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ぼくと猫と満月の夜
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ぼくと猫と満月の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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小学校五年生のカズヤは、作家のお父さんとともに、夏休み、海際の町の一軒家を借りて過ごします。 おいしい定食屋さんに通い、その息子のミステリ好きのミツルくんとも友達に。 町一番の大金持ちで山を切り崩してゴルフ場を作ろうとする老人の裏をかこうと、資産家の老婦人が七つに分けて残したとされる遺産はどこに? ふたりはその謎を追い始めます。 ミステリとして、また、ドラマとしてはゆるいです。どうなるのか? と読者をあおるところはありません。謎もけっこうあっけないものでしたし、お父さんがカズヤをつれてわざわざここにきた理由もちょっと不自然・・・・・。 しかし、金のピアスをした何匹かの猫、方向音痴の泥棒、十四の家の門にえぐられたダビデの星のしるし、と童話のような設定がちりばめられ、いつもながら、この著者らしい超自然設定(というより、今回は宮澤賢治の童話的)も入っていて、これはミステリというより、こういう味の淡々としたジュヴナイルとして、読むものだと思います。 ただし付録の短編「小早川ミツルと消しゴムの謎」はお勧めできません。「ぼく」の一人称ですが、本編の「ぼく」のカズヤとこちらのミツルの口調が書き分けられていないし、この謎ときは、いくらジュブナイルでもこれはないだろう、と。この短編がついていなければ、星は4つつけたかったです。 | ||||
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