■スポンサードリンク


緋色の研究



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

緋色の研究の評価: 4.30/5点 レビュー 162件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全136件 121~136 7/7ページ
No.16:
(5pt)

名句が踊るよ

この作品を読んで驚いたのは犯人が復讐を遂げる際に神に選択させるところだ。
 モルモン教というと、あの街中を二人組みで歩いている外人さんで、あなたは神を信じますか? とか言う人たちだが、それについて、こんな背景があるとはビックリ。
 心震える名句が多い。世の下に新しきものなし、天才とは苦痛を無限にしのぶ能力のある人、実際に何を為したかは問題ではない肝心なのは世の人に何を為したかを信じさせることだ、などなど。
 この本は背紐があってよいですね。
 テレビドラマのホームズのイメージで読んだら、あの俳優さんが目に浮かんできて、とても楽しめました。
 ワトソン君の声優さんのご冥福をお祈りします。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.15:
(5pt)

ホームズとワトソンの出会いを描くシリーズ第1作。大人になって読むとまた違う楽しさが味わ

創元推理文庫のシャーロック・ホームズ全集の1冊。シャーロック・ホームズとその相棒のワトソンの出会いを描いたシリーズ第1作、しかも深町真理子氏による新訳版とのこと。

もちろん、シャーロック・ホームズのシリーズを読んだことがないわけはないが、実際に読むのはおそらく小学生以来。ホームズの推理のすごさには、子ども心にも驚きを感じ、シリーズの全部の作品を胸をワクワクさせて読んだものだが、話はすっかり忘れていた。

この『緋色の研究』もそうだ。この有名な題名は覚えていたが、あらすじはすっかり忘れてしまっていた。しかし、改めて読んでみると、いや、大人版のホームズをはじめて読んでみると、この物語に古今東西、老若男女が惹かれていった理由がよくわかる。

子どものころは、シャーロック・ホームズの見事な推理力に感心しているだけだったが、この物語はそれにとどまらない奥深さを感じる。19世紀末のロンドンの社会情勢、雰囲気がよく出ていて、その歴史的、文化的側面が興味深い。
なぜに、世紀末のイギリスで、退廃的なホームズのような探偵物語がもてはやされたのか、巻末の戸川安宣氏の解題や高山宏氏の解説を読むとよりいっそうこの物語に惹かれていく。

この物語も、ワトソンがアフガニスタンでの戦争から帰ってきたり、アメリカのモルモン教の話が出てきたりと、その時代背景を探るだけでも楽しい。

この創元推理文庫の全集では、すでに他の本も出ているようだ。他の本も読んでみよう。
緋色の研究【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488101186
No.14:
(5pt)

字が大きくなった延原謙訳

 延原謙訳の新潮文庫版が出たのが、今からなんと57年前の昭和28年。私は中学校の図書館で、この延原訳を読んだ記憶がある。その後、同じ訳を大学生の時に読み、社会人になってからも読んだ。少し前には「ホームズもの」の新訳が日暮雅通訳で完結し、最近は深町真理子訳のものが出始めている。
 その中で、新潮文庫の延原訳が、文字が大きくなって出始めた。既に謙氏は1977年にお亡くなりになっており、延原展氏が若干の改訂を引き継がれている。
 私にとっては、ホームズといえば、やはりこの延原訳ということになりそうだ。
 この「緋色の研究」は、ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街221Bで家賃割勘生活を始めるきっかけとなった作品である。そういう意味からも、重要な作品。
 内容は、一夫多妻制度のモルモン教徒に恋人を拉致された男の復讐劇である。話の内容は極めて単純だが、ホームズの推理の冴え、犯人を捕まえる手際のカッコ良さは、シリーズの中でも一、二のものじゃないだろうか。ベーカー街非正規隊が、ベイカー街分隊という訳で早くも登場している。
 ホームズの出てこない「ドイル傑作選」も大きな文字で出てきたので、文庫本の小さな文字が辛くなってきた世代にはうれしい今回の改版である。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.13:
(5pt)

