■スポンサードリンク
デンデラ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
デンデラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
姥捨山が題材という事で楢山節考的なものを期待して読みましたが大間違い。雲泥の差がある。 途中で飽きてしまいました、残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楢山節考と熊嵐をクロスオーバーさせるという着想は面白い ただ日本文学史に残る怪作2つを上手く合わせて料理する手腕が著者にはまだないと思わざるを得なかった おばあちゃん達の心理にリアリティがないんだよね 他の人もレビューで書いてたけど青臭いというか、外見や体力衰え気味な描写抜けば10代の少女達でも問題ないような描き方 あとキャラクターの名前が覚えにくい。モブ程度の活躍しかしないキャラはフルネーム明記しないほうがわかりやすいよ モデルになった2作品好きだし、この著者さんも期待できる何かがあると感じたので今後に期待 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いろんな作品の良いところを寄せ集めてひと儲け企んだが結局失敗した様な作品。 最初からもう嫌〜な感じを醸し出していましたが熊に倉庫を荒らされた辺りで読むの止めました。 武闘派の三ツ屋メイの100才とは思えないアジテーションの濃さに辟易しました。 「ふたりの老女」に比べたら100均のオモチャみたいなもんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
姥捨て山に捨てられたはずの高齢者の身体能力がめちゃくちゃ高い! 寒村に育ち、教育もろくに受けていないはずのお婆ちゃんたちの会話が やけに知的?というか、まずこんな単語使わないでしょう?という箇所が てんこ盛り。みんな女学校でも出ていたのでしょうか? 女子高生のような会話している。 高齢になればADLとともに気力も落ちていくのが常なのに、 ここのお婆ちゃんたちはとにかく意欲的。 老年期症候群などとは無縁の世界。 でんでらとはパラレルワールドかもしれない。 作者はまだお若いようで高齢者とあまり接したことがないのかもしれないけど、 こんなお年寄りおらんわ、とつっこみながら最後まで読んでしまいました。 クマに追いかけられても、50すぎたらまず走れませんよ。 高齢者のみなさん、クマと競争できますか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化されたあと設定が面白そうだと手にしてみましたが、「斃す」とか「肉片」とか「臓物」とか、そんな言葉で構成された小説です。こういうのが売れていたり、映画化されたり、現代人の心の底には何か恐いものがあるなあと。でもホラー小説のファンの方もたくさんいらっしゃるから、そういうジャンルもあるんだろうと。文学小説や古典をたくさん読まれているような方にとっては「鑑賞に耐えない」作品かもしれません。私はもったいないから最後まで頑張って読みましたが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言で言うと、奇抜な設定が活かしきれず、残念です。 老婆たちが、自分たちを捨てた村を襲撃するなんて、よく考えつくものだと感心したのですが、それで血みどろの復讐劇にするのではなく、熊との戦いにスライドしてしまっています。 もっと男女差別を強調して、男社会への憎悪という風にもっていけば、無理なく大殺戮のフィナーレとなったのではないかと、思います。つくづくもったいないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物が薄っぺらい 老婆といえば聞こえは悪いが 長い時間を生きてきた人たちとはとても思えない人物描写が多い 学園もののライトノベルのような人物ばかり 設定が面白かっただけに残念 話の盛り上がりからラストにかけて流れていく展開は楽しむことができました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
坂東眞砂子の山姥あたりの雰囲気を期待して買ってみました。 が、小説らしい味わいも深みもなく、肉体から浮き上がって観念的なことばかり考える主人公は人形のようにスカスカで薄っぺらい。 この作家の本は初めて読みました。異色作ということなのでこれだけで判断は出来ませんが、設定から期待するような味わいはありません。老婆とは思えないくらい感覚が未熟というか…学生かお前は、みたいな。 とりあえず女性が描けているとは言えないので、桐野夏生や坂東眞砂子などを読まれている方には駄菓子みたいなもんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐藤友哉の作品はほとんど読んでいるが、この作品が、一番つまらないと感じた。 前半こそ読めるが、後半はグダグダ。エンターテイメント作品ではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
老婆たちの必死に生き戦う姿が描かれてますが、あまりにグロテスクに表現されるシーンが多い為辟易しました。 また、女性を軽視するような表現や、先天性の症状を持って生まれてくる子供を忌み嫌う部分の表現、が得に不愉快でした。現在もその症状で生まれている子供は沢山います。安直に書いてほしくないですね。映画ではそのような表現は慎んであると信じたいです。 もちろん映画をみるつもりはありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は姥捨て山に捨てられた五十人の老婆たちが熊や疫病もろもろと闘う物語である。発想自体は面白い。小説ならではといった上手い文章表現はないので映像向き。 主役は吉永小百合。百歳老婆は森光子。他に菅井きん、八千草薫、岸恵子、草笛光子、佐久間良子なんてどうだろう。南田洋子がいないのが淋しいけど、日本映画の黄金時代を知る女優たちの百花繚乱だ。 老婆たちのコミューンは何のメタファーなのか。捉え方で物語の読み方が変わる。 60年代に革命を夢見た学生たちにも見えるし、『エイリアン』の別バージョンにも見える。戦争で死ねなかった軍人たちが祖国に復讐を誓うところに、想定外の黒船と闘う話にも読める。 惜しまれるのは老婆たちのキャラクター構成。それこそ『バトルロワイヤル』みたいに、もっと様々なタイプを作ることが可能だったのに。 いくら設定がむかしで、女性が教育を受けてない寒村地帯が舞台とはいえ、こいつは切れ者だと思えるキャラがいない。特に、デンデラを支配する百歳の老婆にカリスマ性がなく、いまひとつ魅力が乏しいのは残念だ。 「なるほど。捨てられた老婆たちがコミューンを形成するとこうなるのだな」と感心するところもない。頭の中で考えただけという感じ。例えば村に可愛い孫を置いてきたことが気がかりな老婆が出てこないのは不自然。著者がまだ若いため仕方がないのかもしれない。 最低でも老人ホームに取材すべきだった。してこれなら、うーん。 読後に知ったが本作は『本の雑誌』09年度の一位だった。……まじですか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!