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ニサッタ、ニサッタ
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ニサッタ、ニサッタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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地のはてから の孫が主人公ということで、選びました。期待通りの内容、興味深い展開でした。おばあさんの、とわが登場した時は、ときめきました。 | ||||
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主人公があまりにも目標もやる気もないドジな男の為、読んでいてイライラした。 ただ一つの救いは、彼がまっすぐな人間であったことです。 | ||||
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斜里町に11年網走近郊を含めると17年の勤務経験の地、懐かしくも有り 現実に有ることと重ねて読み切りました。 心の変化、微細な動きを表現されているのが素晴らしいと感じました。 道東に住んだ経験者に紹介しております。 | ||||
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30文字以上の感想内容を強制するのはおかしいのではないのかな? | ||||
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自分自身も若い頃何回か転職しており、当時の自分より11 主人公はかなり考えが甘過ぎるところもあるが、かなり共感できた。 | ||||
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本作の主人公・片貝耕平は自分と似ている。 似ているというか、ほとんど同じといってもいいくらいだと思う。 だから、特に耕平が落ち込んでいるときに思ったことなどを読んだときには思わず「そうだよな」と、つい口に出てしまうほどだった。 だから、母や警察の言葉には胸につきるようなことばかりだったし、終盤の祖母や杏奈の言葉には考えさせられるものがあった。 この下巻は「終わり」ではない。 片貝耕平という人間の次の人生が「はじまる」ところだ。 耕平のこれからの人生を応援しつつ、自分のこれからのことを考えたいと思う。 とりあえず、「今日」を生きることに集中しようと思う。 | ||||
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以前ウツボカズラの夢を読んで、かなりがっかりしてしばらくこの方の著作は避けてました。しかし、今回の新刊を読んだら、今まで通りの面白さに戻っていたので嬉しかったです。ミステリーの印象が強い方ですが、このような物語もなかなか読ませてくれて楽しいです。内容は、いまの社会ってこうなんだろうなぁ、というところが随所に見られ、共感というか、日本ってどうなっちゃうんでしょう、と思いました。もちろん話そのものも面白かったです。 | ||||
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ここまで読んでいる者の気分を沈めさせる小説がいままであっただろうか?少なくとも私は知らない。 特に「人をどこまで信用していいか?」ということ。 上司にしろ、同僚にしろみんな最後は自分が可愛くて、いつも耕平が割をくっている。 「やっぱり100%人を信用しちゃいけないんだな」とつくづく思わされた。 今まで思わなかったことがなかったわけではないのだけれど、やっぱり社会なんて言うのはそういうものなのだとも思った。 正直に言うと、耕平のことはとても他人には思えない。 だから、大デンデン返しで大金持ちにしてくれとは言わない。 ほんの些細な、当たり前の生活を耕平には与えてほしい。 そう願いつつ、下巻に入りたいと思う。 | ||||
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著者の作品を初めて読んだが、ミステリー作家と認識していたため、本作品も当然ミステリー作品だと思って読み始めた。 内容は全くミステリーではなく、裏切られた感じがしたが、嬉しい裏切りであった。見事な作品であった。 内容は、主人公が転職した会社が倒産、派遣会社に登録したものの、長続きせずに生活する場所にすら困ってしまうに至るまで堕ちる。 パチンコで一発逆転を狙うものの、当然失敗に終わり大卒というプライドを抱きながら新聞配達の仕事で日々の生活を凌ぐ。 そこで謎の女性との出会う…。 現代日本の雇用環境の宿痾とも言える非正規雇用者の不安定な生活、仕事選びに失敗したら復活が許されない情勢などをとても巧く描いているため、一気に惹き込まれた。 主人公の家庭環境もよくある悲惨なケース。 上巻を読み終えるや否や下巻を手に取った。 | ||||
