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ケルベロスの肖像



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【この小説が収録されている参考書籍】
ケルベロスの肖像
ケルベロスの肖像 (宝島社文庫)

ケルベロスの肖像の評価: 3.24/5点 レビュー 41件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(4pt)

ファンでないとちょっとつらいかも。でもでも面白い!!!

『チームバチスタの栄光』に始まるメディカルエンターテイメントシリーズの完結編らしい。
(っていうか、『ブレイズメス1990』とか『極北クレイマー』とかその他諸々もシリーズ名があるのだろうか?)
海堂尊は『バチスタ』以来(全部と言えないところが悔しいのですが)そこそこ読み込んでいるので、
唐突に出てくる人物の名前やエピソードに何とかついていけるのですが、ほとんど読んでいない人や本作が海堂尊初めて!って人はちょっとつらいかもしれません。

実は、このメディカルエンターテイメントシリーズはというか、白鳥圭輔がからむシリーズは、ドタバタが過ぎてあるいは無理やりミステリータッチにしているのが気になって、
氏の作品の中ではあまり好きな方ではないのですが、相変わらずのハイテンションに煽られる感じでどんどんと読み進んでしまいます。(新キャラクター“アリジゴクの砂井戸”
が引き起こす“落ち”がバレバレだったりするのもご愛嬌です)

また、ドタバタエンタメの衣を被りながらも、氏の日本の現状の医療体制を憂う真摯な想いは相変わらずビンビンと伝わってきます。

完結編と言いながらもAiシステムの推進は、氏のライフワークに違いなく、新たなキャラクターを立ち上げて新シリーズがきっと始まるに違いないと確信しています。
ケルベロスの肖像Amazon書評・レビュー:ケルベロスの肖像より
4796698582
No.20:
(5pt)

本屋で買うより便利です

本屋で探して買うより、直接自宅まで届けてくれるので便利です。内容はもちろん一緒です。海堂尊ファンなら便利では?
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No.19:
(5pt)

人は常に夜闇の先の朝日を信じている

これは一大事!
本書の帯に「バチスタシリーズ、ついに完結!」とあるではないか!
ま、ま、まさかッ!
「バチスタシリーズ、永遠なれ!」と思う絶大なファンならずとも、衝撃のあまり、ページをめくる手が震える。

面白い!!
のっけから引き込まれる面白さに、いつしか手の震えも忘れる。毎作読者を多いに楽しませる東城病院の高階院長と不定愁訴外来、人呼んで「愚痴外来」担当の田口医師との軽妙なる会話のやり取りにニヤニヤが止まらない。例によってテンポの速い展開に胸がすく
。「医療もの」を読む楽しみは、むろん常に最高域で提供される。

楽しみながら読み進めるうちに、ふと気が付くとストーリーはぐいぐい潮の高さを増し、手に汗を握り、あたかも頭に血が上る感さえ。読み終えると、どっと疲れが出る。

さてそれでだが……
帯の謳いのとおり、バチスタシリーズは終焉なのか!?
その問いについては、当然ながらお答えは差し控えよう。
と言っておいてなんなんだが、人はいかなる状況に於いても「希望的観測」という花を胸に挿して歩きたい存在であるらしいと思う次第ではある。
夜闇の先には常に朝日が用意されているというものなのだ。
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No.18:
(4pt)

これから読もうと思う方へ

本書単体だけ読むと、回答編とエピローグの「それぞれの半分」を読むような感じになると思われます。

他の作品は多少ファンサービス的な言及にとどまっていることもある他作品の登場人物が
本作ではがっつり絡んできますので、バチスタシリーズ五冊、バブルシリーズ三冊、
螺鈿迷宮までは読んでおくことをお薦めします。バチスタシリーズはむしろ優先度は低いかも。
で、本書と輝天炎上を続けて読まれることをお薦めします。この二冊はほぼ同じ時系列です。

