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(短編集)
ポーカー・レッスン
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ポーカー・レッスンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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逆転劇大好きなジェフリー・ディーヴァーの短編集。ラストで説明に傾きすぎなのがいくつかあるのが惜しい。あとリンカーン・ライムが出てくると強烈なキャラクター性でトリックの驚きが薄れる。 | ||||
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ディーヴァお得意のどんでん返しが楽しめるミステリ作品集である。16作品と作品ガイド「『恐怖』について」が収められている。うちライム&サックスものは「ローカルの原理」。一風変わったホームズもの「ウェストファーレンの指輪」も収録されている。 概ね捻りのパターンが分かってきたので、やっぱりね、が多いのは否めず…。先に出版された短編集『クリスマス・プレゼント』の方が、難易度は高かったかもしれない。以下が、良かった。 ・仕事、妻、愛人を失った日の最も最悪の出来事「通勤列車」、 ・警察から窃盗犯として監視され続けた男のしっぺ返し「監視」、 ・疎遠になった娘が突然現れた理由「生まれついての悪人」、 ・刑事が殺人者の動機を探り当てた時「動機」、 ・罪を犯した男を無罪放免にした弁護士に掛かってきた電話「一事不再理』、 ・トンネル崩落事故から女学生を救出した男の正体「トンネル・ガール」 ・危害を企てる何者かの存在に我を忘れていく男「冷めてこそ美味」、 ・お近づきになりたい女性の危機を救ったら 「のぞき」、 ・少年がポーカーで一人勝ちをおさめたとき「ポーカー・レッスン」、 ・仲間割れを始めた悪徳警官と詐欺師たち「遊びに行くのは最高の街」 | ||||
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もはや、どんでん返しありきで物語が展開してしまっていて本末転倒の趣きもある本作。 ディーバーの作品は初期の作品群が好きだ。 | ||||
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Oヘンリーの短編が一度読めば記憶に残り、ミステリ仕立てのものでも再読したくなるのはそこに感動があるからです。この作者はそんなものは不要、読者をいかに驚かせるかが至上命題だと割り切って書いています。ですから、なるほどそう来たか、という感心をしても記憶には残らない。眠れない夜の時間つぶしとか昼食時の読み物としては最適だと思います。 | ||||
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ディーヴァーといえばリンカーンライムシリーズで巧みなサプライズを仕掛けられる翻訳ミステリでは稀少な作家だが、これは合わなかった。 スタートで与えられる物語の骨格が簡単に崩され過ぎる。 主に登場人物の真の素性。 かと思うと逆にそのままだったり。 だから正しい情報も全て疑わしく思えて物語の世界に素直に入っていけない。 そういう手法が全て悪いとは思わないが、気付いて然るべきだった盲点を巧みなミスリードで作られるのと違い、 読者に明かされていなかった背景が、ほとんど脈絡無く、と言って良いほど唐突に明かされるパターンが多い。 それは閃いたアイデアというよりは後出しじゃんけん感が強い。 それらひっくるめて楽しめる人にケチをつける気は全く無いが、個人的にはやはりライムシリーズが素晴らしい。 ライムシリーズで求めるハードルが上がっている可能性も否定は出来ないが。 | ||||
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前作「クリスマスプレゼント」はまあまあだったけど、これは駄作。ジェフリーディーヴァーやはり長編小説ですね。 | ||||
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リンカーン・ライムシリーズで何度も興奮させてくれるジェフリー・ディーバーによる短編集。本書の16作品すべてにラストのドンデン返しがあるのだが、作品の出来という点では『』のほうが断然良かった。決して面白くないというわけではないのだが、著者がディーバーなのでどうしても評価が厳しくなる。 ディーバー未経験者であれば、長編はけっこう分量があって手に取るのにちょっとビビってしまうので、本書か『クリスマス・プレゼント』でドンデン返しの気持ち良さを味わってみるのがお勧めである。 | ||||