逸話だと思えば

シャーロックホームズといえば、まず緋色の研究を思い出します。
10回以上読んだのは、唯一この作品だけです。
ルパン、ポアロ、マープルを読むと、じゃ、しらばくぶるにホームズを読もうと思うと、最初に手に取ります。
半分以上筋は覚えていますが、それでも面白く読めます。
ワトソンの天然なところも素敵です。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.12:
(4pt)

記念すべき第1作

シャーロック・ホームズの
記念すべき第1作が、新訳で登場です。
1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。

軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、
負傷し、イギリスに帰国。
ここで、共同での部屋借りの相手を探していた
ホームズと出会います。
後世に残るコンビの誕生です。
そんな2人のもとに、
ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある
空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、
この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。
現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。
ホームズはさっそく捜査を開始し、
犯人を追いつめていきますが・・・。

物語は二部構成で、
第一部ではホームズの捜査により
犯人が逮捕されるまでが描かれ、
第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景を
アメリカ西部に場所を移して描写します。
第二部の最後の二章では、
犯人の独白とホームズの推理が述べられ、
物語は終わります。

読み終えてみますと、
この作品、いわゆるトリックというものはありません。
そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。
事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、
読者が推理する余地はないです。
RACHEという文字だって、
別にダイイング・メッセージのように
謎の設定があるわけではないですし・・・。
現代的な推理小説とは
ちょっと趣が違うのではないかと思います。

では、本書の面白さは何かというと、
まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、
かつエキセントリックな人物が
魅力的に描かれているところにあります。
そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、
さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、
読者を引きつけるのではないでしょうか。

いずれにせよ、
世界一有名な探偵ホームズのシリーズは
ここから始まりました。
それだけでも十分に
読む価値のある作品だと思います。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.11:
(4pt)

記念すべき第1作

シャーロック・ホームズの
記念すべき第1作が、新訳で登場です。
1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。
軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、
負傷し、イギリスに帰国。
ここで、共同での部屋借りの相手を探していた
ホームズと出会います。
後世に残るコンビの誕生です。
そんな2人のもとに、
ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある
空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、
この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。
現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。
ホームズはさっそく捜査を開始し、
犯人を追いつめていきますが・・・。
物語は二部構成で、
第一部ではホームズの捜査により
犯人が逮捕されるまでが描かれ、
第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景を
アメリカ西部に場所を移して描写します。
第二部の最後の二章では、
犯人の独白とホームズの推理が述べられ、
物語は終わります。
読み終えてみますと、
この作品、いわゆるトリックというものはありません。
そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。
事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、
読者が推理する余地はないです。
RACHEという文字だって、
別にダイイング・メッセージのように
謎の設定があるわけではないですし・・・。
現代的な推理小説とは
ちょっと趣が違うのではないかと思います。
では、本書の面白さは何かというと、
まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、
かつエキセントリックな人物が
魅力的に描かれているところにあります。
そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、
さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、
読者を引きつけるのではないでしょうか。
いずれにせよ、
世界一有名な探偵ホームズのシリーズは
ここから始まりました。
それだけでも十分に
読む価値のある作品だと思います。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712
No.10:
(4pt)

