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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆
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ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 81~100 5/7ページ
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1巻2巻を読んで続きが気になったので読みました。今回は栞子さんのお母さんのエピソードが中心という感じです。 雰囲気はこれまでと変わってないのですが、この3巻はなにかダイナミズムというかワクワク感が感じられません。栞子さんの謎としても2巻のほんのちょっと拡大したという感じで、全体として繋ぎというか引っ張り感が強く感じられます。大輔と栞子さんの関係の進展もいまいちで、新鮮さにも欠けます。この3巻でしっかりオチをつけ終わらしておけばそれはそれで良かったのにという気もするんですが・・・。 ちょっと悪いことばかり書きましたが、栞子さんと大輔のこれからを考えると続きを読まずにはいられないんでしょうね(笑)。 | ||||
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鎌倉のあるビブリア古書堂の店長栞子と店員五浦を中心とした、ハートウォーミングストーリー。 栞子は、人は苦手だが、本のことになると人並み外れた推理力を発揮する。 前回までの作品と同様、3話の短編集。 文章の読みやすさは、これまでと同様。 話も、伏線を出すなどして、読者を飽きさせない。 人の感情やトリックに若干の都合のよさを感じるが、許容範囲内だと思う。 正直、前回までの作品を読んでいないと理解することは難しい。 次の作品も執筆中とのこと 栞子と五浦の関係は、ほとんど進展なし。 栞子の母親の人間像は、悪化していく。 母親のことで、ここまで広げた風呂敷を、今後、どのようにまとめていくのかが楽しみ。 ありきたりな、結末にはしてほしくない。 | ||||
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事件はそれほど難解でなく「なるほどな〜」程度でしたが、 副題にある「絆」が映える巻だったなと。 栞子さんを主とした繋がりが各章毎に描かれており、 安定して面白かったです。 恐らく、今作品の一つの大問である 母の謎もいい感じで明らかになってきました。 続編では、それを引き伸ばし気味になっていかないよう期待したいです。 | ||||
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今までのところ結構面白いです。ただ… この3巻の最終話の舞台は、「2011年3月上旬の北鎌倉」です。 地元民ですが、あの3.11直後の戦時中のような空気を現段階で 小説という世界に落とし込めるのか疑問です。 しかも、たとえば福井晴敏の「小説・震災後」と違い、 震災と原発事故に真正面から向き合おうとすると、ビブリアの世界観は壊れるかもしれません。 (実際に私達の人生観は壊されましたから、あるいはそれで正しいのかもしれません。) そんなの関係なく、ただ今まで通り面白ければ良い、というのも一つの意見です。 いっそ3.11など無かった世界の鎌倉を描くのも良いかもしれません。 でも、あの日の私達の街をもし描くのであれば、半端なことはしないでほしいと思います。 (被災3県ほどでは全然ないですが結構大変だったんですよ…) | ||||
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第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』集英社文庫 第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本もたいなの』 第三話 宮澤賢治『春と修羅』(関根書店) 草食系男性アルバイターの大輔と、美女店主の栞子(極端にシャイだが本のことになるとアグレッシブなキャラに豹変する)の微妙な距離も楽しいコージーなビブリオ・ミステリー。心待ちにしていた第3作目。楽しませてもらいました。 難というほどのことではありませんが、新しい登場人物のなかに主役を張れるほどキャラの立った存在がなかったような気がします。同業の滝野蓮杖の兄貴キャラは期待できそうですが、いまのところ大輔と栞子の恋路を邪魔する気配はありません。一方、栞子の謎の母親の存在が少しずつ前景に出てきたのは楽しみな展開です。 シリーズ小説は、同じ話(空気)を期待して再訪する読者(私)と、新しい展開を期待して再訪する読者(これも私)の両方を満足させるサジ加減が難しいわけですが、最大の難関は作者自身の"飽き"ではないかと思います。その点、このシリーズ、心配なく当分楽しめそう。作者自身のワクワク感が伝わってきます。 | ||||
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戸塚で行われた古書交換会で栞子は「たんぽぽ娘」を入札するが、あと10円というところで 競り負けてしまった。入札したのはヒトリ書房の井上という白髪の男だった。井上は、失踪した 栞子の母と仲が悪かっただけではなく、栞子にもいい感情を持っていなかった。その井上が競り 落とした「たんぽぽ娘」が何者かに盗まれてしまう。井上は栞子を犯人扱いするが・・・。 3編を収録。 シリーズ3作目では、栞子の母の影が見え隠れする。いったい彼女はどんな人間なのか?なぜ 栞子姉妹をおいて失踪したのか?相変わらずそこのところは以前謎のままだが、少しずつ見えて きたこともある。栞子がずっと探し続けている本「クラクラ日記」に隠された秘密も、ようやく 分かってきた。読み手である私にとってはちょっと驚きだった。あ〜〜!!でも、こういう 終わり方はないでしょうと作者に言いたい。今後の展開が気になってしょうがない。三上さん、 早く次を!(笑)本に関する謎解きの面白さも期待通り♪それに栞子の母の謎がプラスされ、 よりいっそう面白くなっている。さて、さまざまなできごとを作者はこれからどう収束させて いくつもりなのか?読者の期待を裏切らないようにお願いしたい。 | ||||
