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強欲な羊
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強欲な羊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2012年に出た単行本の文庫化。 著者はテレビドラマなどの脚本家から、ミステリ作家に転じた人物。 本書は、「強欲な羊」「背徳の羊」「眠れぬ夜の羊」「ストックホルムの羊」「生贄の羊」の5話を収める短編集。いずれも「羊」っぽいイメージがモチーフとなっている。 人間の恐ろしさを描くような作品が多く、なおかつミステリとしてもひとひねりしてあるので、そこそこ楽しめた。ただ、連作短編集にしようとして頑張りすぎているような気もする。もっと自由に書くとおもしろいのでは? | ||||
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帯ではミステリと謳われていますが,雰囲気としてはサスペンスやオカルト寄りの印象で, どの篇でも事件は起きますが,その謎を解くというよりは物語を読んでいる感覚に近いです. また,伏線やミスリード,最後の二転三転など,節々に器用さを窺わせてはいるものの, 短篇でこれを繰り返されると,次第に仕込まれているであろう『何か』に身構えてしまい, 飽きるとまでは言いませんが,早々に素直に読めなくなってしまうのは気になるところです. このほか,最後の篇では,バラバラに見えたそれまでの四篇を束ねるものとなりますが, ただ『連作』として畳むためだけの篇に映り,その流れもいささか強引に感じるとともに, 雰囲気までも大きく変えてしまう,ホラー仕立てとなってしまうことにも違和感を覚えます. 『解説』にて触れられる著者の経歴を考えれば,確かに納得の仕掛けではあるのですが, 無理に繋がりを持たせなくても,単独の物語を集めた作品集でも良かったように思います. | ||||
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