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チョコレートゲーム
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【この小説が収録されている参考書籍】
チョコレートゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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この作家は出だしの掴みがウマい。ストーリー展開に齟齬がない。 本作は中学生の非行がテーマになっているが、陰湿さ、重苦しさ を感じさせないのは、その文体によるのだろうと思う。 | ||||
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表紙で半分ネタバレしちゃうってのは、どうなんでしょう?? 推理小説なのに、それってやっちゃいけない事だと思うんですが・・・。 せっかくの良い作品なのに、そのネタバレがあったので、予想通りというか、 まぁそんな感じなんだろうなと思ったら、その通りでした。(笑) なんだかなぁ・・・。 | ||||
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週刊文春1985年 国内5位 作家の近内は、妻から中学生の息子 省吾の問題行動を聞かされる。学校を休みがちになり、身体のあちこちに青あざをつくっているという。反抗する省吾に対して、なすすべがない近内。その最中、省吾の友人が次々に殺害されて、省吾自身も投身自殺してしまう。友人達の殺人犯と断定された省吾の無実を晴らすべく、近内は捜査を開始する。キーワードは、「ジャック」、そして「チョコレートゲーム」 ・・・ 中学校が舞台の殺人事件なので、現役の親の側から見ると、内容はかなり重い。近内が息子の無実を信じ、捜査を重ねる過程で、周囲から疎まれていく姿は、痛々しい。事件の真相も、救いがないし。 が、どっぷりとブルーな気にさせるとこはなく、謎ときを楽しむことはできる。面白いんだが、現実感が希薄っていうところもあるのかなぁ。親子関係でいえば、今でも、変わらない問題でもあるのだが、もっと複雑で、シビアになっているような気がする。 発表時にタイムリーに読んでいれば、別な感想をもったかもしれない。 | ||||
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週刊文春1985年 国内5位 作家の近内は、妻から中学生の息子 省吾の問題行動を聞かされる。学校を休みがちになり、身体のあちこちに青あざをつくっているという。反抗する省吾に対して、なすすべがない近内。その最中、省吾の友人が次々に殺害されて、省吾自身も投身自殺してしまう。友人達の殺人犯と断定された省吾の無実を晴らすべく、近内は捜査を開始する。キーワードは、「ジャック」、そして「チョコレートゲーム」 ・・・ 中学校が舞台の殺人事件なので、現役の親の側から見ると、内容はかなり重い。近内が息子の無実を信じ、捜査を重ねる過程で、周囲から疎まれていく姿は、痛々しい。事件の真相も、救いがないし。 が、どっぷりとブルーな気にさせるとこはなく、謎ときを楽しむことはできる。面白いんだが、現実感が希薄っていうところもあるのかなぁ。親子関係でいえば、今でも、変わらない問題でもあるのだが、もっと複雑で、シビアになっているような気がする。 発表時にタイムリーに読んでいれば、別な感想をもったかもしれない。 | ||||
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週刊文春1985年 国内5位 作家の近内は、妻から中学生の息子 省吾の問題行動を聞かされる。学校を休みがちになり、身体のあちこちに青あざをつくっているという。反抗する省吾に対して、なすすべがない近内。その最中、省吾の友人が次々に殺害されて、省吾自身も投身自殺してしまう。友人達の殺人犯と断定された省吾の無実を晴らすべく、近内は捜査を開始する。キーワードは、「ジャック」、そして「チョコレートゲーム」 ・・・ 中学校が舞台の殺人事件なので、現役の親の側から見ると、内容はかなり重い。近内が息子の無実を信じ、捜査を重ねる過程で、周囲から疎まれていく姿は、痛々しい。事件の真相も、救いがないし。 が、どっぷりとブルーな気にさせるとこはなく、謎ときを楽しむことはできる。面白いんだが、現実感が希薄っていうところもあるのかなぁ。親子関係でいえば、今でも、変わらない問題でもあるのだが、もっと複雑で、シビアになっているような気がする。 発表時にタイムリーに読んでいれば、別な感想をもったかもしれない。 | ||||
