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コラプティオ
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コラプティオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 1~20 1/3ページ
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ハゲタカの大ファンなので、本作を読みながらどうしても比較してしまいました。アカマ自動車が登場する場面は、ハゲタカファンとしては大喜びですね。同じ世界線なのかもしれません。東條記者のキャラは完全に飯島さんですし。 ハゲタカシリーズは、シリーズが続くにつれてエピソードの規模がエスカレートし、ストーリーの現実味が徐々に失われていった印象があります。本作のコラプティオでは、登場人物が官邸周辺の人物であるため、エピソードが国規模の事件に繋がってもハゲタカほどには現実味が薄れずに済んでいたと思います。 原発と政治の関わり、及び為政者が独裁者となり得る危険性というテーマは大変興味深いものだと思います。ただ本作は、紙面の制約もあるかもしれませんが、少し勧善懲悪に寄ってしまったように見受けられました。希望を言えば、宮藤総理視点で彼がどのような葛藤を経て苦渋の決断をしたのかという記述が欲しかったです。メインは主に白石の視点でストーリーが進み、宮藤総理に感情移入するのが少し難しかったです。神林記者も、最後は白石と共闘するいい感じの流れになりますが、それまでの行動が明らかに白石に劣っているためダサいキャラに見えてしまうのが残念でした。 | ||||
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本書は『売国』に次いで私が読んだ著者2作目。作品のモチーフがどこにあるかは別として、震災後の原発を取り上げていながら安全性への検証が杜撰。読者を暗に「再稼働」へ誘導する姿勢がみえる。 | ||||
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未曾有の福島原発事故が起きた前後に書かれ大幅に編集したとは言え,惨劇に絡めたメーカー,政権,資源国との関係はノンフィクションかと思えるほどです。 以下の裏事情を想像する楽しみが増えました。 1. 米国ウエスチングハウス社を購入したT社が現在瀕死の状態にある理由 2. 首相と秘書官や官房長官との関係,首相引退の裏事情 3. 地球温暖化等世紀の大嘘の裏事情 | ||||
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よい | ||||
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真山仁さんの本です。 東日本大震災の後、日本にあらわれた総理の宮藤。その宮藤を支える政策秘書となった白石。 白石は原発メーカーを国有化し、新しい原発政策を提言しており、宮藤に見込まれる。 原発政策をすっぱ抜くべく、白石の同級生だった神林という新聞記者がまわりをかぎまわる。 そんななか、アフリカのウエステリアという国で革命がおこり、日本人が殺害される。 このウエステリアは、実はウラン鉱床があり、日本は原発推進のために、それを狙っており、 どうやら、革命を支持したのは、日本ではないのかとの疑惑がもちあがる。 「正義」なのか、それとも「政治」なのか。 二つのはざまで揺れ動く白石。 はたして、宮藤政権の政策の行方は…。 慇懃無礼で時代錯誤の田坂という「総理の右腕」である秘書やら、 神林に顰蹙を買いながらも、しかし食らいついたらはなさない敏腕記者の「闘犬」こと東郷やら、 個性豊かなキャラがでてきます。 とくに、田坂の、何を考えているのかわからない態度がねぇ…賛否別れるかなぁ。 神林に情報をくれる、謎の「ディープスロート」ですが、実は、途中から、ひょっとして…と正体に目星がついて、実際に読みすすめると、僕の予想通りでして、にんまりしました。 次から次へと飽きずに展開するので、その展開を楽しむ本でした。 | ||||
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事故から十年。それに先立って書かれている所も凄いし、政府、官邸の公開されない秘密の部分がリアル | ||||
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「オペレーションZ」、「マグマ」同様、最初は高々と拳を振り上げるものの、はて落しどころが見つからず、中だるみが続き、そして落しどころは尻蕾。要するに最初の構想はどこへやら、落しどころは、やはり現実は厳しいというところでしょうか。もうすこし熟慮した構想が練って欲しいものです。 | ||||
