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コラプティオ
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コラプティオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
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政治ドラマということですが、新聞記者や官僚がどのようにして仕事をしているかというのを把握する材料としても秀逸でした。 作中に出てくる架空の国で主人公たちが体験する出来事は一つ一つが強烈ですが、私達が生活を営んでいる今この瞬間に世界のどこかで起こっていることとして、知っておかなければならないことであるように感じました。 真山さん以外にはなかなかそういったことを表現できる作家さんが現れない現状を憂慮しつつも、真山さんの次回作を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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著者の作品は大概読んでいるが、スピード感のある内容が読んでいて気持ちが良かった | ||||
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今の日本のことか?と思いながら読み進めた。 分量はあるが一気に読める本 | ||||
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主人公となる僥倖新聞神林と首相の側近となる白石の二人の行動を ベースに政治とはなにか?を問いかけた本。 今回の重要人物である宮藤首相のとった行動をめぐって 好きな人は、何かが正しいか、何が間違っているか? 本来なら何をするべきか?と色々と考えてしまうのではないか? 但し、純粋にストーリーを楽しみたい人にとっては、きっと何が楽しいのか わからないかもしれない。恐らく著者は政治についての善悪を 読者に考えて欲しかったのかもしれない。 日本人はどちらかというと、天皇を担ぐ事で権力の移行を 行ってきた歴史があるので、本書にでてくるような独裁的になりえる 首相というのは日本において現れる事はないだろうと考えていたので、 そこまで現実的に捕らえて読んでいなかったが、昨今のマスコミの制御を 覚えた政権をみるにつけ、想像ではすまないかも知れないと、ちょっと 怖くなった。 またマスコミの姿勢についても官邸側の視点で痛烈に批判しているので 一方的な視点になっていないのも良かった。 いつの時代も時の権力とは、本当に怖いものである。但し今の時代と昔で 大きく違う事は、その行動自体で大量殺戮や、大型の戦争にもつながりかねない という点である。もう少し政治に自覚的でいたいと感じた本でした。 | ||||
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震災による原発事故、安全神話の崩壊。その後のエネルギー政策について考えさせる良いテーマの作品と思います。 | ||||
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あまり本を読まず、まして政治的な小説は初めてです。 しかし、とてものめりこんでしまい、一気に読み終えました。 出てくる登場人物は、私欲でなく「日本のため」を考えていたことが、 前向きな気持ちにさせてくれました。 しかし、それでも間違った方向へ進むことはあり、 個人個人が「自分の意見」を持つ習慣をつけるべきです。 反面、緊急事態や新興国などでは、 独裁者による「スピーディーな決断」を必要とするとも思います。 考えさせられました。 | ||||
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なぜ一気に読めたのだろう。希望を得るための政治という題材が私にとって新鮮だったのかもしれません。 | ||||
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原発の立地のどろどろした闇も書いてほしかった、官僚や企業ももっとひどいことしてます。 | ||||
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読み始めから終わりまで、読み応えがあります。作者の作品の中でも、ベストの一つになりました。 | ||||
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国民の代表者が独裁者に変わろうとしていく様を書いていってますが、ページ数が少ない為か表現しきれていない気がします 上下刊に分けてページ数を増やせば素晴らしい小説になっていたと思われるので残念です ハゲタカやベイジンの出来が素晴らしかっただけに、ページ数の制約を受けない状態での小説が読みたかったです | ||||
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やっぱりこっちに行くのか?真山さん!と唸る本書。 政治の世界の裏側と原発をうまく描いています。 この時期にこの内容で、読者に投げかける意味も大きい本書。 是非エネルギー問題に関心のある方だけでなく、日本人として読みたい。 | ||||
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原発震災後の日本に彗星のごとく現れ、巧みな話術と強烈なカリスマ性とリーダーシップで意気消沈した国民に希望を与え、見事に国を立て直した首相、30代前半の首相の政策ブレーン、そのブレーンとは高校時代の同級生である大手新聞記者、この3人を中心に、原発事故後の日本のエネルギー政策(具体的には原発輸出)、エネルギー安保の一環としての発展途上国援助と云った内外の、ありそうで無さそうな、無さそうで実はありそうな政治状況を絡ませ、「理想的なリーダーが、いかにして権力の魔性に憑りつかれて堕落していくか」が描かれる、いわば日本版「オール・ザ・キングスメン」(1949年制作のアメリカ映画、日本公開は1976年、リメイク版は2006年制作。原作はロバート・ペン・ウォーレン作「すべて王の臣」白水社刊)と云った趣の小説です。 前半は、首相官邸を舞台に、エスタブリッシュメント、輝かしいパワーエリート、その候補生たちがきらびやかに紹介され、社会の落ちこぼれを自認する私にとっては眩しくてかなわない世界にウンザリしましたが、中盤からは登場人物それぞれの疑心暗鬼、理想と現実の相克、夢の崩壊が徐々に明らかになるにつれて「これは意外に」と期待させられたものの、終盤に至り、「正義とはなんだのかんだの」と青臭い書生論が丸出しとなり、勧善懲悪の劇画のようになって終わってしまいました。 