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死者の部屋



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【この小説が収録されている参考書籍】
死者の部屋 (新潮文庫)

死者の部屋の評価: 3.17/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

醍醐味は剽窃の度合い

「羊たちの沈黙」と「サイコ」の原作と映画版からの影響が非常に強く、読み始めてから「犯人は誰か? 被害者の運命は?」という問いと同じくらい「作者はどこまで(上記二つの作品)を剽窃するのか?」という問いが強くなります。「クラリス」という名前の登場人物を出したりしている点で、作者はこの創造的な剽窃のプロセスを楽しんで書いていることがわかります。

先行作品へのオマージュ的要素が強いために、中盤からだいたい結末が見えてきてしまうということで辛めの採点ですが、心理ものの現代ミステリーというジャンル内での作品と作品の関係、影響の度合いなどについて興味のある読者には特におすすめです。
死者の部屋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:死者の部屋 (新潮文庫)より
4102167714

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