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時代は、東日本大震災後の日本。停滞した経済状況の中で内閣総理大臣に就任した元金融マンは、日本経済再興のために、原発の輸出政策を採用する。本書の主人公は、東大出身で政治学者を目指す首相の政策秘書である。舞台は首相官邸や日本国内だけでなく、アフリカの新興国である。このアフリカの国で、クーデタが勃発し、日本人の青年海外協力隊員が殺害される。そして、この国の状況が、日本の原発輸出政策と大きく絡んでくる。登場人物には、主人公の他に、主人公の同級生の新聞記者、その新聞社のベテラン先輩記者、永田町政治を裏まで熟知しているベテランの首相秘書官、与党ベテラン政治家、テレビ局の女性記者と様々である。登場人物により、政策等に対する意見が異なり、多様な考え方、見解の相違が小説のストーリーに深みを与えている。 本書は、政治を取り扱った良質のエンターテイメント小説であり、ノンストップで最後まで一気に読める。書名の「コラプティオ」は、著者によると、ラテン語で「汚職・腐敗」の意味である。この言葉の意味が最後に明らかとなる。本書の結末は、読者の想定を超えるものであろう。(2018/1/14) | ||||
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商品は綺麗です またお願いいたします いいお店です | ||||
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「やがて歴史が私の正しさを証明する」震災後の日本に現れたカリスマ総理・宮藤隼人は、“禁断の原発政策”に日本復興を託す。だが、その矢先、一人の日本人がアフリカで殺される。事件の背景に広がる政権の闇を追いかける新聞記者と、宮藤を支える若き側近は、暗闘の末、最後に何を見るのか……。 | ||||
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政治・経済小説。決して堅苦しくなく、読みやすい。震災後の原発の有り様を希代のリーダー、そしてリーダーを支える脇役たちの視点を通して考えさせられる作品。若者の政治離れと言われるけれど、本作を通して政治への期待感が高まってくる。映像化されそうだが、活字の方がよりリアルに感じられるのではないか。 | ||||
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一国のリーダーが独裁者となることの危うさ、権力者にとって不利なことはどんなことをしても握りつぶしたり、しらばっくれること、国民にとってじれったさ、焦燥感がもどかしい。国をいい方向に導いてほしいと思う反面、本当に信じていいのだろうかと思う疑問が拭いきれない。今の現状を上手く写し出している。 | ||||
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「コラプティオ」読了。真山仁先生は全巻読んでてマネークライム小説はもちろん最高だけど「メディアの砦」「マグマ」の流れをくんだ本作もすげー面白かった。エンタメ小説としてとても完成度の高い謎かけと伏線がありながら、必要悪なんて言葉じゃ片付けきれない政治と国益について考えさせられた良作 | ||||
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最近読んだミッション建国もだか、このコラプティオもノンフィクションか…と勘違いさせてくれるくらい今の日本の様子を描いている。 政治の劣化が激しいと言われているが、そう言っているのは朝日新聞と毎日新聞と東京新聞と一部の週刊誌で、あとはほとんど何も考えていないというか現在の権力に盲信的に丸投げしているのだ。だから今後何が起こっても責任は自分たち市民にある。 この本は3.11の震災後、落ち込んだ日本経済を何とか立て直すために、総理大臣が一つの大きなビジョンを掲げて、日本を動かそうとする。そのビジョンというのが、原子力発電所の建設(輸出)で日本が世界の先頭に立つ!ということ。 彼が言うには、福島で危機的な事態を経験した日本だから「絶対安心」の原発が作れる。他の国にはこのセールストークは使えないし実際に安全な原発は造れない…。 こうきたか。物は言いようである。私などは、とにかく全世界の原発を1日でも早く停めて天変地異何が起こっても想定外でしたという弁解ができないように万全の収束を図る努力をするのが普通と思うのだが。ただ世の中はそうはならないらしい。実際に地球温暖化防止の切り札は今でも原発である。 このものが立入の主人公の総理は、若くして大臣になりそのパフォーマンスで国民の支持を一身に受け、しかも具体的に「有言実行」で成果を出す。最初は斜に構えてみていた文化人や他の政治家、マスコミなどもだんだん洗脳されて応援し出す。逆に最初から総理に真髄して全てを捧げて献身してきた取り巻き連中が「このままいけば、独裁者になってしまうのでは…」と用心するようになる。 安全安心の原発を作って稼働させるにはウランの安定供給も必要。アフリカの小国でウランの鉱脈が見つかったと聞いて、その権利を日本が手に入れるために取った手段が…。それは国民のための必要悪なのか、人間として許されない犯罪なのか…。 しかしこれくらい国民を引っ張って行ってくれる総理大臣がいるということは今の日本からすると有り難いことだろう。誰もなにも考えていない、思考停止の状態なのだから。 この本は、原発の今後のあり方・政治とはどうあるべきかという二つについてしっかり考えさせてくれる本です。 | ||||
