バルーン・タウンの手品師
- バルーンタウンシリーズ (3)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
バルーン・タウンの手品師の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2000年に文藝春秋から出た単行本の文庫化。 「バルーン・タウン」シリーズの第2作。 4本の短篇が収められている。 前作に引き続き、近未来の東京を舞台としたミステリ・SF作品。人工子宮の普及により、「妊婦」という存在そのものが珍しくなった世界を描いている。妊婦ばかりが集まる「バルーン・タウン」で次々と事件が起こるのだが、妊娠、妊婦、出産、育児などにからめた物語となっており、なかなか面白い。 ただ、前作に比べて大幅に落ちるのは否めない。ネタ切れなのかなあ。「妊婦」にからめたトリックが面白かったのに、そうでないものが増えている(というか、かならずしも妊婦が登場しなくてもいいような物語になっている)。それに伴い、諷刺、社会批判の色合いも薄まっている。 収録されているなかでは「バルーン・タウンの手品師」が悪くない方だとは思うが、それでも水準には達していないのでは。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人口子宮が普及した近未来にあえて自然分娩を希望する女性たちのために設けられた特別区、通称「バルーンタウン」を舞台にした事件簿。まず、この作品がフェミニズム小説といわれていること、SF仕立てであることの2点で何となく引いている人へ。あなたがよほど極端な男権主義者か、ウェルズの火星人ぐらいしか思い出せないほどのSF音痴でない限り、その敬遠は全く無用です。問題提起はあくまで自然で少しも声高でなく、SF性はごくごくソフトです。何にも増してこれは謎解きのツボを心得た本格ミステリであり、その方面が好きな人にはこたえられません。そして、探偵役の美央をはじめユニークな女性キャラクターが一杯の(男性も少し)ユーモア小説でもあります。この第二集は前作よりいっそう笑いの要素が濃くなっていますが、それと一体のブラックな面も、また洗練された語り口も相変わらず。楽しいひとときが過ごせ、同時にいろいろ考えさせられるお得な一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物のほとんどが妊婦、というところが変わってるミステリ。謎自体は普通で、別に(バルーン・タウン)が舞台じゃなくてもいいんじゃないかと思ったんだけど。私が面白いと思ったのは3番目の話(連作短編集だから)で、「そんなのアリ?」という真相だった。一度、映像化して本当にできるか試してほしい(笑)。この3番目の話だけでも読む価値あるかも(?)。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|