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ゴーン・ガール
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ゴーン・ガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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ラジオの本紹介で、「下巻はぐんぐん面白くなっていく」と言っていたので上下セットで買った。うーん、どうかなぁ、そんなに面白くはなかった。 | ||||
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読んでいて、楽しくなかったというのが一番の印象です。途中で投げ出すのが悔しくて、上下巻読みましたが、どうも調子があがってきませんでした。ニックにもエミリーにも共感できないし、ニックの双子の妹、マーゴの存在が唯一興味深かった。こういう知れっとした本は、好みじゃないです。 | ||||
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心身ともに痛みを感じる物語「KIZU―傷」(ハヤカワミステリ文庫)。辛く哀しい物語「冥闇」(小学館文庫)。ギリアン・フリンの第3作目は人間不信の物語である。 <第一部 失踪>冒頭、夫ニック・ダンは妻エイミーとの結婚以来、妻が何を考えているか分からないと思いつつ「その日」目を覚ます。 二人は失業中で、夫ニックは双子の妹マーゴとバーを営んでいる。ニックが朝家を出た時、エイミーはまだ自宅にいた。店にいると隣人カールから電話がかかる。何時間も自宅の扉が開きっぱなしだという。すぐ帰宅すると妻エイミーはもういなかった。さらに悪いことに家の中が荒らされていたのだ。警察は単なる失踪事件ではなく、夫ニックの犯行による事件として追及し始める。 夫の視点と交互に語られる妻エイミーの日記では、自分をモデルに両親が出版する童話「アメージング・エイミー」の主人公でありさらに80年代プレッピーガール、知的な皮肉屋、ヒッピーかぶれ、いい女であり、愛される妻で裏切られて復讐に燃える妻として自分の日常を書き綴っている。 一見、通俗ロマンス小説のような、緊張感のない物語の中に手がかりと衝撃的な事実が隠されているのだが、登場人物たちにそれが見抜けるはずがない。 ところが<第二部 対決>と<第三部 変奏>で読者は地獄に突き落とされるような事実を知ることになる。 <結婚とは、つまり夫の言い分と妻の言い分を延々と主張しあうゲームなんじゃないだろうか。> 夫婦の終わりなき戦いの中で、 <この恐るべきクライマックスは、どこまでもつづいていく。> 戦いは新婚旅行のときから始まっていた。 フィージー旅行中、新妻エイミーが読んでいたのは村上春樹の大著「ねじまき鳥クロニクル」であり読みながら意味ありげな視線を夫になげかけている。 まさに「ねじまき鳥クロニクル」は妻が去る物語であり、悪とは何か、誰が悪なのかという物語であるからだ。 さりげない伏線が数多くはりめぐらされ、人間誰しもが人生の中で経験するであろう相手に対する裏切り、復讐、憎悪そして嘘にまみれた人間不信を描いた傑作である。 | ||||
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やっぱり小学館から刊行されているミステリなんぞ読むんじゃなかった。 本書の仕掛けは読み始めてすぐに底が割れる体のものだし、巷間、本書が有すると評されている「毒」も微温的なものに過ぎない。 アンドリュー・ガーヴの『ヒルダよ眠れ』のほうがずっと上。 | ||||
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早く言えば大嘘つきの奥さんとそれがわかっていながら別れられない夫の物語。 どんな結末になるだろう・・・と思っていたら「子供」が生まれる・・とわかった途端夫がその子を大嘘つきの妻から守らなくては・・・と思うに至りともに暮らそうと思う・・・が妻には注意しながら!! そんな生活耐えられます?いつも身の危険を感じながら暮らすなんて・・・。 今まで読んだ本には感じられなかったいや〜な感じで読み終わりました。 | ||||
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前半はハイスミス、後半は貴志祐介。個人的には前半の、普通の仲良し夫婦のボタンがどんどん掛け違っていって……という薄ら怖さが半端なかったので、後半の「サ○○」展開はやや残念。ともあれ、都会でDINKS生活を謳歌しているカップル(しかもフリーランス)が読めば、ところどころで叫びたくなると思う。 | ||||
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グイグイ引っ張られ読了。 中盤から後半のあたりが最もエキサイティング。 エンディングに関しては賛否両論あるだろうけれど、 円満な夫婦仲とは?という解答を痛烈にメタファーにしたブラックユーモアとも取れる。 女性作家ならではのエグさ。湊かなえがガキに思える。 | ||||
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しばらくぶりで、こんな面白いミステリーを読んだ。時はリーマンショックのアオリを食らったアメリカ。主役はニューヨークでライターの仕事を失った、30歳後半の夫婦。舞台は夫の郷里のミズーリ州の田舎町。ネタバレになると申し訳ないので、あえて余計な記述はしない。ただ言えるのは上下巻あわせて800ページをひたすら一気読みしてしまったことだ。この今風のストーリーは女流作家でしか書けないものかもしれない。世の男性の心胆を寒から占めるものがある。紛れも無く五つ星だ。 | ||||
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あざとさは本年度No.1かもしれません。 ある意味、似合いの夫婦の物語です。 誰に感情移入していいのかわかりません。 上巻のギャル日記風のセンテンスにうんざりしたり、下巻の告白(説得?)攻撃にげんなりしながらも、結局最後まで読んでしまいましたので、たぶん「おもしろい」ことはまちがいないのですが。 終盤の「変奏」からは笑えなくなります。 映画化されるそうですが、好き嫌いのはっきり分かれる、すごく料理のむずかしい素材だと思います。 | ||||
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夫と妻の日常が独白の形をとって交錯する、なかなか面白い小説でした。 読み始めたときからアメリカ中西部の世界に引き込まれました。 下巻と合わせて評価しないことには評価は成立しないが、 あえて上巻だけを評するならば、とにかく手に取ってみてください、ということです。 下巻で思わぬ結末が待っていますから。 | ||||
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上巻を読んでいたときから、からくりは大体見当がつきました。 でも下巻に入ってからは、途中で本を置くことができなくなりました。 謎解きミステリーとは一味もふた味も違う、心理的恐怖をあおる物語です。 そして結末、夫が深みにはまって抜け出せなくなる展開はぞっとします。 お勧めです。偏執狂的女がどんな行動に走るのか・・・人間はわからない生き物だ、 とつくづく思いました。 | ||||
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お話は、夫が妻の頭の形を思い浮かべるところから始まる。「光沢のある硬いトウモロコシの粒か、あるいは川底の化石のような。ヴィクトリア時代の人々なら、''巧緻なる造形美''と表現するかもしれない。」この即物的でいて耽美的な描写に魅せられ、いきなり作者(翻訳者?)の表現世界に引き込まれてしまった。上巻は一気だった。謎が全く解けないまま下巻に! | ||||
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