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「権力を行使する快感」。 これは政治家に限らず、人間が二人寄れば生まれる生理的感情だ。 社会的地位や集団の大小に関わらず、我々は誰しもがこの快感を経験しているはずだ。 ただ、愚かである人間は、多大な犠牲を払ってまでも、この快感を追い求める。 たいていの場合、当人は他の理由で自己弁護することで、その耽溺から目を背けてしまう。 そして、正義や倫理、人間性といった、気品ある人間であるための重要な精神性が知らず知らず置き去りにされてしまう。 どうでもいい事は、はっきりとどうでもいいと言える人間でありたい。 そうすれば、我々は気品ある人間であり続けれる。 | ||||
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真山作品ファンとして期待して読んだがそれほどの内容では無かった。 総理の犯罪としては迫力なかったし、大手家電メーカの国策会社としての取り込みも迫力に欠けていた。 秘書官の役割、新聞記者の言動も今一つだった。 一般文学通算1372作品目の感想。2016/11/22 18:25 | ||||
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精緻でいて、壮大な小説です。真山仁作品のテンポの良い展開はそのままに、今回は政治の世界を舞台に主人公が葛藤とともに成長していく姿を追いかけて読者を引き込みます。一気に読み終えましたが、映画化やドラマ化を切望する内容です。登場人物が個性的で、それぞれになくてはならない役割があるところがたまりません。 | ||||
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宮藤首相はモロに安倍首相ですね? 東日本大震災で被災地復興のために活躍したのは不明でも、強烈なリーダーシップで原発海外輸出を経済再生の柱にしたり、支持率が上がったので総裁任期を伸ばそうとしたり。 2011年3月の震災直後に書き上げたにしては、すばらしい未来予測ですが、加筆修正出版年次が2014年1月なので納得です。 しかし第三者的に見ても、原発の海外輸出思想は異常な考えです。 ミスを起こしたから、改善した安全な原発を作って海外に売れる?それって、重電メーカーの妄想でしょ? だいたいよく訓練された日本の運転員でも制御できなかったのに、発展途上国に売ったらもっとずさんになるでしょ? 運転員ごと輸出するの? 輸出先での災害の評価や、耐震性とかインフラ未整備をどうするの? そもそも、こんなひどい目にあった日本人は原発輸出で富を得たいの? この小説は政治と政治家・その取り巻きスタッフとそれを攻撃するマスコミのお話ですが、話の構成は緻密でも内容は少しエネルギー問題に偏ってます。 けれども、東芝・ウエスチングハウス・三菱・GEとの関係とかウラン資源のことなどをよく取材していますから立派な小説になっています。 でも読後感が良くないのは、それぞれのキャラクターに強い信念が無く、人間味が弱く、状況説明ノンフィクションみたいな文章だからでしょうか? 真山さんの小説は全てそのような感じで、取材による現実味が大きくて登場人物にキャラが立っていません。 それが改善されれば☆5つですかね? | ||||
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意欲作である。 福島原発事故以後に 日本はどのような方向へ向かえばよいのか? 原発を廃止するのか? それとも、安心安全の原発作りをするのか? 日本は どうなのか?世界の動向は? 原発をめぐって いくつかの懸念が存在している。 宮藤隼人は、カリスマ的リーダーシップを発揮する。 「政治とは、約束」 「約束は、公約とは違う。」 「互いの信頼の礎となる大切な誓い。」 「努力すれば、希望が叶う社会をつくりあげる。」 「言葉とはチカラ」 と、重要な局面において、熱狂させる演説をする。 福島の原発事故、それを駆け巡る 宮藤隼人。 次々と政策提案をして、法律化する。 その 秘書になり、政治の現場を勉強と思い、 政治学者になろうとする 白石望。 積極な提案をして、宮藤の演説のスピーチも起草する。 宮藤に心酔しながら、独裁者になる可能性を危惧する。 白石と同級生でライバルの神林は 新聞記者となり トップ屋として 奮闘する。 タイミングよく、情報を入手する。 宮藤は、日本の未来にたいして 原発を軸とした再生政策を 実行する。サクラ電機の救済を、国営とする。 そのことで、原発事業を再生化しようとする。 結局は 発展途上国へのインフラ投資に 深く噛んで行くのであるが。 「新幹線」事業では、危ない話もレベルが違うのかもしれない。 アフリカの小国で 日本人の調査チームが ウランを発見。 アフリカの可能性と困難性。 利権をめぐっての内戦、抗争。 そのことから 宮藤の動きは、闇の中に入り込んで行く。 秘書である 白石 そして 田坂。 白石は 清濁併せ吞む と言うことを理解して行く。 田坂が 潔癖主義なのがおもしろい。 「オレは何ものなのか?」という問いかけ。 新聞記者である 神林 上司の 東條。 複雑に絡み合いながら 宮藤 を追いつめて行く。 宮藤は どこかで 正義と言う言葉を間違えて行く。 それにしても、使用済み燃料問題が 完全にスポイルされているのが残念である。 しかし、おもしろい。 | ||||
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期待大過ぎるのかなあ?首相、秘書官、政策秘書、記者と4者間の言葉と言葉の闘いか!てもピンと来ないテーマだからかなあ? | ||||
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