バーニング・ワイヤー
評判
バーニング・ワイヤーの評価:
4.09/5点 レビュー 35件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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バーニング・ワイヤーの評価:
4.09/5点 レビュー 35件。 A ランク
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p26上段〈そしていま、まさにその事件に関わった人物を追跡していた。リチャード・ローガンというのがその男の本名らしいが、リンカーン・ライムの頭の中では、いまも当時のあだ名で通っている──”ウォッチ・メイカー“〉とある。前作でその名前は本名ではなく、偽名だとはっきり聞いているのに、本作では本名らしいと言い切っている。
前作『ソウル・コレクター』516p 下段
〈「リチャード・ローガンという名前は?」ライムは訊いた。
「本名ではありませんね。間違いなく。偽名です。別人になりすましていたんです。それはどうやら驚くほど簡単なことのようですわね」
「ええ、そう聞いています」ライムは苦々しげに言った〉
とあるのだ。
実際、ウォッチメイカーの本名は、ウォッチメイカー自身から「チャールズ・ヴェンスパシアン・ヘイル」と前前作『ウォッチメイカー』で明かされている。『ウォッチメイカー』p427上段〈ヘイルはシカゴで生まれた。父親は高校のラテン語教師〉ヴェンスパシアンというミドルネームについても、なぜその名前を付けられたのか、父親のエピソードまで回想している。『ウォッチメイカー』の後半部では、ヘイルの登場場面には「ヘイル」とはっきり使われている。わけわからん。本作『バーニング・ワイヤー』では、わざとライムに錯誤をさせておいて、なにかどんでん返しの布石なのかなと思ったが、最後までページをめくってもそうでもなさそうだ。
p426下段〈「きみの本名はリチャード・ローガンでいいんだな? それとも、偽名か?」「それが本名だ」〉p433上段〈本名はリチャード・ローガンだと当人が認めたとはいえ、この男とその名はどうしても結びつかなかった」とかあるたびに、作者はいったい、どんなどんでん返しを用意してんだよと、それなりに期待していたのは確かです。
気になりました。p105下段。〈メル・クーパーは、サックスが未詳がケーブルを仕掛けた周辺で採集してきた微細証拠を分析した〉とあるけど、ん?と気になりました。ここは〈メル・クーパーは、サックスが未詳の仕掛けたケーブルの周辺で採集してきた微細証拠〉とでもしたほうがわかりやすいのでは。
p262下段〈エーロゾル粒子〉はエアゾールの間違いでしょう。p245下段に〈エアゾール粒子〉とあるのだから。
p332上段〈一度も呼び止められることなく複数のドアを抜けて、まもなく四〇二号室を見つけていた〉の〈見つけていた〉は前後の流れから違和感があります。〈見つけた〉でいいのでは。
p422上段〈環境に優しいグリーンなエネルギー〉は、〈クリーン〉の間違いでしょう。数行前に〈クリーンエネルギー〉とあるし、同ページ下段の〈グリーン・カクテル〉に引っかけたシャレかとも読み取れないこともないですが、傍点でも振っていないと、おやっとなります。
432p上段。
〈『チャーリー・サマーズは無事だって』サックスが大きな声で言い、携帯電話をしまった。『いまロナルドから連絡があった』
ライムは眉をひそめた。『チャーリーが無事でなかったとは知らなかったな』〉
この会話。一読したとき違和感をおぼえました。自分だけかもしれませんが、この場合の〈無事〉とは、事故がなかったというという意味でしょう。それを〈無事でなかったとは知らなかった〉という言い回しは、なんか引っかかります。〈『チャーリー・サマーズは危険を脱したって』『ほう。チャーリーが危険だったとは知らなかった』という意味だろうとはわかりますが……〉