だいたいね、何が不満かと言って、主要な登場人物がみんなカッコよすぎるんですよ。現実を見てください。3.11の時、全国民の前に政府が晒した、あのすべてに後手後手の体たらく。日本にはパワーエリートなんてものはいやしないんだという現実を全国民が認識してしまった後だというのに、なんでこんなカッコつけたキャラクターばかりを登場させるんだろうとアホらしくなりましたが、「あとがき」によれば、この小説が雑誌に連載されたのは2010年から2011年春先にかけてで、最終回締め切り後に3.11を迎えたんだとか。それで単行本化に際して加筆修正して現在の姿になったそうで、まあそういう事情があるならば、登場人物のありえないカッコよさも許せるというものです。 しかしカッコよさを抜きにしても、まるで魅力が無いね、この3人。むしろ登場人物の中で面白かったのは、それぞれの上司にあたる首相秘書官、ベテラン新聞記者、あとは海外利権に目ざとい海千山千の野党政治家の3人。この3人の方が、主役3人組よりも生き生きしていて、小説の主役としてはふさわしいんじゃないの? こういう得体の知れない妖怪みたいな連中が跋扈する魑魅魍魎の世界を描いた政治小説を読んでみたいなあ。 それにしても、この小説の背景にある「原発震災から見事に立ち直った日本」て何なんだろうね。汚染水浄化装置も凍土遮水壁もあまりうまくいっていないようだし、13万人の原発避難民の帰還の目途も立たんし、現実に「見事に立ち直る」のは、いつになることやら。もっとも、「すでに立ち直った」という妄想に浸ることは得意ですけどね、島国の神憑り農耕呪術民族は。 | ||||
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真山さんの最高傑作という評価がついてますが、私もそう思います。 官僚の思考についてはもっとも精細に書ける小説家だと思います。少々官僚を もちあげすぎのような気もしますが・・・ 最後の最後で、想像もできない結末にする手法もさすがだと思います。 現実が、真山さんの小説の後を追っているように思います。すごい 想像力です。 | ||||
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真山仁さんは好きな作家なので、迷わず購入。ちょうどサイパンに行く前だったので往復の飛行時間が短く感じられました(笑)読むなら『今です!!!』。 ただ最後はある程度予想してましたがそれ以上にサクッと終わってしまったのが残念です(ま、あれしか無かったんでしょうね) 余談ですが、真山さんの本を読むときにどこかで鷲津さんが出てこないかなと期待して読んでいくのは私だけでしょうか??? | ||||
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総理が国益のため悪へ堕ちていくのを止められないが、秘書は総理の善なる姿を守ろうとする。善なる偶像こそが国民を支えるだからだ。 このことから個人的にトップに立つものはお手本となる姿を周囲に見せ、周りを励ませるものでなければならないと思いました。 また批判的な人間だからと言って排除していくことが、独裁を進め体制の堕落に繋がるという姿が印象的でした。 全体を通じておもしろかったです。 特にジャーナリストが紛争の多い国でのその国の重鎮とのやり取りにはドキドキさせられました。 | ||||
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最近読んだ小説の中では最も面白い小説の一つであった。 読んでいると、この次に何が起こるかが全く予想できず、早く次に進みたいと連続的に思わせるすごい小説だと思った。 政治にあまり関心のない人でも楽しく読めると思う。 | ||||
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日本の政治にはリーダーシップが足りないという点は、日本の欠点としてよく指摘されるところだ。では国民が熱狂するようなカリスマ的な総理大臣が登場したら日本に何が起こるか?という思考実験を本書ではしている。カリスマ総理の姿を、政策秘書から内閣官房専門調査官に抜擢された若き政治学者という権力中枢からの視点と、新聞記者のメディアからの視点が用意されている。公平を期すためか二つの視点は、同級生で、何れも一癖あるベテランの後ろ盾ありとシンメトリーに配置されている。 権力が集中した個人は、自らの正義を確信して行動する(迷った時点でカリスマではない)。その目的は国益であり、倫理や公平性ではないと私は考える。本書でも「国益を守るためには時に倫理に悖る行為が必要な時もある」と言わしめている。権力者は自分のいう正義の正当性を客観的に説明するものの、根幹にある動機は個人の家庭、教育、精神史、同僚、部下、ブレーンから影響を受けた主観的なものだと考える。その主観的な正義に論理を後付しているのが政治の論理なのだ。民主主義とは基本的に個人が独断専行することを抑止するようにルール作りがされている。政治家の主観に国民の大多数が支持をして事が運ぶのは効率的ではあるが民主主義的には不健全な状態だ。カリスマ権力者は国家運営においては強力なエンジンのようなものだ。強力なエンジンでレースをすれば優位に戦える可能性が大きい。今の権力者は極力ブレーキを取り外すことに腐心しているが、レースのタイム自体は振るわないだろう。メディアはブレーキになりうるかもしれないが今のマスメディアは性能が悪すぎる。ともすれば、権力行使の潤滑油だ。 国益レースは直線ではなく、蛇行したコースといえる。最終的にレースに勝つためには強力なエンジンのほかにそれを制御する優秀なブレーキを必要するものなのだと思う。現状でマスメディアも官僚も、国民自身でさえもブレーキとしてポンコツだと言わざるを得ない。 | ||||
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真山さんの著作の中では、ハゲタカシリーズは置いておいて、最高の一作ではないかと思う。 本当に、本書を読むと、いかに簡単に独裁者が形成されるのかが良く分かるし、現代の日本 ですら、独裁者が生まれる土壌が十分にあると言う事が理解できる。 そういう意味で考えさせられるところの多い一作でした。 | ||||
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国民の幸せのためにがんばり、悩みながら、奮闘する、総理と秘書官のドラマにジャーナリストがからまって、先が読めない話しが続く、中盤少しだらけたが、なかなか面白い作品にあがっている。 | ||||
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彼の本はほとんど買って読んでいますが、時代を先取りした設定が何とも言えません。 | ||||
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