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切断
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切断の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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| この作品、黒川作品の中でもかなり高質の傑作である。犯人がヤクザの幹部などを狙って繰り返す 猟奇殺人事件。犯人の「彼」は最初の事件では、殺害後被害者の耳を切り取り、耳の穴に誰か 他の人間の切断された小指を突っ込んでいく。「彼」はまるで誰かのための復讐の如く凶行を くり返す。一方、並行して描かれるのが出所した沢木の妹探し。彼が、熱愛する妹のためにヤクザ 達と対決していく。このやや短めの長編推理刑事小説には、科学的な謎解きがキーとなっており、 終盤に読者を驚かせる。ヤクザに人生を翻弄された男の悲哀の描き方も見事だ。黒川作品はほぼ 読破している自分にとっては嬉しい傑作発見であった。 | ||||
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| 最新作の「悪逆」を読んだ後に、本作を読みました。著者の作品はすべて新刊で購入したので、まちがいなく読んでいるのですが、断片的にしか覚えていませんでした。読み終えると、これを書いて30年以上経ってから、「悪逆」にたどりついたのか、というのが感想でした。 | ||||
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| 描写がきつめのサイコサスペンス。語り口の硬質さと描写に仕掛けられたカラクリが巧み。 | ||||
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| いつもの安定した警察バディモノです | ||||
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| 優 | ||||
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| 息子に送りました。 | ||||
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| なし | ||||
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| 舞台は大阪。この小説が最初に出版されたのは1989年、平成元年。携帯電話はまだ普及していないときの話だ。 病院に入院中の男が病室で何者かに襲われ惨殺される。その死体からは右耳を切り取られ、耳穴には別人の小指が差し込まれていた。続いて発見された死体は舌を切り取られ、最初の被害者の耳を咥えていた。 異常かつ立て続けに起きた連続猟奇殺人犯の狙いは何なのか。 読み始めてすぐにどっぷり話の中につかり、あっという間に読み終えてしまった。 犯人捜しのミステリーでも警察小説でもない。アクションサスペンスという感じだろうか。 ただならぬ緊張感とスピード感は、まだ若いころに読んだ大藪春彦の作品を思い出させてくれた。 | ||||
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| 新装版になり、再読、従来の黒川ワールドとは少し、異なる作品だが、大阪を舞台に、著者らしい、ストリーに読みこんでしまう面白さ。 | ||||
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| 内容から行けば、凄惨なシーンも多いのだけど、文章でそれを感じさせない。人の心の奥底に潜む執念のようなものを克明に描写されてるけど、それがまた重苦しさを感じさせない。それだけ黒川博行さんの執筆がそうさせるのでしょうけど、読みながら次は、次は、とぞくぞくさせられました。単行本と文庫本ではラストが異なるので、両方読むのも細やかな楽しみでもあります。 | ||||
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| 黒川作品にハマって約半年。疫病神からスタートして時代を遡り本作品という流れ。刑事同士の会話や生活の様などとてもリアリティがありかつ大阪のノリも東京もんの僕としても心地よいです。ストーリーもそうきたか!の連続で楽しめました。 | ||||
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| 大阪府警捜査一課シリーズを読みだしてから、そのストーリーの面白さにハマっていますが、その中でも、この作品は大変面白いものだと思います。 | ||||
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| なかなか手強い どんな脳ミソがこんなことを創造できるのか また次の本に手がのびる | ||||
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| 結構面白かったが半分くらい読んだところで犯人の予想とトリックがなんとなくわかってしまったが楽しめた | ||||
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| 他の著者野作品とは値と違う、割とまじめな、会話のつながりで、物語は進んでいく、でも推理の展開は、変わらず面白く読ます。 | ||||
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| 先に短編集(カウント・プラン)を読み 黒川博行という作家を知った。 そして、長編も読んでみたくなり 手に取った一冊。 冒頭から、いきなり「男」が殺人を犯すシーンから始まる。 そして殺人者は、被害者の耳を切り取り 代わりに殺害した男の耳穴に、取り出した「小指」を差す。 こうして、物語は猟奇的な色を醸し出して進む。 犯人が一体誰なのか? その部分は、途中で何となく匂ってくるのだが 最後まで飽きさせずに進む、引っ張り具合が巧い。 なぜ、こんな猟奇的な連続殺人を犯すのか? その意味が、ちゃんと繋がっている。 犯人の男の、無機質さが怖い。 感情が表に出ず、淡々と「殺す」という目的だけを持つ。 女を買った時にだけ、ふと”人間らしさ”というものが 垣間見えるだけ。 この無機質な男に味方出来ないまでも、目的を果たさせてやりたい などという感情が湧き出てくるのが不思議だった。 事件の全貌が見えた時、得体の知れない、表現の出来ない 「気持ちの悪さ」というものが残った。 それを言葉にすると、ネタばれになるので伏せておくとして…。 読み終えた時、素直に「面白かった」と人に薦められる本だと思った。 そして、もっと他の作品も読みたいとも思えた。 | ||||
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| 東野圭吾の「たぶん最後のご挨拶」を読んだ。東野ファンとしてはとても楽しい本だが、彼の作家としての自叙伝なので一般向きではない。 その本の中で、彼が絶賛していたのが、黒川博行の切断。東野作品で言えば、「白夜行」に近いノワール(ミステリ小説の一分野。犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込んだリアルな作品をさす。)趣向の作品。今日、読み終えたが、とても良かった!◎ 単行本と文庫本とではラストが書き換えられている。もちろん、スウィングは文庫本のラストを支持したい。 | ||||
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| 最初にのめり込むまでは状態が分かりづらいが、緊張感あふれる文脈に、ぐいぐい引っ張りこまれる感覚が心地よい。トリックは途中で気付いてしまったが、それでも最後まで展開が読めず、とても興奮した。 そして迎えるラスト。これには絶句するしかない。 オススメ。 | ||||
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