タルタロスの審問官
- ノワール (113)
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タルタロスの審問官の総合評価:
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私はこういうミステリーって好きです。 | ||||
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人間の欲望のすざまじさを堪能させられる本です。 SMの世界に踏み込んで、読んでるだけで気後れさせられてしまう。 こういう世界に、どういうきっかけで入り込んでしまったのか。 刺激を求め、そしてそれがどんどんとエスカレートして行く怖さ。 普通のことでは満足出来なくなってしまい、更にその上を求める。 ストーリーよりも、そちらの方が怖かった。 犯人探しの面ではさしたる驚きも無く、文面も「あ、これがフランス?」みたく 最初は入り込みにくさもある。 主人公のシャルコも、際立って魅力があるわけでも無い。 死んだ方がマシだと思わせる拷問シーンなど、思わず顔をしかめながら。 それでも、やはり背筋をぞわぞわと這い上がるような 何とも言えない描写には、嫌がおうにも惹きつけられてしまった。 それは、怖い物見たさという単純なものなのだと思う。 一旦足を踏み入れてしまい、嫌悪感にも勝るその世界に取り付かれてしまった 人間たちの怖さが、何よりも印象に残った本でした。 | ||||
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読み終わった日、うなされました。 かなり残虐な描写が続き、読んでいてつらくなりましたが、読み通すだけの価値がありました。 犯人探しという点では、サイコ物には良くあるパターンでたいしたことはありません。しかし、スピーディーに描かれる異常な犯行とそれを追う刑事の執念は、読んでいて胃がきりきりするほどの素晴らしい緊張感で一気に読ませます。 文学がどれだけ禍々しい世界を描けるかを知りたい方は、どうぞ読んでください。 | ||||
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寝るまえに読むとうなされそう。よく書けていると思いました。謎解きもはらはらさせるし、表現がとても独創的です。こういうのはあまり読んだことがないですね。推理小説にスリラーとファンタジーを加え、純文学のような味わいもあるから、とくした気分です。 | ||||
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ノワールもノワール、まっ黒な小説と、フランスで大評判らしいフランク・ティリエの邦訳を待っていた。やはり中身が濃くてはちきれるばかりの力作といえる。主人公シャルコ警視のキャラクターが強烈過ぎて、猟奇やSMだけを期待するむきは泡を食うだろう。シムノンのメグレ警視が犯人とその被害者たちの過去をリアルに掘り下げていくのとは逆に、シャルコは闇の世界に切り込んでしまったあと、玉砕ともいえるほどの燃焼をする。仮借ないまでに傷つけ傷つき、怒り狂っては泣き、シャークことシャルコ警視は実存の限界まで自分を追いつめる。ときどき突拍子もない表現がノワールなユーモワを漂わせ、読み進んでいく緊張感をほぐしてくれる。文章もドライで簡潔、異色のフランス刑事ものだ。予告のあった第二弾にさらなる期待をかけたい。 | ||||
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推理小説としては、あまり筋が上手くなく、読みなれているひとなら1/3程度でもういいかな?という感じになると思います。問題は冷静沈着な(愛の無い)残虐なSM描写であり、乾いた文体だからこそなんというかフラストレーションがたまる。逆に言えば、いたって普通の猟奇連続殺人系推理小説に、綺麗なSM描写をしたということに過ぎない。フランス人らしいと言えばフランス人らしいが、だったらフランス書院文庫をお勧めします。 | ||||
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