推理小説の金字塔・第一作

シャーロック・ホームズを忌避していたわけではないが、「いつかそのうち」が30年にもなり、今回初めて繙くことになった。娘が読んで、面白かったという。推理小説は初めてのはずだ。これ以上は考えられないほど、正当派の入門法である。私はその文庫を借りて読んだ。
ホームズの登場の仕方は鮮やかで、ドイルの文壇初登場には実に相応しい開幕である。しかし物語の方は、ホームズが言うのとは違った意味で単純である。読者には何も手がかりが与えられず、ただホームズの言うことをありがたく拝聴し、それが事実に相違なかったことをあとで確認して感嘆するだけの小説だからである。横溝正史が言う「コネコネクチャクチャ小説」、つまり、根本的に間違っているかもしれない探偵の「解説」を謹聴するだけの推理小説であり、現代の本格推理の水準とは比べるべくもない。
しかしこれだけ書いて終わっては、世に数多あるシャーロッキアンの憤激を買うことになろう。私はこの作品を古典として楽しんだのだ。古典を読むには、それなりの作法がある。19世紀後半にあっては革命的な論理的作品であったに相違なく、この「ガス灯時代」の子を、現代の目で論難するのは明らかに不公正である。私はこれを、単にホームズの超人性に驚嘆し、これを満喫するためだけにでも、読む価値があると考える。つまりは一種のヒーロー小説である。さらに私自身の怠慢を棚に上げて言うなら、ホームズものを知ることは、推理小説好きにとって、いわば一般教養として必須の儀礼なのだろうとも思う。娘はこのあとの作品も次々に読んでいる。私も追って後続を楽しむことになるだろう。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.9:
(5pt)

一読の価値アリです。

確かにミステリという点で見ると、やはり古臭くてある程度予想がついてしまう部分もあるかもしれません。
しかし、ホームズやワトソンなどの登場人物が、知らない人が読むと意外なほどにクセのあるキャラクターだと思うし、その会話のやり取りや展開だけで私はかなり楽しめました。
探偵小説の古典として、またひとつの物語として1度は読んでみてもいいと思います。当時の世界情勢・生活文化なども知ることが出来るし、ホームズの言動には笑える部分も多く、なんか半分コメディです。
そしてまたその可笑しみの部分や味を強調させているのが延原謙さんの名訳だと思います。
昔親戚の叔父さんに貸してもらって読んだのが延原謙訳のこの文庫の改訂前のものだったんですが、大人になってまたホームズ読みたくなって本屋行ったら訳が全然違っててビックリしました。
ホームズが「わしは・・・」とかゆってるのもあって愕然です。
なので延原謙さんの息子さんが改訂版を出すと知った時は、もう一度あの粋なホームズに会える!ととても嬉しくて全巻揃えてしまいました。 息子さんに感謝です。表紙も素敵。
もう、あの古めかしい文体が当時の世界感にマッチしてて素晴らしいのです。
他の巻で訳がイマイチという方がいましたが、そんな事はありません。
現代の文章に慣れて、あのともすれば回りくどいとも取れるような言い回しが鬱陶しく感じられるのかもしれませんが、私は大好きです。ホームズやワトソンがこんなに人間臭く感じられる文章は他に知りません。
また逆にスマートな文章で書かれてしまうと、ミステリという点では余計に退屈に感じてしまう気がします。雰囲気で読ませてしまうところがいいんです。
時代性を大事にしたい、味のある文章が好き、という方にはこの訳で読む事をオススメします。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.8:
(4pt)

「僕にはね、世界でただ一人、僕だけの仕事があるんだよ」

知人の紹介で知り合った奇妙な男シャーロック・ホームズと、ベーカー街221Bの下宿で共同生活を営む事になった戦地帰りの軍医ワトスン。
しかし、いざ共同生活をはじめてみるや、この謎の同居人の思い掛けない言動と、多彩かつ大きく偏った知識、そして時折見せる彼独特の不思議な能力に、何も知らないワトスンはただ驚かされるばかりだった。
そんな奇妙な共同生活を送る中で数週間が過ぎた頃、ロンドン警視庁のグレグスンからロウリストン・ガーデンの空家で男の死体が発見されたことを報せる一通の手紙が届く。ホームズに促されて現場へと同行したワトスンは、恐ろしい形相で息絶えた傷ひとつない死体と、壁に残された不気味な“RACHE”の血文字を目の当たりにすることに―
今、世界に一人と自負する顧問探偵シャーロック・ホームズの頭脳が、現場に残された痕跡から隠された犯人像と事件の裏に潜む更なる連鎖を推理する!
シャーロック・ホームズと相棒のワトスン博士が出会い、二人が最初に関わった事件の顛末を記したホームズ物語の第一作。
世に「ワトスン役」と言う言葉さえ生み出した、推理小説の先駆けにして世界的ロングセラーの主人公たち。彼らの出会いと、その人物像を描いたエピソードを、一度お読みになってみてはいかがでしょうか。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.7:
(4pt)

