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(短編集)
現代百物語
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現代百物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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人怖未満?くらいのエピソードが集められています。 最初は拍子抜けする気持ちでしたが、読み進めるうちにどんどん新しい話を読みたくなり、クセになってしまいました。 | ||||
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「こえーっ!」という類の話ではないです。 さまぁ~ず・大竹の言葉を拝借するならば、「ゾワリだよ!」です。 似たような話があるのが難点だし、前半、怖くも不思議でもない、ただの著者の記憶違いか、真実を無理矢理に捻じ曲げた系の話が連続して、一抹の不安を感じましたが、後半、立て直します。 個人的に印象に残ったのが、第九十話。 なんでもない日常の褒め言葉が受け取る側の人間性如何によって、こんな結果になるとは・・・です。 あの凄惨な事件を知っているだけに、一番怖く印象に残った話です。 第七十二話も、あとあと考えてしまう話です。 家族って、最も守るべき存在なのに・・・です。 同理由からか、全く逆になるのか、第六十二話も。 身近の恐怖とか、子を思う強さは、好きで一緒になった相手をも・・・。 語り口や立場を変えて考えたら、人が殺されているという事実がありながら、いい話に聞こえるといううすら寒い話です。 やっぱり、後半に固まっている気がします。 怪談と考えずに、岩井志麻子のエッセイと捉えた方がいいかもしれないです。 | ||||
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すべて1話2ページで、読みやすいエッセイとして書かれてあるので、電車やカフェなどでの暇つぶしにも最適なのですが、とても面白いので家でも読み始めるととまりません。 表紙がいかにもって感じで怖そうな感じなのですが、ホラーが大の苦手の私でも平気なので、すっごくおすすめです。 ただ表紙がいかにもで、電車で読むのはちょっと恥ずかしいので、カバーをつけてます。 | ||||
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怪談でもないし、怖っ!て感じでもなく、、日常に潜む怖い話しとも違う。。 幽霊とかの話しもないですし。 岩井志麻子さんが 感じた怖い話しなので、その感じ方が なんとも不思議でスイスイ読めました。霊感などは全くないと の事ですが、五感がすごそうだな〜と。 よくある 実話怪談よりも、なんかねちっこい怖さでした。夢に出てきそうな。 | ||||
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本作、岩井志麻子のエッセイ集ですね。 そのつもりで手に取ると面白いです。 この作家のどろっとした業と乾いた感性が伝わってきます。 作家の視点が見えるいい作品集だと思います。 | ||||
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67億もの人がこの地球上に住んでいるのならば、こんな人もいるんだろうな、というお話。異国の世界では、やはり日本の常識が通用しない部分もある。後進国として貧困に喘いでいる人達の倫理観は、日本人には到底理解できない部分もあるかもしれない。。。本当にそんな風に思っている人達、犯罪者にはならなくとも、ぎりぎりのところで生活している人達もいることを知るって、怖いことだよな、と思った。そんな世界が紙一重、自分の”世界”の隣に存在しているってことが恐怖なんだなぁ。 | ||||
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とても面白い。 お約束の 「部屋の隅に白い服を着て血まみれの長い髪の女が」なんて話はない。 あくまで作者の見聞きした、 「実在する変わった人達」の話を集めた本。 とはいえ、 平山夢明みたいに「作者話作り過ぎ」と思っちゃう程のサイコは出てこない。 大概はほんの少し。 ほんの少しだけおかしな人達の話が載っている。 そんでそれがすごーく面白い。 ちなみに読んでて面白かったのは 「嘘はついてない女の子(いや、女性か)」の話。 これは本人は幸せなのか? 幸せだとしたら、ここまでの自己欺瞞、羨ましくすらある。 怖かったのは 「ある事件の犯人・被害者の知人が、そのネタを業界に売りさばく」話。 「それって犯罪じゃん!逮捕されなさいよ!」 って程の罪でもないし、恐らく本人にそれほどの悪意は無い。 「それは人としてどうよ」と、力無いコメントしか出来ない分、怖い。 | ||||
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ゆる〜いホラー・エッセイ。 日常に潜む恐怖や人間の心の奥底に潜む闇やエロスが全編につまっています。 内容は別にして、文体に惹かれて一気読み。 何気な〜い痴話話が著者の手にかかるとじわじわと肌寒い話になる不思議さ。 | ||||
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いわゆる心霊・オカルト的な意味での「怪談」も多少含みつつ、 現代人が恐れる・忌む・いぶかしむような広義での「怖い話」を収集したもの。 飲み屋で披露すると盛り上がりそうないかがわしくて下品な 作者一流の生々しいネタも豊富だし、奇妙な味わいのもの、 平山夢明の「東京伝説」のような恐怖譚など、様々な分野の物語が 詰め込まれている。 作者が体験したものもあれば伝聞もあり。すべての話が 見開き二ページで一話、という形態で簡潔に書かれている。 伝聞の話題の場合は、体験者が作者とどのような関係のどのような 人物なのか明確に紹介されている場合もあれば、ほとんど、あるいは 全く触れられていない場合もあり、都市伝説的な「友達の友達が〜」という 怪しげな雰囲気をうまく醸し出していて、さすがに巧妙さを感じさせられた。 | ||||
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怪談話でもリアルな話でも、岩井志麻子の語る話は最高に怖いです。 これは1話2ページという短さですが、内容は濃いなんてものじゃありません。 ええ、私の中では、完全に「東京伝説」を越えました。 岩井志麻子の語る話には、妙な温度と湿度と、嫌なリアリティがあるのです。 そして、怖いもの見たさで、 『次は!?どんな怖い話!?』と、読んでしまいました。 最初は軽いジャブのようですらすら読めたのに、次第に重さに気がついてきました。 面白かったけど、しばらく読み返したくはないです。 いやぁ、怖かった。 | ||||
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面白くって興味深く、ちょっと読も、が一気読みに!! 現代百物語なんてタイトルだから、幽霊談かな?と思ったら、そんな事はありませんでした。いや、ちょっとそんな話もありましたけど。 現代の、奇妙だったり不思議だったり、怖い話。 でも、ぞっとする、凄い怖いって言うんじゃなくて、何か怖いよね、気になるよね、記憶に残るよね、と言った話。見開きで一話なのでするする読めるよ。 振り返って考えると怖い話もあるよ。 エロ関係の話もね☆ 余計な知識も身につくよ。 いや、エロい話じゃなくて、エロ業界関係の話だけど。興味深いよ。 文句なしに面白いです | ||||
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