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去年の冬、きみと別れ
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去年の冬、きみと別れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 1~20 1/5ページ
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中村さんの作品はこれで三作目。 ノワールな印象の方なのですが、今回もかなりダークな作品でした。 ・・・ 連続殺人犯のルポを書くことになったライターと拘置所で死を待つ殺人犯。彼らの関係を断続的なスナップショットで綴るかのような描写。 その中で、奇妙(奇怪)な殺人者の姉がライターにとってターニングポイントになります。殺人犯の狂気と共に、その姉の狂気にもあてられ、ライターはこの姉の性に籠絡されてゆきます。 ・・・ さて、私は次第に流れが良く分からなくなってきました。誰の視点でこの物語は書かれているのか? 実はこの視点の変化こそがこの作品のキーとなります。そして徐々に明らかになる、本作品の全体の構造。このあたりはじわじわ来ます。久方ぶりに感じた読書によるゾクゾクでありました。 何を書いているんだって? いやあ、ぜひとも読んでみて味わってください! ・・・ ということで中村作品を読了いたしました。 一見、狂人の独白かのような作風でありましたが、そんなところに留まらない大いなる?狂人が意図したスキームがありました。その構造が見えたとき、「なるほど」となる作品です。 ダークな作品が好きな方、ミステリ好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。 | ||||
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文章量が多くないので読了時間も短かった。作者が純文学系だからか、読み終わってもどこか釈然としないミステリーだった。最後まで読むと一応仕掛けはわかるのだが、やはりレビューにあるように〈後出しジャンケン〉の感は否めない。あくまでおれの私見だけども。 | ||||
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これは非常に売れた小説なので読んだ人は多いはずだが、すっきりしない読後感だった。作者にはもっとエンタメに徹して書いてほしかった。出だしがフォークナー(?)みたいでちょっと期待したけれども、叙述トリックを駆使したどんでん返しの連続に興ざめしてしまった。期待し過ぎたのかもしれないが。この作家なら、ほかにもっと良い作品がいくつもあるような気がする。 | ||||
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女を二人殺し死刑を言い渡された元カメラマンに主人公がインタビューに行くところから話は始まる。 犯人のカメラマン、彼が偏愛する姉、人形師、ストーカーの男、様々な人間に会い、 また獄中の犯人からの手紙が間に挟まり、事件の輪郭が徐々に明らかになっていく……。 純文学✕ミステリーとも評される構成・人物描写・そこかしこに仕掛けが満ちた一作 ……なのだが、ミステリー超好き! というほどではない自分は最後まで読んでもイマイチ楽しめず。 謎解きパートを見ても、序盤から中盤にかけての退屈さを覆すほどの驚きはなく 登場人物たちがどうもみんな投げやりというか、魅力的に思えないため、惰性で読んで一応読み終わったという読後感だった。 全体に漂うなんか疲れた雰囲気はすごく上手に表現できていたと思う。 | ||||
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最後の最後に物語を全て覆す大どんでん返しがあり、2度読みたくなる作品です。 | ||||
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岩田剛典さんが出演している映画で、原作を読みたくて購入してみました。 映画も良かったですが、原作は映画ではなかった場面があるので面白かったです。 | ||||
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錯綜したミステリーで、一人の心理を追っていくようなぼくの好きなタイプとは随分違う。 芥川賞作家らしいし。 浸れなかったw | ||||
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映画がとても良かったので小説も買ってみました。 序盤で、この人、下手くそだな文才ないなと思いました。自分の時間を無駄にしたくなかったのですぐやめました。ゴミです。 | ||||
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シンプルに面白い! 純分がどうとか言ってる人は多分読解力が足りないのだと思います。 普通に情景も思い描けるし美しい作品だと思いました。 | ||||
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純文学+ミステリの内容。 ミステリのトリックのロジカルさはいいけど、如何せん内容が浅い気がしてしまって、そこまで驚きはなかった。 本自体は、薄くて2時間ほどでサクッと読める分量なので、ミステリ初心者や最近本を読み始めた人におすすめです! | ||||