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前作の短篇集『クリスマス・プレゼント』が出色のデキだったので今回も期待したが…。 16の短編が収載されているが、どうも短篇のわりには冗長でフットワークが重い印象。 トリック、ストーリーも"策士策におぼれる"感あり。 どうも期待以下だった。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァー氏の大ファンです。 長編を読む息抜き程度で、こちらを購入。 ジェフリー氏はやはり・・長編とのレビューもありますが、私は裏切れた感はありませんでしたし、肩肘はらずに読めるので楽しめました。 通勤時間が以前より短いので調度良い感じです。 (長編を読んでいると電車を降り過ごしてしまう事もしばしばありました) ジェフリー氏を読んだ事の無い方でも読める本ですよね。 オススメです。 | ||||
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本書の序文で著者ジェフリー ディーヴァーは、教壇で短編小説について語っていたことが評者の感じたことそのものであったので・・・内に引用したい。 ・・・短編小説の醍醐味は、ジェットコースターみたいな波瀾万丈のストーリー展開ではない。登場人物について時間をかけて学び、その人物を愛し、あるいは憎むことでもない。舞台となった土地の、入念な描写によって作り上げられた独特の雰囲気でもない。短編小説は、たとえるなら、狙撃手の放った銃弾だ。速くてショッキングなものだ。そこでは、善を悪として、悪をさらなる悪として、そして何より痛快なことには、究極の善を究極の悪として描くことさえできる。・・・ このような考えで著者の思惑どおりの作品が16編掲載されていたから、評者はなるほどと思って納得したのである。 どの作品もたしかに著者の意図したようなストーリであり、多分ミステリ好きではない読者でも楽しめるだろう。 裏返して言わせてもらえばミステリ好きには、平凡な作品として評価されるかもしれないのである。 本書のなかで印象に残った作品は、『生まれついての悪人』であった。 まさにこの作品が「究極の悪と究極の善を」根本的に価値観の違う母と娘とを対峙させて描いている。 印象には残ったが、どうもすっきりしないのはなぜだろう。 たぶん書き出しから終り近くまでヒントなしの騙し絵を見せられてしまったことなのだろうと思う。 まえから本書が気になっていたので読んでみたが期待するほどではなかった。 やはり、ジェフリー ディーヴァーは、『エンプティー・チェアー』のような長編に良い作品があるようである。 | ||||
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それぞれの短編が中~長編にできそうな話なので、 短編ではもったいないというか、 急ぎすぎて物足りない。 話がはしょられたような感じを受ける。 荒削りのやっつけ仕事のような… 短編でももう少し内容を濃くして欲しかった | ||||
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はっきり言って期待はずれでね。 本の帯にあるように「騙される快感」を期待して読んだのですが、あまり騙されなかったのです。つまり、意外な結末ではなかったという事です。 ネタバレになるので、あまり詳しくは言いにくいのですが、これくらいの結末、この程度のどんでん返しじゃあるまいな、と思って読むとその通りなのです。つまり、少しも意外ではない、殆ど予想通りの結末なのです。 これが、もうひとひねり(英語での題名が「more twisted」って言うくらいですからね)あって、「えっ、そうだったのか。浅はかだった。やられたなぁ」と思わせれば大したものですが、少しもそうではない。 例えば本書の表題になっている「ポーカーレッスン」ですが、意外と言えば意外な結末ですが、今言った様にこれくらいの結末、ひねりは当然あるだろう、と思って読んでいます。そして、その通りの結末なのですから、とても「騙される快感」にはなりません。 あるいは、題名から「こういう題名である以上は意外な結末といえばこれしかない」と題名を読んだ(見た?)だけで結末が類推できる作品もあります。今、言ったようにそう思わせておいて実はそのまた逆だった、とでも言うのなら「うーん」と唸らされないでもないのですが、そうではなく、想像通りの素直な物語なのです。 また、これは意外な結末とはちがいますが、作品の質という点において些か見劣りするものもあります。色んな解釈が成り立つダイイングメッセージにからむ小品がありますが、正解について何故それが正解なのか、という納得いく説明は全くありません。結局どれが正解であっても良く、作者がただ訳もなくそれを正解にしただけなのです。 これがアガサ・クリスティあたりだと、物語自体は荒唐無稽と呼んでも良いような相当無理な設定でも「なるほど、これが正解で、正解に見えていたこの解釈は実はここに瑕瑾があってそうではない」と思わせる点がさすがです。 それ以外の作品も概ねこの程度の「意外な」結末になるのではと思うと、殆どその通りになるのですから、とても「騙される快感」とは呼べません。決して「意外な結末」ではありません。概ね「予想通りの結末」です。 文章のスピーディーさが達者で、読むのは苦ではありませんから星ふたつはさしあげられますが、内容の出来はお世辞にも褒められません。 私は少々意地の悪いすれっからしの読者なのかも知れません。 でも、私にはこの作品集で「騙される快感」を味わえる方々は推理小説に騙され「慣れていない」大変素直な方としか思えません。 | ||||
