■スポンサードリンク
姑獲鳥の夏
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
姑獲鳥の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
活字を見ないと一日を過ごせないような読書好きの友人に勧められて読んだ一冊。名前やあてがわれたジャンルなどの勝手なイメージから、かなり怨念があふれるファンタジックな妖怪忌憚みたいのを期待したのだが…。 なんじゃこりゃ。 くだらん解説と誰でも知ってることを今更誰も知らなかったでしょ、すごいでしょ?みたいなおしつけがましい文体。ちょー一歩的な面白くない講義ってやつだ。 謎だの推理だのもまっったく構成されていないうえに、初めっから最後までやりたいことは見通せているのに(三分の一いかないくらいで私の中ではとっくに終わってたましたよ)、途中の不完全極まりないのに無駄に多い登場人物たちを出してはひっこめてしてページ数稼ぎしてるし。 文章も構成も下手だし、語彙もとぼしいから同じ言葉や言い回し、同じ内容の事物を違う分野を交えていたるところで解説しているようだけど、 「それ、誰も要求してないし解りきってるよ、うざい!」というよりは、それ解説したら陰陽師だの祈祷師だの妖怪だのが必要ないのでは…?ていうか、あの人の解説だけ省いてる(というか出来なかった?のに設定してしまった?)から明らかにあれとこれが矛盾してるよね?そこ放っといていいのか?作者。 ってな感じの自滅と矛盾に溢れまくっている。 こんなもの友人が面白いと言ってたのが悲しい…。 現代の出版業界にも何も期待できないし。 やはり三島さんの文章とか、古いものなら安吾とかが好きなので現代人のよちよちなコピペ的小説はもう読めない…。 漫画用の原作とかに徹した方がいいし、京極夏彦自身も顔出さないようにしたほうがいい。ますます不審になる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直いって、ご都合主義+蘊蓄自慢したいだけ。文章の美しさを讃えるレビューもありましたが、疑問です。 わたしの少ない読書経験で恐縮ですが、都知事や三島の文章って美しいと感じましたが、この作品に関してはそういった感覚はありませんでした。 物語以上に不可解なのは、この小説のレビューですね。ある時点までは星一つの酷評ばかりでしたが、なぜか急に超高評価になってます この現象は京極ミステリーの一環なのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
漱石も衒学的なところはあるが切って落としてさっさと終わらすのに対し、本書では認識論や現象学的な話がこれでもかと続く。池谷裕二とか野矢茂樹とかの新書買って読んだほうがいいんじゃないですかね。宮部みゆきのデビュー作に比べたらこれがデビューとは思えぬ文章力なのは確かなのでなんとか読了しましたけど、私を引っ張ってくれる魅力的な謎もなく、その非魅力的な謎の謎ときがまた長くていじめかと思いました。いや、よく考えたら現象学は伏線になってるんですよね。だけどなあ、ってかんじ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この分厚さに躊躇していたのだけれど、とても評判の良い著者だけに、一念発起してとりあえずこのデビュー作を手に取ってみました。 京極夏彦と言えば、「このミステリーがすごい!」でお馴染みなのですが、果たしてこれがミステリーなのかどうか、大変疑問に感じます。 「金田一少年の事件簿」の如く、文中ではおおよそ語られることのない過去や因縁が謎解きで登場し、またそれらを京極堂が推理する段では突拍子の無さが目立ちます。 密室トリックも酷いというか、「は?」と何度も読み返して書き間違いではないか確かめてしまう程のお粗末さ。 もちろんそれらは、序盤の長々とした関口と京極堂の会話の中で前提や知識が披露されているので、物語の繋がりとして無理があるわけではありませんが、 ミステリーとして一言で言ってしまうなら、「つまらない」!。 緻密でユーモア溢れる会話シーンはそれはそれで面白いのですが、そこから導き出された結果がこれではガッカリしてしまいます。 風鈴の音や絶妙な行間で魅せる「空気感」は非常に魅力的です。 情景描写は少ないにもかかわらず、ここまで夏を感じさせるのは、著者の技術なのでしょう。 終盤のトンデモ展開になるまでは面白いです。 が、過去が見える特殊能力を含め、ミステリーとしてはこのシリーズは期待できそうにありませんね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妖怪や憑き物を陰陽師が祓う、というストーリーを期待していたので、期待はずれでした。 それでも、最後まで希望を捨てずに読んでましたが、 '1.犯人(?)がすぐにわかる '2.不気味な夢や過去の不可解な出来事が、とくに伏線でもなんでもなく無意味(雰囲気だけ盛り上げている) '3.妖怪は出てこないのに、妖怪や幽霊よりも「あり得ない」の連続!! '4.こんなに分厚い本なのに描写が少なく、ほとんど登場人物の長々しい会話で説明される という感じで、がっかりしました。 主人公の周りの人間は、思わせぶりなヒントだけ与えて、つねに肝心なことを言わず、 不自然に延々と話をひっぱります。とんでもなくひっぱります。 おそらく、作者は、最初の設定だけを考えて、書きながらに結末を考えたんじゃないか、そんな風に思ってしまうほど、構成がお粗末です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い、長いっすよ……、しかも無意味に……。 血の巡り悪い登場人物に、いらいらしながらも、最後まで解けない密室の謎。はっきり言って最後まで消失の謎が解けなかったのだが、解答があれとは……。 あれをどうやって推理しろっちゅうのかね?自分には無理だね、あんな謎解きで満足しろと? これ読んで、皆何故怒り出さないか全く分からない。 最近森某というミステリィを読んで怒髪天を衝いているので、最低点は付けないけど、普通だったら一つ星。 自分は推理作家の評価を下すのには、最低二冊は読んでからと決めているが、あの密室の謎のトラウマと、作を経るごとに増していく分厚さ(最近の奴なんか殆ど六面体というかサイコロ状レベルの厚さ。本屋さんのカバー掛けが大変そう)に萎えて、到底読む気が起きん。すまん。 推理小説として売らなければ怒る人は減ると思うけど? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友人に薦められて読みました。 長くて、独特の癖がありイライラしました。 面白いところもあったけど、「で?」って感じでした。 好きな人は好きなんでしょうね、きっと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
