこ行ってる、みたいな。日本のミステリー界には、桐野さんや東野さん以外にもこういう人がいたんですね。 | ||||
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狂気に満ちた人ばかりに思える。イノセント・デイズのような印象だってけれど裏切られた。 | ||||
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まだ、読んでいないです。映画のあらすじからして、おもしろそうですよね~ | ||||
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ネタバレあります。 ただの交換殺人に、全く目新しいものを感じませんでした。なんか今までの推理小説とか読んでたらあったようなーという。 登場人物にもさして魅力を感じず。一気読みが出来たのだから、そこそこ面白かったのか? と思ったが、考えてみれば 文字の量が少ないだけだった。 芸術家のスタンスに出るかどうかの賭けに勝った彼らですが、とにかくあれは読みにくい。 もうすこし綺麗にまとめた叙述トリックを使えないものでしょうかね? 芥川賞作家なら、なおさら。 | ||||
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読んでいくうちにいつの間にか真実に気づかされる感じが好きなのですが、真実を明かすところが長〜い説明に終始していて残念です。 最後のイニシャルは意味有りげなのにわからず、悔しい思いで調べましたけど、思った以上の意味はなくなぜ強調したのだろう?と思いました。 | ||||
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大好きです、この作品も、映画化されたので再読しようと思います。 | ||||
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映画の公開とは関係なく、作者がEテレの番組に出演していたのを見て興味を持ち、たまたま最近の作品から選んだのがこの作品でした。 レビューで厳しい評価をされてる方が多いようですが、私にはミステリーとしての意外性も大きくて面白かったし、作品としての重みも感じて、読み応えのある作品でした。 拘置所を訪ねた「僕」と被告人に手紙を送った人物が別人であることなど、丁寧に読み進めないと他のレビュアーの人が書いてるように、何が何だかわからなくなる可能性はあるかもしれません。 私はミステリーは読み慣れていない方ですが、そんなに速く読み飛ばす方でないのが幸いしたのか、この作品がそんなに分かりにくい内容とは感じませんでした。 これは話の展開に意外性がないという意味ではなく、読み進めれば理解するのに苦労することはなかったという意味です。 自分の芸術的な写真を残すために女性が焼け死ぬのを撮影し続けた写真家と、事件の被害者に対するストーカーレベルの過剰な愛情から被告を陥れようとする人間と、どちらの狂気が上回るのだろうかと考えてしまいました。 | ||||
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2回読み直してやっと内容が理解できました。内容が深い!2回読み直しても違う意味で楽しめました。 | ||||
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一人称の語りで話が進むけど、 ミスリードを狙ってそういう手法をとったのだろうけど、 読んでて混乱するだけだし、 ミステリーではないので、エンタメを期待しないほうがいい。 芥川賞作家さんだからかな、なにもかも淡々としてて、 「純文学」のかけらが中途半端に残ってる。 他の作品も読んだけど、ミステリ風にするのはやめて。 ミステリ求めて読んだ時間と期待がムダになった。 艶めかしさもエロさもない、行為を淡々と書く性描写って、 逆に気持ち悪かった。 | ||||
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スリが素晴らしかったので中村文則の他の作品も、と選んだ本作は正直薄っぺらーーい印象で、後半のネタ明かしが犯人の下手な説明ばかりという情けなさにがっかりした記憶が。 良い作品は記憶に残るが、本作は犯人以外は殆ど記憶に残ってなかったので映画化に伴い改めて読み直したけど、やっぱり駄目だった。 化け物でもないし、狂気でもない、ただの自己中な殺人犯レベル。 映画はストリート変わってると聞いて見たが、この原作の映画化である以上、感動も涙もないよね。 | ||||
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死刑囚とその人の実録本を書くべく取材をする記者。この二人とその周辺から、死刑囚が犯した二つの殺人の真相が浮ぼりになるという展開だ。 登場人物皆、病んでいるとっても辛気臭いお話。その病みが事件の背景にある関係者をつないでいくという趣向である。 ひとの暗い部分に踏み込む著者ならでは文学作品と思いきや、ミステリとして読むことができるんだね。ただミステリであるとするならば、真相へとつながる行動が過激過ぎるように思える。 そこは病んでいるからという理由に収束してしまうのだろうか。好みの作品ではあるのだが。 | ||||
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ミステリなのかもしれませんが、それをメーンで期待しているとがっかりするかもしれません。 個人的にはこの作家さんの文章が好きなので、この作品についても1頁目から面白かったですが、叙述トリックとかそういうミステリ的なもののみを期待している方は、違う作家さんの作品を読んだほうが良いような気もします。 ただこの作家さんの本にしては、あまり読んでいても心がもっていかれるとか疲れるということもなかったので、読みやすいほうの作品なのかもしれません。 | ||||
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映画見てください。興奮します。ストーリーはさすがとしか言えないです | ||||
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