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強欲な羊
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強欲な羊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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5編収録の短編集です。 表題作の「強欲な羊」がすごくよかったです。 悪が痛快です。 人間のゆがみ具合に惹きつけられます。 クライムストーリーですが、どんでん返しもちゃんと用意されています。 「姉妹は男の好みが似る」というセリフが、ちゃんと伏線になっていることが、あとでわかります。 話の運びがすごくうまくて、すいすいと乗せられて、気がついたら読み終わっていた、という印象でした。 もうひとつ、「背徳の羊」もすごくよかったです。 羊子の悪女ぶりがなんともすさまじくて、ニヤニヤ笑いたくなりました。 個人的に、悪女、大好きです。 初音の息子と、羊子の息子が、似ている理由が意外だったのに続き、ラストの意外性も心地よかったです。 「眠れぬ夜の羊」と「ストックホルムの羊」は、まずまず標準的な出来と思いました。 ただ、「生贄の羊」だけは、あまり評価できませんでした。 なにも無理やり、ほかの作品をつながなくてもよいのではないでしょうか。 | ||||
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こういう人間のドロドロした恐ろしい所を隠し抑えている物語の運びがとても好きです。 | ||||
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各短編とも冒頭だけ読むと、既視感があるような、たぶんこんな話でしょという予想をさせてしまうような展開です。しかし、最後まで読むとその予想を超える展開に驚かされます。 表題作も、姉妹の関係だけなら、”良くある話”の範疇かもしれません。しかし、その先の展開まで予測できる人は、あまりいないのではないでしょうか。 全部で5作品が収録されていますが、最後まで読むと、それまで語られなかった出来事、語りの中から抜け落ちていた事柄に、ぞっとすると思います。 長さの割りに、良い意味で読み応えのある作品ですが、ミステリ好きだけではなく、暑い夏にホラーを読みたい人にもお勧めできると思います。 | ||||
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イヤミスという側面よりも、ミステリ的要素の方が際立っていて面白い一冊でした。展開的に読める部分もあるけれど、そこを巧く表現しているなぁ、という感じ。 | ||||
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最後の最後まで楽しめました。 | ||||
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新人作家の短篇集。羊の皮を被った、計算高くていやな女達が主人公。 シナリオで鍛えられたセリフには、女達の本音が鋭く出ている。 いやな女達が出てくるけれども、妙にすっきりした読後感は、誰にでもある「裏の本音」が さらけ出されているからだろう。 読んだ人は、きっと自分の中にも、いやな女がいることを思い知るはず。 暑い夏、ぞくっとするのにおすすめ。 | ||||
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ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、著者初の作品集であります。 シナリオライターとしてもキャリアをお持ちだけに文章、構成は新人離れして秀逸です。細かな描写の積み重なりで恐怖感を煽っていく手法はミステリというよりもむしろホラーのもの。と思ったら、普通に超自然現象が出てきてしまいましたよ。最後のエピソードはまさに異世界との遭遇。複数の短編を一つの物語に収束させるのは連作ミステリの常套ですが、作者の苦心が偲ばれます。 収録作中では「ストックホルムの羊」が出色の出来。 これがイヤミス?といわれると首を捻りますが…… | ||||
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美輪和音さんの作品を読んだのはこれが初めてです。 (ですが、別名義で脚本家として活躍されていた方なんですね。作品何本か映画館で観てました。) とても読みやすく、面白い連作集でした。 でも、基本的にはイヤミスですので。念のため。 | ||||
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