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切断



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切断の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

切断の感想

30年ほど前の作品。著者黒川氏の初期頃の作品となる。
冒頭から少々凄惨な殺人シーン。何やら、最近読んだ著者作と似てるな・・・
引き続き起こる殺人。しかも猟奇的。
しかしながら、犯人の動機・目的が今一つ分からない。
うーん、これって、最近読んだ「悪逆」と全く同じテイストじゃないのかな・・・
ということは、2023年刊行の「悪逆」は、これをベースに再構築されたのかもしれない・・・
でも「悪逆」は、全体が非常にドライで明るく、テンポが良い。完璧な完成版である。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(7pt)

切断の感想

私の理解力の問題ですが途中時系列に違和感を感じましたが、それは私の非であるが、ラストのイキナリ感はなんなの❗️っていう印象でした。

kmak
0RVCT7SX
No.1:
(8pt)

改めて、ノワールは犯人次第と感じた

大阪府警シリーズの第5作。1989年の作品だが、2018年に読んでも全く古くささを感じさせない、傑作なにわノワール作品である。
殺害された入院中の暴力団幹部は右耳を切り落とされ、そこには他人の小指が差し込まれていた。次に死体が発見されたバッタ屋のオーナーは舌を切り取られ、口には暴力団幹部の耳が押し込まれていた。問題の小指が行方不明の贈答品販売業者のものと判明し、事件は暴力団がらみの連続殺人事件と判断した大阪府警捜査一課の刑事たちが関係者の周辺を洗っていくと、さらなる犯行が危惧された。捜査側が警戒を強める中を、犯人は最終目的に向かって一直線に進んでいくのだった・・・。
冒頭からラストシーンまでゆるみが無く、どんどん引き込まれていく、密度の濃い作品である。基本的には犯人探しの警察ミステリーだが、正体不明(途中で正体は判明するが)の犯人側からのストーリーが挟まれることで、一気にサスペンスが高まって来る。やっぱり、ノワール小説は犯人像次第ということを再確認した。
黒川節というのだろうか、テンポのいい大阪弁の会話も楽しく、黒川作品ファンなら大満足すること間違いない。ハードボイルド、サイコミステリーのファンにもオススメしたい。

iisan
927253Y1

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