たまたま自分はここ4年ほどシリーズを放置してて復習含めて一気読みしたので非常に楽しめましたが、
出版の順序からするとラッキーなケースなのではないかと思います。

ここまでまとめちゃうならもう少し出版の順序とかも戦略的にした方が良かったんじゃないですかね。
シリーズで出版社が違うというのもなんとも変な話というか。
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No.17:
(1pt)

書き急いでいる様な気がしています。

登場人物が多い事と、田口先生との東堂さんとのギャグ化したやりとりには少しウンザリ感が残りました。1冊の中でAIセンター建設から葬り去られるまでを納めようとしているため流れが急すぎるのです。海堂先生の作品を楽しみしていたので残念でした。
ブラックペアンの様な医師と医師の医術の戦いのような内容や、螺鈿迷宮の様な犯罪謎解きミステリーのワクワクを待っています。
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No.16:
(2pt)

シリーズとしては反則

シリーズ完結とは同一出版社のシリーズで全てが把握出来なければ反則です。宝島社出版のバチスタシリーズだけしか読まなかった読者は不完全燃焼でしょう。桜宮サーガを真に理解する為には他の出版社の本も読まなければ理解出来ない・・ってのは、やはり反則です。桜宮サーガが好きだからこそ星はここまでしかつけられません。また桜宮シリーズを読破しても疑問が残ります。小百合(すみれ?)と司法がAI を推進してる訳でもない極北市民病院に破壊工作を仕掛ける理由がわかりません(極北クレイマー)!この時点では極北市も財政破綻してませんし、中央への責任追及という事での敵対もないはずです。なんでかなぁ?ハッキリ言わせてもらうとシリーズ物としては(チーム・バチスタの栄光)(ナイチンゲールの沈黙)(ジェネラル・ルージュの凱旋)で終わらせるべきでした。
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No.15:
(2pt)

完結??

完結編と唱っていなければ良かったのですが…
ちょっと消化不良かなと。
まだまだ番外とか何とかで引っ張りそうな気がする。
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No.14:
(4pt)

一気に読める

シリーズは一通り読んでいます。今回も一気に読める、読みやすさ面白さでした。
白鳥&田口シリーズ完結となっていて、残念ですが、他シリーズでちょこちょこと出てきてくれることを期待しています。
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No.13:
(2pt)

どう見てもラストらしくない

えっ???これで白鳥・田口シリーズはおしまいなの?
ちっともすべてにオチがついてないじゃないか。
たしかにスカラムーシュやペガサスも登場するし、またまた海外から敏腕医師が赴任するし、Aiセンターの話は収束するけれども、碧水会病院のストーリーはちっとも完結していないじゃないか。
だいたい、本作の白鳥と姫宮の印象の薄さは何?
これって田口シリーズだったの?
全作の白鳥が良かっただけに、そして一応ミステリもしていただけに、本作のミステリ度の低さと厚労省の出番のなさはどうしたことかと思ってしまうよ。
まあ、桜宮サーガはまだまだ続くんだろうし、何らかの形で再登場するだろうけれども。
本シリーズは一応ミステリという体裁でスタートしたわけだけれども、どうも著者はミステリを書く意志はないようだしね。
Aiも大分認知されてきたし、本シリーズの目的は十分に達成できた、ということなのかな。
「モルフェウス〜」との接続もさりげなく出てきたし。
でも、ラストはもうちょっとオールスター総登場という感じで、あの人やこの人なんかも名前だけでもいいから登場させてほしかったな。
ああ、そういえば私の好きな渡海も名前だけは出てきたけど、彼が本格的に活躍する作品はもう少し待たなくちゃいけないようだね。
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No.12:
(1pt)

期待はずれ?

今回シリーズ完結という事ではりきって読んでみましたがこのシリーズのファンの大半が
2人のコンビの活躍が好きだったと思います。
今回、そういった部分がほとんど無く 無難に今までちらかった話をまとめた感じでした。
なんか がっかりの終わり方でした。
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No.11:
(3pt)

本当にシリーズ最終作?

