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夜光虫
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【この小説が収録されている参考書籍】
夜光虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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由利先生を主人公にした戦前の作品。 『真珠郎』と同じようなテイストを期待して読むと、期待外れに終わる。 人間的情感の描写とは、あまり縁の無い、 他の多くの由利先生ものと同様の不気味な雰囲気の活劇的作品である。 他の横溝作品もそうなのだが、この作品も当時の昭和の雰囲気を楽しむことが出来る。 冒頭に銭湯で歌を唄っていて、流行歌手としてスカウトされた警官のエピソードが出て来るが、 これは実話である。小野巡という芸名で、テイチクでヒット曲を出している人である。( 2009年6月22日死去) こういう昭和の風俗に触れる楽しみもあるんですよ、横溝作品には。 | ||||
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肩に人面瘡を持つ稀代の美少年白魚鱗次郎、唖の可憐な少女琴絵、ゴリラ男、不具者の集団のひょっとこ長屋の住人、二重眼鏡の男といった奇妙な登場人物。 花火大会の屋台船、仮面舞踏会、座敷牢、時計塔といった舞台。 鱗次郎の花火大会や仮面舞踏会での脱走、サーカス小屋からのライオンの逃亡、モーターボートによる逃走と追跡、時計塔での真相判明など、スピーディーなストーリー展開。 本格ミステリーというよりも、江戸川乱歩の世界を思い起こさせる冒険活劇。 人面瘡に秘められた謎、鱗次郎と琴絵のつながり、ゴリラ男の正体、琴絵が気づいたある事柄など、謎解きの要素もあるが、あやかしの物語、草双紙の世界を楽しむべき作品。 | ||||
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昭和11年に書かれた、由利先生・宇津木ものの長編。 人面瘡、謎の美少年、時計塔、サーカスと、横溝趣味が溢れんばかりに詰まった一冊。 まあ、ちゃちな冒険活劇といってしまえばそれまでなのだが、プロットがきちんとつくられているため、最後まで楽しむことが出来た。 トリックはありふれているが、推理小説としての体裁も保っている。 しかし、タイトルの付け方はどうかと思う。 | ||||
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