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岡島二人による日本推理作家協会賞受賞作である。氏の著作を全て読んだものからすると本作が特に突出して傑作という風には感じられなかったが、中学を舞台にした謎のゲームを巡る殺人事件は岡島氏ならではのプロットの組み立てのうまさもあり、一気に読ませる。岡島作品初期の競馬もの3部作のネタを青春推理のフォーマットに仕立てた異色作。ライトタッチの作品が多い氏の作品としては痛切な心情が伝わるシリアスな作風が目新しい。岡島作品のファンなら間違いなく楽しめる作品である。 | ||||
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85年の講談社ノベルスに始まり,88年,00年を経て,新装版として三度目の文庫化になります. ミステリの要素はあるものの,思春期の子供と親たちを取り巻く社会派サスペンス色合いが強く, 同時に,息子の無念を晴らすために奔走する,父親の執念と愛情を描いた物語のようにも感じます. 30年近く前の作品だけに,アイテムや風速描写に現代とのギャップがあるのは否めませんが, それらが面白さを損ねることはなく,読みやすい表現などは時代を問わずに楽しめるものです. また,序盤の何気ない部分から繋がりが生まれ,いささか早めの全容解明かと思わせておきつつ, そこから一筋縄には行かない話運びは,重ための内容でありながら,飽きさせることはありません. 結果だけを見れば,父の思いは叶うのですが,解り合えないままとなってしまった息子のこと, それを誰よりも痛感する父,爽やかささえ漂うラストは,切なさで胸が締め付けられる思いです. ただ,タイトルが指すものというのか,そのタイトル自身,もう少し捻ってもよかったのでは…? | ||||
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85年の講談社ノベルスに始まり,88年,00年を経て,新装版として三度目の文庫化になります. ミステリの要素はあるものの,思春期の子供と親たちを取り巻く社会派サスペンス色合いが強く, 同時に,息子の無念を晴らすために奔走する,父親の執念と愛情を描いた物語のようにも感じます. 30年近く前の作品だけに,アイテムや風速描写に現代とのギャップがあるのは否めませんが, それらが面白さを損ねることはなく,読みやすい表現などは時代を問わずに楽しめるものです. また,序盤の何気ない部分から繋がりが生まれ,いささか早めの全容解明かと思わせておきつつ, そこから一筋縄には行かない話運びは,重ための内容でありながら,飽きさせることはありません. 結果だけを見れば,父の思いは叶うのですが,解り合えないままとなってしまった息子のこと, それを誰よりも痛感する父,爽やかささえ漂うラストは,切なさで胸が締め付けられる思いです. ただ,タイトルが指すものというのか,そのタイトル自身,もう少し捻ってもよかったのでは…? | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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すさ・ぶ中学で連続殺人が起こり,原因として、大金の絡んだチョコレートゲームが浮かび上がる・・・・・・。この話は、父親が事件の真相を追い求めていくストーリーです。平明な文章で読みやすく,じっくり考えながら、味わうタイプの本だと思いますお勧めです。 | ||||
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週刊文春1985年 国内5位作家の近内は、妻から中学生の息子 省吾の問題行動を聞かされる。学校を休みがちになり、身体のあちこちに青あざをつくっているという。反抗する省吾に対して、なすすべがない近内。その最中、省吾の友人が次々に殺害されて、省吾自身も投身自殺してしまう。友人達の殺人犯と断定された省吾の無実を晴らすべく、近内は捜査を開始する。キーワードは、「ジャック」、そして「チョコレートゲーム」 ・・・中学校が舞台の殺人事件なので、現役の親の側から見ると、内容はかなり重い。近内が息子の無実を信じ、捜査を重ねる過程で、周囲から疎まれていく姿は、痛々しい。事件の真相も、救いがないし。が、どっぷりとブルーな気にさせるとこはなく、謎ときを楽しむことはできる。面白いんだが、現実感が希薄っていうところもあるのかなぁ。親子関係でいえば、今でも、変わらない問題でもあるのだが、もっと複雑で、シビアになっているような気がする。発表時にタイムリーに読んでいれば、別な感想をもったかもしれない。 | ||||
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不審な死を遂げていく中学生たちの背後にある謎のゲーム。息子を亡くした父親がその解明に乗り出すストーリー。圧倒的な心理描写の巧さで 一気に引き込まれてしまいます。 謎解き小説としての良さもきちんとあり,意表を衝くトリックは単純だが,それだけに盲点。ただ,そちらの側面よりもやはり心理面に重点を おいた盲点が見事かなぁ。。 思春期特有の,良い意味でも悪い意味でも《心》と《頭》と《手》が連動していような幼さ・純粋さ,瑞々しさ・残酷さを巧く取り入れることに 成功している秀作だと感じる。 | ||||