バチスタシリーズ最新作、と同時にシリーズ最終話のようです。
バチスタシリーズの時間でいうと「アリアドネの弾丸」後の作品のようです。

Aiセンターの立ち上げに際し、脅迫状「東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する」が届く。
誰がこの脅迫状を送りつけてきたのか。。。

シリーズ最終ということから、メンバーが勢ぞろい。
厚労省の白鳥、姫宮、
彦根医師&桧山、
桜宮署広報課室長 斑鳩、
「北の土蜘蛛」こと元極北市監察医務院院長 南雲、
東城大学医学部付属病院 高階病院長、兵藤、そして田口。
存在感が強烈なのは、本作で登場した、日本人で最もノーベル医学賞に近いと言われている、ウルトラスーパーバイザー東堂。

この作品だけ読んでもいいのでしょうが、やはり関連作品を事前に読んでおいたほうがより本作を楽しめます。
前作にあたる「アリアドネの弾丸」、彦根と桧山が登場する「イノセント・ゲリラの祝祭」、南雲が関係する「極北クレイマー」。
特に読んでおいたほうがよいのは、「螺鈿迷宮」と「ブラックペアン1988」だと思います。
この2作品は特に重要です。
脅迫状の理由と、終盤に明かされる重要な事実が関係してきます。

ラストは言えませんが、この感じから「ナニワモンスター」のその後につながるのでは?と思ってしまいます。
本当にこのシリーズ最終話なのかなぁと。
将来の話しになると、「モルフェウスの領域」へとつながるようです。
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No.10:
(3pt)

これで終わり?ちょっと・・・

海堂先生って医療ネタは上手いけど(当たり前か)
ミステリー系の作品はイマイチって思っています。
今回はイマイチのミステリーがメインなので「うーん」といった感想ですね
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No.9:
(1pt)

微妙

このシリーズが好きな人は、手放しでほめると思うが、小説としては駄作。シリーズ最終巻がスピンオフを読んでないといけないという時点で微妙。シリーズ最終巻ということで、今までの登場人物を出していこうということだろうが、相当なファンでない限り、説明もなく過去の登場人物をいきなり出されても覚えていない。内容も、事件を阻止、調査するべき主人公がほぼ何もしていない。ただ、脅迫状が来て、事件が起きて、そのまま終わるだけのつまらない小説だった。チームバチスタの奇跡が相当面白かっただけに残念。
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No.8:
(4pt)

螺鈿迷宮やブラックペアンも読んでおけば更に楽しめる

田口と白鳥のコンビによる本シリーズは一応完結。
シリーズを通して楽しめました。
ただし「バチスタ」で見られたような謎解きは
残念ながらありません。
期待して読むと当てが外れます。
桜宮を舞台にした物語自体はまだ続きそうです。
先のコンビが登場するかは分りませんがどこかで
姿を見せる時を楽しみにしたいと思います。
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No.7:
(3pt)

完結だけど終わってはいないよね

完結編という帯の謳い文句により購入しました。
読んでいないシリーズ部分もあったので桜宮関連はほぼ??という感じでしたが。
それ以外の部分では会議というか議論が中心で謎解きはほぼありませんね。
白鳥さんも出番少なめ。
完結編と銘打ってるのでどれだけ謎が解かれてスッキリするかと思いましたが、
スッキリとはいきませんし投げっぱなし(というか新たな謎が出てる)だし。
そういう意味では完結してはいませんね。
ありがちな第二期スタート!とかで続けるのはやめて欲しいです。
姫宮・田口コンビで再始動ってところで続くのかもしれませんね。
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No.6:
(5pt)