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この作家の長編「ボーン・コレクター」を間違って下巻か ら読み、それでも気付かなかったのでこの人は短編が良いの ではないかと思って探して買った短編集です。ボーンコレク ターはいくつもの中短編を組み合わせたような作りだから途 中から読んでも違和感が無かったのだと思うのです。 この本は短編集とは言っても一篇が平均40ページぐらいで、 この長さがまず引き伸ばしでもなくショートショートでもな く、実に読みやすい。 ミステリーと言うと「意外な犯人」「意外な結末」を仕掛 けるのに終始する傾向があり、特に短編にはその傾向の作品 が多いように思います。 推理小説などを読み慣れて「どうせまた“意外な”犯人だろ?」 と見えてきてしまうと意外でも何でもなく、興味が無くなっ てしまうものですが、この本では犯罪その物とか事件の本質を 隠すような工夫がされている作品が多く、充分意外性が最後ま でもたせられるようになっています。 特徴としては教訓的な匂いを極力おさえて知的な騙しあいの ゲームの思考実験の色彩を濃くしていて、それゆえに純粋に娯 楽として楽しめる物となっているように思います。 | ||||
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ディーバーはやはり長編の作家ではないでしょうか。どの短編もプロットにもデジャブが。 ディーバー名義でなけらば評判にもならない作品集だとおもいます。 | ||||
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もう少し期待していたんですが…。ストーリーが現実的じゃないのもあったりして。 | ||||
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リンカーン・ライムシリーズの短編も収録されて16ものどんでん返しが楽しめる、 とてもお得な本でした。 なぜか、ホームズさんまで出てきたり(笑) これだけたくさん楽しませていただいて、このお値段は超お得ですよ。 今回の短編集はなんていうか「悪人がにやり」って感じで、 それがそんなに感じ悪くないんですよねぇ。 このひとつひとつのお話をもっと切り下げて複雑怪奇にすれば 立派な長編になりそうな・・・ 短編にしておくのがもったないというか、ほんと贅沢な一冊でした♪ | ||||
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読みやすい本なので、一読の価値ありです・・・・・・・・・・・ | ||||
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ジェフリ-・デイ-バ-が習慣になってしまっていて、エド・マクベイン、リチャ-ド・スタ-ク、ロ-レンス・ブロック他数名のミステリ作家が、新刊が出ると誘惑するこれは習慣と言うより病気? | ||||
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大好きな作家の短編集二作目。正直なところ、長編に比べると物足りない。最初の作品は、なぜあの暗号をあのように誤解したのか、キリスト教圏外では理解しにくい理由だった。長編シリーズキャラクターのリンカーン・ライムが出てくる一編については、読み始めると同時に期待感が湧いてきて、キャラへの愛着が小説の重要な要素なのだと再確認。 | ||||
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どの作品も、長編小説からクライマックスを切り取って仕立てたかのような、鮮やかな傑作です。 16作品が収められ、650ページを超える本書ですが、まだまだ、もっと読み続けたい、惜しむ気持ちで読み終えました。 スタートの「章と節」。 これで、まず度肝を抜かれます。 いかにも意味ありげなダイイング・メッセージを巡って、ストーリーがどんどん急展開していきます。 たった数十ページで、ここまでハラハラさせられ、ラストの数ページでは息詰まる思いでした。 安易な勧善懲悪になっていないところも緊迫感を高めます。 悪党は、このまま逃げ切るのか、それとも、天誅が下されるのか。 無垢な市民は、平穏を取り戻せるのか、それとも、悲運が立ちはだかるのか。 「誰が敵か、味方か」「誰が善で、誰が悪か」、どの作品も、予想を超える結末に、しびれるような思いを味わわされました。 また、著者のあとがきでは、ジェフリー・ディーヴァー氏が、自身の小説を書く作法の一部を明かしています。 「恐怖」を作品のテーマとするときの方法についてでしたが、これは非常に興味深い内容でした。 この著者あとがきを読み終えてから、収録作である「恐怖」を、ジェフリー・ディーヴァー氏の技法と照らし合わせながら読み返すと、より趣き深く、さらなる恐怖が感じられると思います。 冒頭で記したように、どの作品も傑作ですが、私としては「章と節」「生まれついての悪人」「ロカールの原理」「冷めてこそ美味」「ポーカー・レッスン」が特に良かったです。 | ||||
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