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下巻では東京の生活に挫折した主人公が田舎(北海道)に帰り、その生活を中心に描かれている。 東京で知り合った謎の女性が北海道までついてきて、再び様々な出来事が起きる。 後半部分はとても感動した。 現代社会の雇用問題に始まり、家族や仲間との絆、飲酒運転の悲惨さが作品に盛り込まれて、若者が明日に希望の持てる社会ではなくなっている姿や失敗を決して許さない社会の空気を巧く描いている名作であった。 著者の他の作品もぜひ読みたくなった。 | ||||
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ニサッタという意味を知っていましたので読んでみました。この作者はミステリー、サスペンス作家として知られていて、この作品は趣が異なると言われているようですが、やはり作者の根底に流れている作風は感じられる。前半のしょうもない耕平が激しい現実に直面して、心、生活が変化していく過程を実にうまく描写している。このまま転落していくのか?このままでは、ニサッタの意味がなくなる。この暗い現実を場所を北海道に移動させて、作者は、謎の女性・杏菜、耕平の祖母、母と耕平を温かい糸で結び、その中で杏菜の重い秘密を明らかにする。それによって、しょうもない耕平の人生観が変わる。最後は耕平も杏菜にも絶望から希望のあるニサッタ(このアイヌ語の本当の意味は深い)へ。現実的な絶望感で終わらせなかったのは良いと思う。明日への“希望”のREBIRTH!かな。 文庫版の上下巻、ゆっくりとお読みください。 | ||||
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ニサッタという意味を知っていましたので読んでみました。この作者はミステリー、サスペンス作家として知られていて、この作品は趣が異なると言われているようですが、やはり作者の根底に流れている作風は感じられる。前半のしょうもない耕平が激しい現実に直面して、心、生活が変化していく過程を実にうまく描写している。このまま転落していくのか?このままでは、ニサッタの意味がなくなる。この暗い現実を場所を北海道に移動させて、作者は、謎の女性・杏菜、耕平の祖母、母と耕平を温かい糸で結び、その中で杏菜の重い秘密を明らかにする。それによって、しょうもない耕平の人生観が変わる。最後は耕平も杏菜にも絶望から希望のあるニサッタ(このアイヌ語の本当の意味は深い)へ。現実的な絶望感で終わらせなかったのは良いと思う。明日への“希望”のREBIRTH!かな。 文庫版の上下巻、ゆっくりとお読みください。 | ||||
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天才作家は、何の題材で書いても、面白い小説が書ける。片桐耕平がどうなるのか、気になって、読む手が止まらない。 | ||||
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ニサッタという意味を知っていましたので読んでみました。この作者はミステリー、サスペンス作家として知られていて、この作品は趣が異なると言われているようですが、やはり作者の根底に流れている作風は感じられる。前半のしょうもない耕平が激しい現実に直面して、心、生活が変化していく過程を実にうまく描写している。このまま転落していくのか?このままでは、ニサッタの意味がなくなる。この暗い現実を場所を北海道に移動させて、作者は、謎の女性・杏菜、耕平の祖母、母と耕平を温かい糸で結び、その中で杏菜の重い秘密を明らかにする。それによって、しょうもない耕平の人生観が変わる。最後は耕平も杏菜にも絶望から希望のあるニサッタ(このアイヌ語の本当の意味は深い)へ。現実的な絶望感で終わらせなかったのは良いと思う。明日への“希望”のREBIRTH!かな。 | ||||
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主人公の耕平、人は悪くないが 自分に甘く、仕事もすぐに辞めてしまい、 自暴自棄になり、過去の生きざまを クヨクヨと悔やんでばかりの情けない男。 ついには「もういい。消えてしまおう」 などと考える。 それに比べ、お祖母ちゃん、母親、彼女。 女は強く逞しい。 100歳に近いお祖母ちゃんが耕平に言う。 「なんもかんもなくなることなんて 生きてりゃあいっくらでもあるもんだで。 まずは今日のことだけ考えてりゃいい。」 そして今日がひとつひとつ積み重なっていく。。。 やっぱり本当は女のほうが ずっと強いんだな・・・ 自分もまたひと回り 大きく強くなったような気がした。。。 | ||||