毎度毎度、楽しめる小説

チームバチスタから、すべて読破している者にとっては、新刊が出るとすぐに購入してしまいます。そして、ちびちび読めばいいものをあまりの面白さに、1晩で読んでしまい、翌日からは、部分読みと自他共に認める熱心な読者です。
いろいろな登場人物が鍵になっているので、通読をお勧めします。
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No.5:
(2pt)

帯の内容が嘘に近く、最後の50ページ程度が最も面白い

このレビューはいくぶんかのネタバレを含みます。
まず最初に、帯に完結と書かれていましたが、謎を謎のまま残した部分や、新しい謎を追加したりなど、とても伏線を回収したり、完結させたりするという姿勢がみられません。これは帯タイトルの詐欺に近いでしょう。モルフェウスにつながるような描写も見られますが、それだけでは補完しきれない謎が多すぎです。
さらに内容ですが、バチスタシリーズだけではなく、螺鈿迷宮やブラックペアンから直接つながり、ブレイズメスの情報も入りこんできます。バチスタシリーズはもちろん、最低でも螺鈿迷宮を読んでいないと、今作だけでは若干意味不明な内容になることが間違いないでしょう。そういった意味で、初めてこの本を手に取る方には敷居が高いといえます。
内容も中だるみがちであり、本当に意味があるのかわからない第一部がだらだらと続きます。登場人物が多いため、彼らの行動を描いた結果、物語全体の動きが緩いものになってしまっていることは否めません。他の方が言っている通り、ミステリーやサスペンスといったチームバチスタの栄光や、ジェネラルルージュ、アリアドネを期待して手に取った読者さんはがっかりするかもしれません。どちらかというとイノセントゲリラに近いです。ネタバレになってしまいますが、最後の50ページ程度で無理やりまとめている感じが否めません。投げっぱなしになった伏線や、間違っちゃいけない部分での致命的な誤字もありましたので、星2とさせていただきます。
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No.4:
(4pt)

螺鈿迷宮の底なしの暗さと、バチスタの凸凹コンビ、そして医療行政のいびつさを交ぜた意欲

医療を題材にしたミステリーエンターテイメント小説「バチスタ」の完結編

「チームバチスタ」では、手術室という密室で起きた殺人に対して
鮮やかでスピード感のあるエンターテイメント小説の完結編だそうです。

あらすじは、病院経営も赤字続きで厳しさを増す東城大学病院でも
唯一明るい話題としてAiセンターを設立することに。
そのセンター長に「昼行灯」不定愁訴の田口医師がなり、
これまた、無駄にヤンキーな医師と、40トンを超える巨大MRIが
設置される。
 このAiセンター、見てくれがなぜか螺鈿迷宮に似ているとか
脅迫状がやってくるとか、曰く因縁だらけでとても明るい話題と
能天気になりきれない所が伏せんになっています。

 登場人物も完結編と意気込むこともあり、なつかしの人たちが
勢ぞろいしてます。特に螺鈿迷宮の姉妹が忘れずに登場している
だけでも私的には満足です

ただ、フルメンバーの弊害、物語の薄っぺらさはそこはかと感じます
ミステリーの謎解きの面白さというより、先が読めてしまう残念さは
ちょっと力抜き過ぎの感があります。また、完結編として色々な
謎がこの巻で回収されるのかなと期待して読んでいたのですが
逆に色々、伏線ばかり残してゆくという、これまでで、ありえない
形の小説になっています。

完結編として期待していた所が大きいせいか、ちょっとどうかな
という内容でしたが、久しぶりに登場する個性的な面々に
文字の上で再会するこの本、完結編なのに今後の展開が
楽しみです。
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No.3:
(3pt)

バチスタシリーズ「完」……(泣)