理屈なしで面白い

シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。
緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。
当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。
ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。
現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。
それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。
訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.6:
(4pt)

理屈なしで面白い

シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。
緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。
当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。
ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。
現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。
それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。
訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712
No.5:
(5pt)

ホームズ初登場

ホームズ初登場の長編。ホームズを初めて読むのならこれから読むといいと思う。

ホームズとワトスンが初対面なので、ワトスンを通してホームズという人物を少しずつ理解していける。

これを読んでおくと、他の作品も一層楽しめると思う。
緋色の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 75-5)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 75-5)より
4150739056
No.4:
(5pt)

ザ ファースト プロブレム

一世紀経っても変わらない人気を誇る、「シャーロック・ホームズ」。推理小説と普通の小説を足して2で割ったような文体と、独特のドイル節で確固たる地位を築いた名作の、第一作。もともと読みきりとして書かれていたので、その後のシリーズとの相違点(ワトスン先生の傷の場所とか)があったり、話の終わらせ方が一話完結的なものだったりとイレギュラーなものになっていますが、ホームズの独特な人柄や捜査方法、言い回しがすでに初回から構築されており、何度読んでも十二分に堪能できます。濃霧漂うロンドンの街をはこびる犯罪。それに果敢に挑むホームズ。やっぱり、何度読んでもあきませんね、こりゃ。
緋色の研究  シャーロック=ホームズ全集 (1)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 シャーロック=ホームズ全集 (1)より
4037380102
No.3:
(5pt)

1作目です

ホームズの第1作目「A Study in Scarlet」の全訳。「緋色の研究」は発表した当時のイギリスでは全く無視されドイルは2年後にアメリカで発表した「4つの署名」で花開きます。「緋色の研究」を書いてから2年の歳月が過ぎたせいでしょうか、「緋色の研究」には後にでる作品との矛盾が多く指摘されています。詳しくは書きませんが有名なドイルの錯覚としては、ワトスンの傷やホームズの文学や天文学の知識です。NHKで放映されたホームズシリーズにこの作品が入っていないのは、他の作品との整合性を考えての事だったのではないでしょうか。他の作品にもドイルの錯覚は多く出てきますが、ここまで決定的に違う記述は誰しも首をかしげます。しかしその錯覚を探し出すのも大いに楽しめる作品なんですね。まずはこの作品を見て後に語られる登場人物の背景の違いを探して下さい。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.2:
(5pt)

なぜグラナダTVのジェレミー・ブレッド作品にこれがないの?

56の短編と4つの長編があるシャーロック・ホームズ・シリーズ。かの名探偵の最初の登場が本作品です。当然押さえておきたい最初の長編ですね。不思議なのはシャーロックの映像化で最も成功したグラナダTVのジェレミー・ブレッド主演本シリーズにこの作品がないこと。ホントに不思議でなりません。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.1:
(4pt)

ホームズ登場

沈着冷静。文学の知識は皆無、哲学の知識も皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンをたくみに奏する特異な人物シャーロック・ホームズ。世界で最も有名な名探偵ホームズが初めて登場した記念碑的作品。ホームズ物の中でそれほど際立った作品という訳ではありませんが、ホームズとワトスンが初めて登場し、怪異に満ちた事件を解決する最初の事件ですから、まずは押さえておきたい作品です。深夜のロンドンで起きた殺人事件にまきこまれていく2人。空家の中年男の死体は何者か?壁には赤で「RACHE」という文字が・・・「毒殺です」ホームズはそっけなく言い放つ。
緋色の研究 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!