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「次また会社を探せばいいさ。」 そういう軽い気持ちで最初の会社を辞めたが、次の会社は倒産、その次の派遣会社では しくじった。ホームレス寸前まで追いつめられた耕平だが、明日を信じて歩き続る。 そしてつかんだものは? 読み手の年齢によって主人公耕平への感情も異なると思うが、正直言って私はあまり共感 できなかった。ひと言!「考えが甘すぎる!」世の中、そんなに自分の都合のいいように なる訳がない。いやなことがあるたびに周りや誰かのせいにして逃げ出すなんて、あきれる ばかりだ。救いは、耕平が徐々に大人になっていくことだが。 ストーリーには関係ないが、この作品でどうしても気になることがあった。それは、この作品の 中で使われている北海道弁だ。今どきこんな使い方はしないだろうと思う箇所が何箇所も あった。使い方が間違っているところも・・・。それに、「アイヌ」と「和人」という言葉が 出てくるが、「和人」なんて言わないし使わない。時代錯誤も甚だしい。中途半端な知識だけで 描くのではなく、もう少し北海道のことを理解して描いてほしかった。ちょっとひど過ぎる。 | ||||
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就職した企業を安易な理由で退職してから、坂道を転がるように転落していく男の人生。そんな男が小さな目標を立てて明日に向かっていく様子を描いた物語。 都会に出て一人暮らしをして、貯金がなくて親にも頼れない状況で仕事が見つからないと、なかなか這い上がれない現代社会の様子がリアルに描かれていておもしろかった。主人公の耕平は不運もあったが、自業自得の部分も多々あり、転落したことも同情できないところがまたリアルだった。せっかく這い上がるチャンスを自己責任で台無しにしてしまった耕平を見捨てずに励まし続ける、主人公の母親と祖母、そして杏菜の優しさにも心を打たれた。エピローグもきれいにまとまっていて、最後まで楽しめた。 | ||||
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今の自分の境遇と、とても似ていてこの本を読みました。 仕事が長く続かない自分には共感できる部分が多かったです。 また新聞配達店で働いていたこともあり、とても現実味がありました。 耕平を思うたくさんの人達、幾多の辛い事がありつつも助けてくれる人達。 波乱万丈な一人の男の物語、是非、読んでほしい一冊です。 | ||||
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■片貝(かたがい)耕平は北海道出身。三流大学を出て、東京で社会人になって1年。最初の会社は上司が気に入らず退職した。次の会社は計画倒産で社長と経理部長が逃亡、社員全員が路頭に迷うはめに。 ■派遣会社に登録して食いぶちを稼ぐ道を選んだ片貝だが、どうも社会認識が甘く不平ばかり並べて別の会社へ。そのうち、仕事が減り、家賃も払えずネット難民になってしまった。パチンコでたまたま大もうけした金も、サギ女に泥棒されるなど、油断が多い。遂に消費者金融に手を出して転落コースを歩む片貝……。実家も貧しく頼れないのだ。 ■結局彼は、借金を肩代わりしてくれる奇特な新聞販売店に住み込み、新聞配達の仕事を始める。借金返済分は給料から差し引かれ、手取りはわずかだが、寝泊りできる部屋があり食事もできる。店に沖縄出身の竹田杏菜が新たにやってきた。小太りで野暮ったい彼女だが、皆にからかわれながら懸命に仕事をしていた。 ■そして借金返済を達成した片貝は東京を去り、郷里に帰った。北海道でスーパーの仕事に従事してやっと安定しかけた頃、竹田杏菜が片貝を尋ねて突然北海道に現われた。彼女には暗く悲しい過去があった――。彼女の秘密とは? そして片貝を最後の試練が襲う――。 ■「ニサッタ」とはアイヌ語で「明日」のこと。前半は主人公が未熟でもどかしかったが、後半はさすがに成長が見られ安心して読了出来た。 | ||||
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どこにでもいる若者・耕平が主人公の本作。 そこそこ真面目で、そこそこやる気はあるのに、 なんとなくうまくいかない。そんな様子をとても丁寧に描いています。 前半は丁寧すぎて、少し退屈してしまったのが本音ですが。 ただ、耕平がふるさとに帰り、 以前の同僚である杏奈までもがやってきたあたりから、 物語の回転が速くなった感じで、楽しく読めました。 最後は、キラキラと光った耕平の笑顔が浮かぶようで、 とても優しい気持ちになりました。 耕平という人物は、どん底を味わった割にはその苦労を糧にせず、 次々と失敗を繰り返して、読んでいる私はイライラしっぱなしでした。 なんでこう、生き方が下手くそなのかと思わずにはいられませんでした。 でもこれが、やり直しのきく”若さ”というものかもしれません。 同年代の方には、特に元気をもらえる一冊だと思います。 | ||||
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