「田口先生と白鳥技官」」の掛け合い「漫才」(?)がもう読めなくなるのかと、かなり残念です。しかも本作品での白鳥さんのロジカルモンスターぶりが全く描かれて居ない点がとても残念です。姫宮さんも「陰謀を阻止する」という目的で東城大学に来たのにほとんど出番ナシという寂しさ。彼女や白鳥さんは活躍してなんぼの「バチスタシリーズ」なので、今回二人が出てきて「ケルベロスの塔」を守り切って欲しかったです。
姫宮さんは「極北クレイマー」で目覚ましい活躍をしていたので、姫宮⇒白鳥のコンビによりもっと成果を挙げて欲しかったというのがわがままな読者の勝手な希望でした。
東城大学病院がああなってしまうことは「ジュネラルルージュの伝説」とか「モルセウスの領域」で分かっていましたし、仕方ないことだとは思いますが、シリーズ最終回と銘打ったこの作品では、(この先白鳥技官の出番が東城大学内においては少なくなると予想されるだけに)バックヤードに回ったのは悲しいです。
海堂先生、お願いですから白鳥技官の活躍する小説を書いて下さい!!

これからは、彦根先生と田口先生がコンビを組むのでしょうか?

☆三つつなのは白鳥さんの出番が少なく(保険を掛けているところからしてあの事故は容易に推理できたはずなのに、自分では動かなかった)姫宮さんも、真相解明に努力しているのが小説の中では分からなかった点からです。そして、AIセンターを破壊するという脅迫状を(忙しかったからとはいえほとんど調査せず、スルーしていた田口先生の態度からです。

これからも「桜宮サーが」は続くと思いますのでその通過点としての本書が位置付けられているなら☆は五つなのせすが、私が発売予定日の二日前からソワソワして楽しみにしていた「田口先生と白鳥技官シリーズ最終作」という(ああ、また白鳥さんに滅茶苦茶言われながらも田口先生が奔走して、事件は無事解決'本書では「無事』かどうかは???ですが。するのだろうなと期待していただけにとても無念です。

本書では事件はありますが推理部分はなく、前作「アリアドネの弾丸」のような推理小説を読みたいという方には絶対無向きです。
私は桜宮サーガと、推理小説部分共に好きですのでまあまあ楽しんで読みましたが。

疑問点が一つ……「アリアドネの弾丸」の最後の方で「コロンブスエッグ」の性能を良く思い知らされた(容疑者が反論し得ない状況にもっていかされた)田口先生が、「コロンブスエッグ」と、今回登場の「リヴァイアサン」の性能の違いを知らなかったのは何故なんだろうなっと思いました。

とはいえ、海堂先生は好きな作家さんなので、ハードカバーで買ったことに後悔はありません。これからも新刊を楽しみにしています。
本書がシリーズ最終作なんて切ないことを言わずに、東城大学を舞台にせずに田口先生と白鳥技官の小説を熱烈希望です。
また、本書がシリーズ最終作でなく、シリーズの一環ならば、こんなに残念な気持ちにはならなかったでしょう。
田口先生と白鳥技官のスピンオフ作品が出版されることを切に希望居たします。
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No.2:
(4pt)

完結するわけないねw

いくらなんでも完結は無理でしょと、読前から思ってましたがw案の定、たったの一巻で広がりきった伏線を回収出来る訳もなく。。。
一定の区切りとしては上出来かと。面白いです、最近無敵だった田口先生を弄り倒しハメまくる腹黒病院長と東堂ウルトラスーパーバイザー。田口先生は無敵じゃダメなんですよねwアリドネアを推理小説って捉えている方には不評でしょうね。(あんなもんMRIの説明がネタばれしてんだから推理もへったくれも無いでしょうに。)しかし、各々の将来の伏線はしっかり振ってあるんで、物語は続く。その中で、田口白鳥コンビは登場せざるをえないでしょう。今後に期待の一巻です。あと、気になったのが、人物、状況の説明にページを割きすぎてる感じが、メインターゲットの読者には復習作業は必要ないでしょうから、ストーリーの進展にページを割いていただきたかった。
ソコで星一個マイナスです。あと時系列破綻してないですか?
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