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最近ちらほら耳にするようになった名前なのと、純文の方のミステリらしいので読んでみました。 はじめて読むし、いろいろと評判なので期待してましたが。 クソが!!(悪い意味で) エログロナンセンス!!!(悪い意味で) 途中まででダウン。伏線とかが太字でわざとらしくて鼻につく。 どうせ叙述でしょ、一人称が三人称だったとかそういうんでしょ、とか思って、ネタバレだけ見りゃいいやと思って探したんだけど、なかなかない。ともかくわかりづらいっぽい。 もういいや。 何なの、この読みにくさ……。純文はやっぱ合わんわ。 | ||||
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中村文則さんの本です。すぐに読み終わりました。 主人公のライターが、殺人事件をおこした写真家の本を作ることに。 その写真家の木原坂雄大にインタビューし、その姉にもインタビューするが、姉に誘惑される。 姉と付き合うためには、今付き合っている女と別れなければ、ということで、悩んでいく主人公。 はたして、木原坂の目的は…? というような話でした。 なんか、中村さんの小説にでてくる女って、簡単に誘惑してくるし、簡単におセクスしちゃうし、 うらやまけしからんですね。 中村さんの周辺にはそういうライトな女ばかりなのかもしれませんけど、そういううらやましい目にあったことがない僕としては、 「んなアホなぁ~」としか感じられません。 ただ、男女関係が極めてライトに性交渉したり別れたり、ということがしっくりくる人としては、面白いのでしょう。 なんとなく、将棋の駒をすすめていくような、そういう人物を駒にしているような印象があって、 キャラに血が通っているのかなぁ、とか思っちゃいます。 葛藤とかなくて、ライトに肉体関係を持てるような人なら、面白い本だと思います。 | ||||
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しなやかな感性を持った作家ですね。 | ||||
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非常に良いセラー! | ||||
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「狂人」はそのエキセントリックな言辞の中に、人間の真理を鋭く突き、本質を抉り出すような芸術的な一節を垣間見せたりして震撼とさせられる…というのが、我々が狂人に対して抱く一種の「期待」であり「幻想」であるが、精神科医によると、実際のところ、本物の狂人というのは呆れるほど凡庸で平板なことしか言わないらしい。失笑を誘うような陳腐な借り物のフレーズを、さも自分自身のオリジナリティーあふれる世紀の産物であるかのように、芝居がかって仰々しく並べ立てる。 本書で描かれる登場人物も、そういう意味で「本物の狂人たち」である。 薄っぺらさと安っぽさばかりが感じられる、冗長な三文ドラマのフレーズの並べ立てには辟易とした。 「…」を多用するなど、「思わせぶり」に書かれた文章が、実際に「思わせぶり」なだけでしかないと気づくのに時間はかからない。 安部公房を真似たようにも思える、硬質さを気取った文体も、安部のそれが戦慄を誘うような輝きを放つ鋭利な刃物であるとするなら、本書のそれは、まるで「クリアファイルの角」のような、ペナペナな材質とビニールのチープ感しか感じさせない。 本書を読むに費やした時間も、「狂人たちの不毛な時の過ごし方を辿らされただけ」とあっては、腹が立つほど空虚だ。 本書はミステリーであるらしい。 文庫版あとがきで著者は、ご丁寧にも自らのトリック意図をご説明なさっている。 (単行本発刊時に、よっぽど読者の不興を買ったことの裏返しでもあるのだろう)。 「自作を自著の後ろで補足解説する」という所作自体の“ダサさ”もさることながら、著者が力点を置いていることの「ズレ」に首をかしげた。 建築家が家を建てるなら、我々はその家の「住み心地」でその家を評価する。 「床下を見てください。配線と配管がこうつながっているでしょう。これは私が予め周到に設計したものなのです」と建築家にドヤ顔で言われたとしても「それが何か?」としか思えない。 我々が評価を下すのは、床下のディテールの工作過程ではなく、結果としてできあがった家総体の暮らしの実感からでしかないからだ。 設計図を書くことに夢中になって、どんな家を建てるのかを見失っている。なんとも本末転倒だ。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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これをミステリーと称するのはいささか首を傾げたくなる。中村文則は純文学作家としては一流だと思うが。 まず一つにどんでん返しにはなっていない。謎の提示が曖昧で最後に明かされる秘密もそれだから何?と驚きに欠ける。叙述トリックだが、それにしてはお粗末過ぎた。 中村文則作品でも銃や掏摸の様に良い意味で物語に起伏のない文学作品の方が中村文則は面白い。 | ||||
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一見ミステリに思えますが、純文学です。描写が一々素晴らしい。良い作品でした。 | ||||
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もともと好きな作家でしたが、本作は読んでいてつらかったです。 「 あと出しじゃんけんが過ぎるように思いました。 | ||||
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土の中の子供、で、とてもとても好きになり、世界の果て、で、中村文則を私の好みだと確信した。はてさてこの作品はどうかな?というと、つまらなくて楽しめなかった。まるで誰かに書かされた、中村さんがイヤイヤ書いて、ただ映画にするために躍起になってる作品みたい。がっかりだ。。 | ||||
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