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(短編集)
冬のフロスト
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冬のフロストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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前作より5年ですか〜待った甲斐がありました! ワンパターンと言えばワンパターンなのに、次から次へと怒涛の如く降りかかる事件は一体どうなるのやらとやっぱり引き込まれます。 おまけに、いけすかないけれどデキるタイプの部下がフロスト警部に呆れるのが定番だった気がするんですが、今回はダメ刑事にフロスト警部が手を焼かされる…何か気になる展開(心なしか、警部が頼もしく見えるのは気のせい?)。 上巻だけ読んでも先が全く見えません(>_<) 面白さに異論は無いのですが、1,300円が割高に思えたので星1個マイナスです (早く残りの作品も出すように、という意見もあるけど残り少ない楽しみだし気長に待ちますよ〜原書を読むほどの語学力は皆無だし、言葉のチョイスが絶妙な訳者さんに感謝です) | ||||
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なだいなださんは、かって毎日新聞の「好きなもの」というコラムで以下のように書いていました。 ・・・・・R・D・ウィングフィールドの「フロスト警部」もの(東京創元社文庫など)下品なユーモアを連発し、推理という点では、これほど間抜けな警部もいないが、不思議な人間的魅力があるのだ。死んだ日野啓三に、この本を教えたら、彼も病み付きになった。なんというかなあ、一言ででいえば深いんだよなあ、とつぶやいた。きみはこの本知らない?知らない!人生むざむざ損してるぞ。・・・・・ なだ・いなださんは、この芹澤恵さんの翻訳本『冬のフロスト』を読むことなく過日他界されたのが残念でならない。 なださんは、フロスト警部を、間抜けと決めつけているようだったが、評者などは、フロスト警部が部下に捜査指示する場面などを読んでいるとそんなに間抜けとは思えないのですが・・・。 さて、評者が原書『Winter Frost』を、悪戦苦闘しながら読み終えてから二年以上過ぎていたが、ようやく東京創元社さんが翻訳本を出版してくれたので早速『冬のフロスト上巻』を読むことが出来た。 嬉しいことに訳者は、フロストものを訳す人はこの人以上の人はいない、と評者がかねがね勝手に決めてしまっている芹澤恵さんだ。 読み終えた本を“笊で水を救うがごとく”忘れてしまうのがいつものことなのだが、苦労して読んだ原書だったから意外と記憶に収まっているから嬉しく上巻を読みすすむことができた。 訳者の芹澤恵さんが、女性とは思えないような(性差別でありません)フロスト警部の下品な言葉を訳す特殊な才能の持ち主だと再確認してしまった。 時系列では、『A Killng Frost』が、2008年発刊、『Winter Frost』が1999年だから評者は、順序を間違えて読んでしまったのです。 というのは、モーガン刑事は、フロスト警部の部下として「女好きドジ連発新米刑事」として本書で初登場したことを原書で読んだ時に知ったのである。 評者は、4年ほど前に『A Killng Frost』を、原書で読んだ時には、モーガンがなぜかフロスト警部のことを「Guv」と言っていたのを訳すことなど出来ず「警部」としていたし、フロストがモーガンを「Taffy」と言っていたが、タフィーとそのまま読んでいた。 ま〜、『Winter Frost』を、読む折には、評者も少し色をつけ、Guvを「大将」、Taffyを「坊や」くらいに訳していたが、本書で訳者は、Guvを、「親父さん(おやつさん)」とルビをふり、Taffyは、「芋にいちゃん」だから、脱帽してしまった。 まだまだ原書と合わせてみると、英単語から想像できない表現で描写しながら、その場を想像できるよう言葉をたしてゆく技などは、さすがプロだな〜!と感じ入りながら楽しみながら読ませていただきました。 さて、さて、我が脳みその記憶のベールを剥ぐ如く楽しみ倍増な『冬のフロスト』下巻にとりかかろう。 | ||||
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今回も上下2冊に分かれての長尺ながら、ぐいぐい読ませるおもしろさは健在。 結局このシリーズ、ワンパターンと言えばワンパターンながら、いくつもの事件が同時進行的に 発生しながら、ひょんな所から手がかりが見つかり解決に導かれたり、手がかりの薄い難事件の わずかなとっかかりを追いかけつつ、有力と思われた手がかりがあっさり覆されたり、といった事件パートの おもしろさは相変わらずだし、マレット、ビル・ウェルズ、アーサー・ハンロンといったおなじみの面々との 応酬の醍醐味もやはり相変わらず。 ただし、今回は大きな柱となる娼婦連続殺人事件の顛末が妙にあっさりしていて犯人像がよくわからないままだったり ”タフィ”モーガンが後半引き起こしたミスと、その結果リズ・モードが・・・、と言う部分に 若干すっきりしないところはある。 それでもやっぱり下品でデリカシーに欠けるキャラクターであるはずのフロストが 殺害された少女の母親とやりとりする場面や、ショットガン強盗事件の犯人とやりとりする場面などで みせる情の深さ、デリケートな部分など、このシリーズを一貫して流れる豊かさに触れ、ストーリーを ぐいぐいと読み進める快感は他に得がたいものがある。 翻訳も絶好調。原文のあれがああ訳されるのか、と感心しきり。 残りあと一作。 また数年待つことなく、早く読みたいような、それでいていつまでも取っておきたいような気持ちにさせられる。 | ||||
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上巻だけで500頁! それでも事件はまだまだ続く。 これだけめちゃくちゃな刑事たちというのはイギリスの文化なのだろうか? 実は日本も同じようなものかもしれないけれども・・・・・ それにしても事件のミルフィーユが下巻でどのように解決していくのかが楽しみだ。 | ||||
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早く残りのシリーズを読みたいです。英国制作のドラマも好きですが、本も良いと思います。 | ||||
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このシリーズは本当にいいなぁ、と思います。残りも早く翻訳してください。 | ||||
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