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★1つはこの本が気に入らないからではありません 走り読みには良いかな 今の段階では手元に残したい本では無いので早々に売るかなぁって本 1〜3まで読んで ざっと走り読みする軽い本ですね 漫画を読んでいる感覚です(漫画出ている様子ですが) 3巻で深みも何にも無い内容に(笑) 母親に焦点が・・・・ 慎重になって読めば えぇえ〜な部分も多いのだと思いますが、ざっと走り読みには良いテンポです ちょっとお茶するのに本屋で本を買ってすぐに読む友って感じ まぁ妹だろ?と思っていたし 出てきた本が早速、新装版(?)で売りに出るのも業界意図なのか?(苦笑) 残念なのは 古本から来る人々の想いなどが、あまり主軸にならなくなっている事 いや書いているんだけど・・・印象に残らない 今は伏線なのかもしれないけど・・・ それを3巻全部で使うのもどうかなぁって感じ ちょっと焦った感じ?そもそも続刊を考えて居なかったのかもしれないと思わせる 続刊は目を通さないと買えないと思う人もいるかもしれない 乞うご期待かなぁ | ||||
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書店の方に薦められて読みましたが、全く得るものがありませんでした。はっきり云って、出来のよくないマンガ的本。この程度で事件と言えるのか疑問を感じました。 | ||||
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ぽつぽつと母関係の情報が出てくるようになっています。ミステリーのレベルや古書に関する薀蓄は他のレヴューアーの方の書かれている通りです。栞子の行動もワンパターンです。 次巻あたりできれいにまとめてくれると良いのですが... | ||||
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3作目でちょっとパワーダウンしてきた感じを受けました。 1作目の時は 古本屋の香りを感じたくらいに、隠微な世界観があったのにちょっと残念。 栞子さんが少し普通の人になってしまったかな? | ||||
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2巻の終わりで栞子さんの母親ってのがクローズアップされます。 3巻では多分この母親が出てくるんじゃないかって思って読んだら、直接には登場しない。 しかし、今まで脇役でしかなかった妹が存在感を持ち始めます。 栞子と妹。かなり性格が違います。妹は父親似なのかもしれませんが。 なぜ、妹は母親と今でも連絡を取り合っているんだろうか(もっとも妹は本当に連絡が取れているかどうか確信は持っていない)。 そう考えると、妹が今後キーパーソンになってくるのかも。 ミステリとしてよくまとまっており、前巻と同じように楽しめます。 | ||||
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主人公篠川栞子の母親が家を出た動機の謎に照準が定まってきた。母親と娘の確執と和解をシリーズの主題、根幹に据えてくるのだろう。 親と子の確執グルメ漫画美味しんぼが100巻以上続いているのをみると、およそ食ったことのない料理、今後も食わないであろう料理ばかり出てきても、キャラで読者はついてくる。 さて、2巻の狡猾で強引で腹黒くて身勝手な母親像に、違った面を見せるのが3巻の役割。解毒的な作用があり、愛憎がある。不在母キャラの説明に力を配分したので、いささか面白くない。次巻に向けた下ごしらえなのは分かるけど、これじゃあ案外読まなくても良かったりする。 とりあげる古書も児童文学系で、人間の怨念と情念の塊がこもった負の本じゃないから気が重くならないのが原因かもしれない。 ただ、本の内容に言及しないで、その作家と本の関係エピソードから、ストーリーを練り上げる手腕は上手いと思う。この方法なら本を読まなくてもいいから忙しい読者、買う手段がない読者には優しいからどんどんやって欲しい。 宮沢賢治と言えば妹トシへの溺愛ぶりが有名だが、主人公の妹篠川文香が普通で安心する。篠川家の母と長女はあざといので、おっぱいばかり気にしてないで五浦大輔はかわいい妹に目を掛けてあげて下さい。そして、主人公の嫉妬を買う姿が見たい。 | ||||
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いわゆるライトノベルはあまり読みませんが、このシリーズは例外です。文庫版が出ると購入して1,2巻とも楽しみました。しかし、この3 巻は少し印象が違います。 主人公栞子さんの妹の独白で始まり、そのミステリアスな独白で巻を締めくくっているという形態がまず、前作と違います。それから収録された作品の事件のそれぞれに栞子さんの家族が関わって、事件の複雑さをましています。その結果、一つ一つの事件で見ると前作よりキレが悪くなっている感が否めません。一方、失踪した母を軸に栞子ファミリーの謎が浮上した来ました。それが、シリーズの限界なのか、今後の展開の伏線なのか分かりませんが、裏表紙に栞子ファミリーの写真を掲載している事は、次作の伏線を強く感じさせます。シリーズとしてみた場合、次作がシリーズの分水領となるのではないかと、期待を込めて、少し甘めの評点4としました。 | ||||
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三作目を読んで思ったこと、それは二作目のほうがよかったということ。 飽きがきたのか、内容が薄っぺらくなったのか、いずれにせよ過去二作ほどの感動がなかったのは事実。 今回も次作に続くような伏線を十分残していますが、謎解きが毎回似た内容だけにそろそろ次で完結させてほしい。 | ||||