仕事上で知り合った作家A氏、僕が「島田荘司のファンだ」と言ったら、薦めてくれたのがこの作品。 結果……どぉぉぉこが似ていると言うんだろう?(;¬_¬)? 全然違うぢゃん! 気色悪く、リアリティーに欠け、哲学もあるように思えない。 まぁ個性は強くて、京極 夏彦ファンと言うのが存在してもおかしくは無いけど、本格ミステリーファンを感銘させるような小説ではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の核となる部分のトリックにどうしえも納得がいかず、「こんなのアリ!?」と 3日間位悶々としてしまった。関口が狂人であるが故に成り立つストーリーとでも言うべきか? 横溝正史や江戸川乱歩を思わせる作風は好きである。登場人物の影を背負った癖のある感じも。 ただ、あのトリックだけは!少々腑に落ちないながらも2作目を購入してしまったので、人を惹きつける力のある作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭の京極堂と関口の会話が長くて退屈。そのうえ前半の終わりごろに「犯人」がわかってしまった……。最後はあまりにもグロテスクで ちょっとかんべんしてほしかった。 グロいわりには、じわじわと怖さが伝わるというのでもなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり僕のオツムには、ちょっとレベルが高い内容で、いまいちスッキリドッコイしない作品でした。どうにも、たとえば、「そこにある物が見えない」「触れただけでその者の過去が見える」・・とかいう特殊な状況が、SFっぽくて入り込めないのですね。それについて、あれこれ論理的な説明が!?なされてるようだけど、そのぎゃーぎゃーうるさい薀蓄っぽいのが、正直、苦痛になってきました。関口は島田荘司の石岡を思わせるが、こっちも石岡同様にグズだから駄目だね。伽羅的にはエノキズはがいい。それに木場と興極道が・・。えらく人物が絡んでくるのもちょっと複雑かな!!!昭和30年代くらいの木造の病院tってのは雰囲気が素敵!「この世界にはなぁ奇妙なことなど、なんもないよ!」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極堂の人間の心や脳、幽霊や神秘的現象についての講釈がものすごく鬱陶しいです。おまけに長いです。この本はやたら分厚いですけど京極堂の話を除いたら普通の厚さのミステリーになるはずです。ホラーブームでテレビも出版物も映画もすべてオカルトだった頃、苛々していた幽霊信じない派の人達が当時読んだ時は「そうだそうだ!」と夢中になって読んだでしょう。なんとなく幽霊を信じてるだけの人なら今も昔も「へえーそうか」と感心できるでしょう。だけどオカルトブームが過ぎ去った今、京極堂の講釈は大して魅力が無い。「当たり前なこと言うなよ」とか「そんなことどうでもいいよ」としか思わないはず。おまけにワトソン役は馬鹿すぎてこれも苛々・・・。ワトソン役というのはいつも馬鹿っぽいですけど関口はその極めつけです。京極堂の言うことに一から十まで感心するアホです。短気な人には向かないでしょう。ここに書いたこと意外はまあまあ面白かったので星2つです。ホントなら1つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は嫌い。なぜ、ここまで大風呂敷を広げるのか?この程度で、意味のない分厚さ、正直なところ買って損したと思いました。ミステリー好きにとっては、肩透かしを食った内容です。綾辻作品や横溝作品が好きな方は、無理かな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて、京極さんの作品を読みました。思想、民俗学、その他知識に関する造詣の深さで唸らされる。ただ、隆明オタク?のようなその思想にはオリジナリティは感じられなかった。意識、生命といったテーマに対する回答もどこかで見聞きしたことがある二番煎じ。脚本力、筆力でP621を読破させてほしかったのだが・・・。京極堂(作者)の自慰を見せつけられた気分になったのは、僕だけだろうか?読前の期待が大きかっただけに残念! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ京極作品。 異常と思えるほどの長さや、無駄とか思えない薀蓄や、魅力が全く感じられない登場人物らにウンザリしながらようやく到達した真相が・・・。 当然ながら腹が立った。 しかし一冊だけ、しかもデビュー作で作家の良し悪しを判断するもんじゃない、と思って他のも読んでみたが、どれも撃沈。新作を出す度につまらない薀蓄を盛り込んで無用に長くしたがるアメリカの作家の小説を呼んでいる気分だった。 今思えば飛ばし飛ばしながらも最後まで読み通せた本作が一番マシだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
説明不足。いくらなんでもこのトリックはないんじゃないの? アノ流れで、講談社からの出版ってことで、勝手に本格ミステリとして読んでしまったオレが不幸なのか、はたまたバカだったのか…。それにしても説得力に欠ける。「フェアじゃない」と思わせないくらいに力のある文章でねじ伏せてくれれば幸せになれたんだろうけど、ヒネクレモノのオレにはどうにも受け入れにくかった...。酔わせるだけの魅力ある文章であるとは思うんだけどね...。あまりにもあのトリックのアンフェア印象が強すぎて、打ち消しきれてない。 以来京極モノを薦められても二の足を踏んでしまいます…いつか読もうとは思っているんだけど、初読で裏切られたショックが大き過ぎた…。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!