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高校入試
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高校入試の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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湊かなえは好きな作家であるが、この本はひどい。高校入試がどのように実施されるか、著者は全く調べていない。難しいことではない。高校の教員に尋ねればいいだけのことだ。1時間もあれば事足りる。もし著者がそれをしていれば、この話が全く成立しないことなどすぐわかったはずだ。本書やドラマ版に対して、高校入試の実態がわかったというような感想があるが、入試がこんなに杜撰に行われていると誤解されては教育現場は大迷惑である。 本書のデタラメぶりを細かに指摘していくと大変な長さになってしまうので、少数の例を挙げるにとどめざるを得ないが、まず、入試の答案用紙を教員が一人で扱うことは厳に禁止されている。答案の配布も回収も、本部へ届けるのも、すべて複数で行う。受検番号、氏名の確認は、もちろん複数の目で、3回は行われる。答案は金庫に保管されるが、出し入れは最低2名で行い、管理職が立ち会う。各受検室ごとの答案は更に2~3分冊にし、千枚通しで隅に穴をあけ、紐で閉じる。面倒だが、全て紛失や改竄、差し替えや抜出しを防ぐための措置である。 採点は設問ごとに教員を複数割りあて、通例、赤、青、緑の3色ボールペンで行う。一度目の採点は赤、別の人間が2度目の採点を青で行う。もし一度目の採点に間違いがあれば、両者で確認し、訂正。訂正した者は訂正印を押す。学校によっては3度目の確認を緑で行う。合計点についても同様である。 採点後の点数入力は通常3人で行う。一人が受検番号と点数を読み、一人が入力し、もう一人は受検番号と点数を聞き、それが画面上の数字と一致しているかを目と耳で確認する。入力後はそれをプリントアウトし、入力者とは別の教員が、やはり3人一組で間違いがないかを確認する。入力画面がむき出しになっていたり、印字されたものが放置されたりということは、ない。 試験中は、学校によっては廊下に職員が配置されるが、そうでなければ職員が巡回し、非常事態に備える。つまり本書にあるように、白紙の答案に気づかなかったり、答案の紛失が後になって発覚したり、不調を訴える受検生への対応で監督が疎かになるという事態は、全職員が結託でもしない限り、基本的には起こりえない。そもそもそうならないようにこうした体制で入試に臨んでいるのである。 その他、コンビニへ買い出しに行く(職員は外部に連絡できないよう、原則外出禁止)、旅行会社の人が来る、PTA会長や保護者が来校する(外部の人間は校内に入れない。接触も禁止)、一部の職員だけで入試に対応している(当然全職員で行う)、事態への対処を話し合う(不測の事態は県に報告し、その指示に従う。学校は判断しない)、夜、勤務時間外に採点する(間違いが起こりやすくなるので、採点は原則勤務時間内で一旦終了、翌日再開)、その他合否判定会議の場面など、全く間違いのオンパレードであり、読んでいて不快だった。 更に深刻なのは、まともな教員が一人も出てこないことだ。最後は何となくほんわかした終わり方をしているが、冗談ではない。本書に出てくる教員の数名は、主人公の女性教諭を含み、確実に懲戒免職だろう。残念ながら高校の教育現場に、どうしようもない輩は、一般にイメージされているほど多くはないが、確かにいる。だが公立高校の教員は、本書に書かれているほどひどくはない。これが著者の考えるありそうな教員現場、教員の姿なのだろうが、それは間違っているし、歪んでいる。高校教育が抱えている問題は、こんなバカげたことではない。著者が教育を本気で考えたことがあるとは、到底思えない。これでは高校の教員に対して失礼だ。 冒頭にも書いたが、湊かなえは好きな作家であるが、この本は現場を調べもせず、思い付きで書いた完全な駄作であり、有害ですらある。小説に目くじらを立てるなという考えもあるだろうが、この小説で入試や学校の実態がわかったという感想も、現に散見される。教員がこんなに気楽に入試に対している、高校教育現場はこんな程度などと、読者が誤解しないことを切に願う。 | ||||
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登場人物が多くて語り手がコロコロ変わるから非常に読みにくかった | ||||
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途中経過よりも、入試後の話をもう少し掘り下げて欲しかったかな | ||||
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実際の入試はもっともっといろんなことを想定して緻密にやっています。これが入試の実態だと、読んだ人は勘違いしませんように…。あくまでも小説の中のお話ですね。 | ||||
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湊さんの多くの作品がそうであるように、現代社会にあるもっとドロドロした高校差別みたいな話が書かれているのかなと思ったらそうではありませんでした。 期待外れでした。 | ||||
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湊かなえ作品は好きなので、頑張って最後まで読みましたが、終始つまらなかった。 何が伝えたいのでしょうか。 つまらない上に長かった。 久しぶりに読み終えてがっかりしました。 リバースのように最後のどんでん返しを期待しながら耐えたけど、最後まで何もなかった。 | ||||
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何度、読むのをやめようと思ったことか 大事な時間を無駄に使ってしまった | ||||
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湊先生の作品は好きで、よく拝読しておりますが、今回は1/7程度読んだところで登場人物の多さについていけなくなり読み進めるのを断念しました。相関図はついているのですが、情報量が少なすぎて記憶できませんでした(例えば、教師は12名もいるのに、名前と教科名しか記載されていません。顔のイラストや年齢、2~3行の補足情報があれば違ったかもしれません)。さらに、語り手がころころ変わるのでさらに混乱します。 内容はおもしろそうだったのですが残念です。 | ||||
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後書きでドラマ用に書き下ろした脚本だったということで小説としてはわかりにくい結果になったよう。 23人は普通の小説で追いかけるのは普通の頭では無理です | ||||