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ある中学校を舞台にした殺人事件の謎解きです。 1985年の作品ですが、描かれている内容が時代を先取りしていたのか現時点で読んでも中学生の行動と言うことで考えると古さを感じさせる部分が少ないことに驚かされます。 いつの時代も世代が異なると、お互いにその言動を理解するのは難しいところがあると思いますが、本作品はその中でも至近距離(親子)にある謎をテーマにしています。 岡嶋作品を読むといつも感じるのですが、伏線の張り方に不自然さが無くスムースに楽しめます。 平易に描かれているのに稚拙ではないのです。 私も、その一人なのですが、この独特の世界に夢中になる読者が多いのもうなずけます。 岡嶋作品はオススメばかりなんですが、この作品もオススメです。 | ||||
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岡島二人の日本推理作家協会賞受賞作。とにかくスピード感がある作品。岡島二人といえば誘拐モノといった感が強いが、こういうのもいい。内容についてはネタバレになってしまうので書けないが、次から次へとスピーディに展開が進み、中だるみなくスラスラ読めてしまう。かなり古い作品ながら、全く古さを感じさせない傑作だと思う。 | ||||
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タイトルから謎解きになってます。そして、ゲームの謎が判った時・・・ 今読んでも古さを感じさせられないのは、それだけ、この本が良くできている証明。 外れが少ないですね、解散してしまっているのが残念です。 | ||||
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中学生の息子が殺人犯の嫌疑をかけられた状態で自殺してしまい、父親が真相を突き止める為に奮闘するという物語です。中学生の非行がひとつのテーマとなっているのですが、ここで描かれる非行は現代の感覚からするとやや甘すぎるかも知れません。中学生の間で行われている“チョコレートゲーム”というのが何を指すのかという謎が解けた時に登場人物たちはひどく驚くのですが、私にはそれほど衝撃的な秘密とは思えませんでした。 しかし、もう20年も前の作品なのでそういった面は仕方のないところでしょう。社会派推理小説にはそういった欠点は常につきまとうものです。そして、この作品は単なる社会派ではなく、社会派と本格を見事に融合させているので、現代人が読んだ場合、そのような欠点を割り引いても十分に鑑賞に耐え得るものです。 | ||||
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主人公は作家の近内、息子は不登校、体にアザだらけ、いじめられていた訳でもない。話し合おうとしたが、息子は出て行き、同級生がその最中殺される。被害者は「ジャックのせいだ」と呟いていた。 それらの謎が少しずつ浮いてはとけて行きます(チョコレートゲームだけに)。 ネット検索すると結構、タイトルのネタバレを踏まえたうえで感想をかかれていたりします。 予備知識なしに読むと最高に驚けると思います。ただ一番の驚きはこの本が1988年刊行だということです。全然古さを感じませんでした。 | ||||
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「謎」でストーリーを引っ張るのがスゴく上手い。 読んでるコッチも引きずり回されます。「99%の誘拐」「クラインの壺」も良いけど、コレも間違いない。 楽しめます。 | ||||
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いやぁ、コレってメチャ×2大好きです。何気ない日常から、想像もし得ない事件がわき起こってきます。 また、子供を思う不器用な親のありかた。 その不協和音がどんどん大きくなってきて壊れそうな瞬間、スッとするんだよね~。 今でも最後の結びを読むと涙が出そうになります。 あ、途中を読まないと涙できないですから……ご注意を。 | ||||
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テーマは重いが、エンタメの要素はぎっしり。テンポがよく、ストーリー展開もよくて、サクサク読めてグゥ。特に終盤の追い上げは凄い。ハッとした後、ヒヤリと冷や汗を垂らし、ドキリとした後、アッと驚く、そんな感じ(終盤)ページ数は少ないが、内容は濃い。これは傑作だ。 | ||||
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