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本作を読んだ率直な感想は、3巻より2巻がよかった。2巻より1巻が面白かった。 3巻は、1巻、2巻より話の内容が薄いと感じてしまった。 それは、本当なのだろうか?と自問をする。 そこで、1巻から読みなおしてみると、実はそうではなかった。 今回は、古書というより古書業界全体に、栞子さんの母親に(栞子さん関連)目を向けている。 なので、古書にまつわる事件という前提テーマを含みつつ上記の内容にスポットを当てたため 内容が薄いと感じてしまったのだろう。しかし、作品全体ことを考えると良いバランスだと思う。 確かに、この3巻だけで考えてたら、古書にまつわる話、事件は1巻、2巻に比べ薄いと感じるが、 1巻、2巻、3巻、そして次回作(4巻)への伏線という面を考えると非常に良い作品だと思う。 3巻でも意味ありげな伏線が引かれており、次回作の展開に期待したくなる内容となっている。 私しては、ありです。 | ||||
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正直つまらない。 古書にまつわる事件もそんなでもない。 栞子さんのお母さんネタが出てきすぎで、それありきで話が進んでる気がする。 同じ登場人物が出すぎな気がする。そのたびに説明が入るので読むのがめんどくさい。 あと恋愛要素が強すぎ。多少はありだと思うけどあんまりに多いので 大輔は下心ありすぎに思えてがっかりです。 5巻くらいで終わるなら読むかな。 | ||||
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北鎌倉にある小さな古書店の店主・栞子さんと、そこのアルバイト店員・大輔が主人公の古書ミステリー第3弾です。 今回登場する古書は以下の3作品。 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』。 タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなもの。 そして、宮澤賢治『春と修羅』。 これまでの2つの連作短編集には随分楽しませてもらいました。 今回は、少しばかり物語に没入できないところがありました。とりあげられている小説になじみがないからでしょうか。 『たんぽぽ娘』というSFも初耳です。この『ビブリア古書堂』を読む前にまずはこのロバート・F・ヤングの著作にあたってからのほうが楽しめたかもしれません。 「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなもの」という淡い記憶しかない書物を探しだそうとする掌編は、結局のところその書が何であるかにたどり着いても私にはカタルシスが得られないうらみがありました。 宮澤賢治の『永訣の朝』という詩は学生時代に国語の教科書に掲載されていたので聞きなじみがあります。宮澤賢治が出版後も幾度も自作の推敲を続けていたというエピソードは大変興味深く、今回の『ビブリア古書堂』を読んで、私が教科書で読んだのはどうやら初版のものらしいということを知ったのはおもしろかった点です。私は「アイスクリーム」の一節のほうが記憶に残っていましたから。 作者によるあとがきによれば、今年(2012年)の冬にはさらなる続編(第4弾)が出来しそうです。次回は謎解きの対象となっている小説のほうをまず当たってから『ビブリア古書堂』を手にしてみようかと思います。 | ||||
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北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」の美人店主と、店員の「俺」、彼らの周囲を取り巻く面々の活躍も描く古書ネタ系ライトノベル風ミステリの連作もの。もう第3弾である。連作といっても基本的にすべての話が時系列につながっている形式をとる。以前のエピソードで出てきた脇役が再度登場したりとか、第3弾ともなるといろいろと新しい試みというか展開が見られる。 登場人物の行動範囲は、前2作より多少広がって、逗子、横須賀市街、葉山、戸塚あたりまで足を伸ばす。そしてそして、この作品のお楽しみといえば、例によって鎌倉付近の超ローカルな地元ネタの数々だ。今回のハイライトは、高野の県立高校らへんの風景とか、北鎌倉駅からそこへの階段区間ありの狭い道の描写とか、そのあたりか。 思わず笑ってしまう。 というわけで、前2作と同様、鎌倉、特に北鎌倉付近に土地勘のある人は楽しく読めること請け合い。ミステリ的なネタの細かい突っ込みはせず、楽しく読みましょう。まだ第4弾があるらしいので、シリーズものの落とし穴に陥らないことを期待して、待ちましょうか。 | ||||
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シリーズ第3弾である。 話が面白くなってきました。先細りの予感を感じていましたが…シリーズ化としてつながってくことを確信しました。 なぜなら作品として完成度が高くなっているという事実があります。 ばらつきのあった流れに、しっかりとした枠組みができた。そんな感じがします。 お話も充実しています。キラキラ輝いているストーリーの展開・奥行きは堂々としていて横綱相撲といったところでしょうか? 面白かったです。次作も期待しています。冬をめどに…と、乞う、ご期待あれ! | ||||
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前二作が面白かった分、かなりパワーダウンを感じました。 女店主の母子問題や、今まで登場した人物同士の繋がりなど詰め込み過ぎなのか?バレバレだったり、リアル感が薄れたりして、全体的に浅くなった気がします。 次巻から女店主の母子問題がメインになってくるのかな?延命的な流れが出てきてるので、そうならないで欲しい。 | ||||
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