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(短編集)
灰色の北壁
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灰色の北壁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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3作の山岳短編集。 注目はやはり「灰色の北壁」だろうがここに登場する山、「ホワイト・タワー」と呼ばれる海抜7981mのカスール・ベーラ、初登頂者日本人という設定。 どんな山かと調べてみるとこれがなんと架空の山。 これには騙された。 これが架空の山ならばヒマラヤのその他を紹介した山の名、海抜、初登頂者、年代などが全て架空に見えてくる。 さすがにエベレスト、K2は山の知識がない小生でもわかるが参った。 もっとはっきりヒマラヤの○○山、海抜15000mとして書いた方が明快だった。 一般文学通算2424作品目の感想。2020/08/13 15:00 | ||||
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世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせの北陸を、たった一人で制覇した天才クライマー。その偉業に疑問を投じる、一編のノンフィクションに封印された真実とは…。表題作の他に「黒部の羆」「雪の慰霊碑」を収録。新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー集。 | ||||
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ミステリー要素を兼ね備えた山岳中編小説3作。 「黒部の羆」 舞台は、剣岳源次郎尾根。 矢上と瀬戸口の2人組パーティー間のわだかまりによって、事故が起こる。救助に向かう元山岳警備隊員で、山小屋の管理人の樋沼。 最後の方まで読み進めていくと、「あれ?」と思い、ミステリー的な仕掛けがあることに気づく。 「灰色の北壁」 舞台は、架空の8000m足らずのヒマラヤの高峰カスール・ベーラ。 その山に初登頂した御田村と、御田村の妻を奪い、カスール・ベーラの難ルート「ホワイトタワー」を初登頂した刈谷と、御田村の息子との間の確執。刈谷の初登頂に向けられる疑惑。 ミステリー要素は、密告したのは誰か、刈谷が隠そうとしたものは何か、といったことだが、意外性のある真相で、その理由も人間性に根差した納得のいくもの。 「雪の慰霊碑」 舞台は、2435mの北笠山(架空の山と推定される)。 息子が遭難した冬の北笠山に単身入山した坂入、死ぬつもりではないかと心配する息子の元婚約者の多映子、多映子に想いを寄せながら、叔父の捜索に向かった雅司。 雅司が叔父に伝えたかったことは何か。 坂入が入山した理由は何だったのか。 予想外の理由が明らかになる。 | ||||
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ミステリー要素を兼ね備えた山岳中編小説3作。 「黒部の羆」 舞台は、剣岳源次郎尾根。 矢上と瀬戸口の2人組パーティー間のわだかまりによって、事故が起こる。救助に向かう元山岳警備隊員で、山小屋の管理人の樋沼。 最後の方まで読み進めていくと、「あれ?」と思い、ミステリー的な仕掛けがあることに気づく。 「灰色の北壁」 舞台は、架空の8000m足らずのヒマラヤの高峰カスール・ベーラ。 その山に初登頂した御田村と、御田村の妻を奪い、カスール・ベーラの難ルート「ホワイトタワー」を初登頂した刈谷と、御田村の息子との間の確執。刈谷の初登頂に向けられる疑惑。 ミステリー要素は、密告したのは誰か、刈谷が隠そうとしたものは何か、といったことだが、意外性のある真相で、その理由も人間性に根差した納得のいくもの。 「雪の慰霊碑」 舞台は、2435mの北笠山(架空の山と推定される)。 息子が遭難した冬の北笠山に単身入山した坂入、死ぬつもりではないかと心配する息子の元婚約者の多映子、多映子に想いを寄せながら、叔父の捜索に向かった雅司。 雅司が叔父に伝えたかったことは何か。 坂入が入山した理由は何だったのか。 予想外の理由が明らかになる。 | ||||
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