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全体を通して、無駄な文章が多いことと、登場人物の多さに嫌気がさします。いかにも怪しげに登場する人物が、なんのひねりもなく犯人ですし、読んでいて面白みは全く感じませんでした。 | ||||
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この著者の作品は好きなのですが、本作は全く面白くないです。失敗作では? それも「大」のつく。 そもそも、提示される謎がちゃちい。登場人物も、誰一人として魅力がないんですよね。 定期的にメールの文章が現れるんですが、これがエピソードを分断してしまってるんじゃないかなあ。ただただ、うざい。 話もつまらない。展開半ばで、もはやその先がどうでもよくなる。謎が解き明かされても、あっそ、てな感じのみ。 真面目に暮らしてる普通の市民が、そんな小さな理由で、いとも簡単に犯罪に手を染める? 説得力まるでなし。 | ||||
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本の中に挟み込まれたこの本のチラシには著者が「この作品をかけたことで小説家として次のステージに一歩進むことができました」と書いてありましたが、著者はどんなステージだと思ったのでしょうか。 この本、もともとはドラマのシナリオだったものを小説に起こしたものだそうで、読者が小説として読んだ時に感じる強烈な違和感はそこにあります。 シナリオから小説にしたときに、随分横着したものです。ダメです、この作品。小説として成立していません。 テレビのドラマであれば、頻繁に記述の視点が代わったところで、語る人がビジュアルに交代するのだから、分かりやすい。 でも、小説として書いたときに、読者が慣れないうちに、視点がどんどん替わるのは煩雑でいちいち人物相関図と首っ引きになるし、相関図を見たところで細かい人物像までは分からない。結果、何やらぶつぶつ言う人が多数出てくるのを延々、読まされることになる。何度もくじけそうになり読み進むのにずいぶん時間がかかりました。 最後の「種明かし」も相変わらず突飛で唐突で、各自の動機だって「人生賭けてそこまでやる?」というものがほとんどで、納得いきません。試験監督なら当然、している筈の確認をしていない、というのがタネの一つで「そりゃないでしょ」と呆れました。第一、確認してたらどうしてた?確認しないのが前提って、おかしいでしょ。さらに、各々の独白の前に掲示板の書き込みが書いてあったらしいのですが、それが「掲示板の書き込み」というのに気が付いたのは随分経ってからで、まあ、分かりにくい書き方です。 テレビのドラマならそれなりに分かりやすく描いて「意外な結末」で済むかもしれないけど、もう一度書きますが、小説としてはダメダメでした。 | ||||
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読みづらい&進行がだらだらしていて、ページが進まず途中で断念しました。 登場人物の多さ、会話頻度の多さで今自分が誰を見ているのか分からなくなりました。 | ||||
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湊作品制覇するためにも。。 書店で結構なおすすめ具合で販売されていましたので、 読んでみましたが、う~んって感じです。(笑) また読みたいとはならず、 登場人物たちも多すぎて個性がうまく表現できていないのかなと思いました。 私の理解不足かもしれませんが・・・ | ||||
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非常につまらない。そして、読みづらい。 JKにお勧めです。大人には不向きです。 | ||||
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初めてこの作者の作品を本屋で気まぐれに購入. この作品は大げさな割に内容が薄い話という印象であまり楽しめなかったが, 特に変わったスタイルで書かれているようなので他の作品も読んでみたいと思う. | ||||
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湊さんが脚本を書かれたドラマを、湊さん自ら小説に落とし込めた作品です ドラマは秀逸でしたが、それを無理に小説にしようとして失敗してしまったように感じます ドラマをリアルタイムで視聴していましたが、そちらは 毎週毎週謎が深まるように、続きが気になるように巧みに構成され たくさんの人物が登場しますが、俳優さんという実像があるため、誰が誰かわからないということもなく楽しんで観ることができました 小説では、時系列に沿って、複数の登場人物が入れ替わり立ち替わり、それぞれの視点で物語が記されていくという手法を取っています 他のレビューでも指摘されている通り、これが読みづらい ドラマのように俳優さんというはっきりと目に見えるカタチがあるわけでもなく、登場人物たちも記憶に残るような強いパンチで描かれていない、節のはじめに名前がなければ地の文で人物を特定できないほどに書き分けされていないなど 読んでいて誰が誰だか区別できなくなっていきます また毎週毎週区切って観るドラマでは効果的に機能していた細かいギミックも 一息に読んでしまえる小説では煩雑な足枷にしかならず、物語の切れ味を鈍らせてしまっています ドラマはドラマ、小説は小説と割り切り、大胆な改変が必要だったのではなかったのかなと残念に思える作品でした | ||||
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私は映像より本派なので、こちらはドラマが先に話題となり読み逃していました。 「告白」ほどのどんでん返しはありません。 犯人の目的もイマイチ理解できませんでした。 生徒も教師も、こういう奴いるいる!と登場人物は親しみやすい。 各々の視点から文章を書くスタイルは読みやすく、それぞれの感情を楽しめます。 | ||||
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なんだかドラマの台本を読んでいる様な感じの本。いちいちちがう一人称で話が進むのが非常に読みづらい。内容もイマイチ盛り上がらず… 告白は好きだったのにいつの間にかドラマの脚本家になってしまったのですね… | ||||
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導入部では特に気にならなかったのですが、読み進めていくうちに理解する気を失せる程に頻繁に 行われる一人称の視点変更、そしてオチとも言える主犯人物の判明とその動機について… オチに伏線がちっとも絡んでこず、今まで読み進めていたのは一体何だったのかという 気になってしまうほどでした。 ドラマを見ていれば感想は違うのかもしれませんが私は文庫本として期待して購入しましたのでガッカリでした | ||||
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