死者の部屋
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
死者の部屋の総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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一見矛盾しているようですが、面白い内容でサクサクと読みたい時ってありますよね? | ||||
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しばらく前に購入し読んだものなので、内容自体はよく覚えていませんが・・・確かインパクトはありました。が、私の好みの内容ではなかった気がします。グロかった気が・・・・1度読めば、もう繰り返し読む気にならなかった気がします。 | ||||
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確かに引き込まれて読めます。でも糖尿病の女の子がどうなったかとか明らかにされず、途中で話が飛んでしまったりするので謎を抱えながら読むことになります。 話も気持ちの悪い描写が続くだけで、謎が多く読み終わった後もスッキリしません。 続編で主人公の謎などが明らかになるらしいですが、あまり読む気にはなりませんね。。。 | ||||
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「羊たちの沈黙」のような味付けの犯罪ものです。 少女の身代金目的(と思われた)誘拐と、その身代金を持った少女の父親を轢いて金を持ち逃げした二人組の男たちのストーリーを筋として、それを追う警察組織の末端にいるリューシーというシングルマザーの巡査長の物語です。 誘拐班の衝動のなぞ、2人組の仲間割れ、そしてリューシーの明かされない過去が複雑に絡み合って大団円に向かうのですが・・・。 それこそネクロフィリアの場面は気持ち悪いのですが・・、そのネットでの渉猟が現実的であり、いっそう恐怖をあおります。 | ||||
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「羊たちの沈黙」と「サイコ」の原作と映画版からの影響が非常に強く、読み始めてから「犯人は誰か? 被害者の運命は?」という問いと同じくらい「作者はどこまで(上記二つの作品)を剽窃するのか?」という問いが強くなります。「クラリス」という名前の登場人物を出したりしている点で、作者はこの創造的な剽窃のプロセスを楽しんで書いていることがわかります。 先行作品へのオマージュ的要素が強いために、中盤からだいたい結末が見えてきてしまうということで辛めの採点ですが、心理ものの現代ミステリーというジャンル内での作品と作品の関係、影響の度合いなどについて興味のある読者には特におすすめです。 | ||||
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フランス・ミステリー界期待の新鋭ティリエが2005年に発表し、本国で絶賛され各種ミステリー大賞を受賞の後、既に映画化もされた話題の出世作です。本書をジャンル分けすると、サイコ・サスペンスとクライム・ノヴェルが合体した物語といえるでしょう。一読して気づいたのは、良い悪いは別にして如何にも現代社会に生きる我々が経験しそうな犯罪事件が扱われている点で、狂気の精神異常の世界が描かれてはいますが悪魔崇拝だとかオカルトの方向には行かず、ある意味リアリズムに徹していて、決して荒唐無稽な領域には踏み込まない作者の著作に対する姿勢を感じました。一時期非常に流行したサイコ・サスペンスは、犯人の意外性にこだわり過ぎて不自然で強引な作品だらけになり衰退しましたが、その意味では本書は最後まで極めて正統的で信頼が持てます。物語の展開としては、深夜の国道で偶然にも身代金を運ぶ父親を轢き殺してしまい大金を手に入れた失業者の男二人と、《けだもの》と描写される異常殺人者と誘拐された少女の行動、幼い少女の誘拐殺人犯人を追う捜査陣とを交互に描く手法を取っています。読み所はヒロインの双子の母リューシー巡査長が事件に興味を惹かれ、密かに異常犯罪を研究して来た成果を発揮して、的確に犯人像を割り出しおぞましい異常心理を暴き出す所でしょう。著者の本領は、腐臭が匂ってきそうで思わず嘔吐しそうになる‘死者の部屋’の描写と、人間にはこんな残酷な事が出来るのだという恐ろしさをリアルに実感させる筆力です。犯人がさほど狡猾でもないのに警察捜査が鈍く思える点や結末が常識的過ぎて面白くない所は物足りませんが、強烈なサスペンスを持続して470数頁を一気に読ませる力量は流石だなとは思います。1973年生れでまだまだ若い著者の今後の活躍に期待するとして、気になるヒロインの秘密が明かされる本書の続編「幻の記憶」の紹介を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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