ぼくと猫と満月の夜
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夏休みの三週間、小説家である父親と海辺の町に住むことになった カズヤ(小5)が主人公のちょっと不思議な物語です。 暮らすことになった古い一軒家の近くにある食堂・メルシー軒には、 ミステリー好きな同級生・ミツルが住んでおり、二人で一昨年に 亡くなった町一番のお金持ち・佐多緑子の消えた財産の秘密を 探っていきます。そして、この二人以外の重要人物(?)が 茶色い縞模様のトラ猫だったりします。 上述のとおり、本格ミステリーでは無いですし、意外性の連続で 目を見張るといった内容でもありませんが、小学生の頃の夏休みを 思い出しつつ、ちょっと風変わりなストーリーに惹き込まれました。 一服の清涼剤になる物語。疲れた心にお勧めです。 | ||||
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小学校五年生のカズヤは、作家のお父さんとともに、夏休み、海際の町の一軒家を借りて過ごします。 おいしい定食屋さんに通い、その息子のミステリ好きのミツルくんとも友達に。 町一番の大金持ちで山を切り崩してゴルフ場を作ろうとする老人の裏をかこうと、資産家の老婦人が七つに分けて残したとされる遺産はどこに? ふたりはその謎を追い始めます。 ミステリとして、また、ドラマとしてはゆるいです。どうなるのか? と読者をあおるところはありません。謎もけっこうあっけないものでしたし、お父さんがカズヤをつれてわざわざここにきた理由もちょっと不自然・・・・・。 しかし、金のピアスをした何匹かの猫、方向音痴の泥棒、十四の家の門にえぐられたダビデの星のしるし、と童話のような設定がちりばめられ、いつもながら、この著者らしい超自然設定(というより、今回は宮澤賢治の童話的)も入っていて、これはミステリというより、こういう味の淡々としたジュヴナイルとして、読むものだと思います。 ただし付録の短編「小早川ミツルと消しゴムの謎」はお勧めできません。「ぼく」の一人称ですが、本編の「ぼく」のカズヤとこちらのミツルの口調が書き分けられていないし、この謎ときは、いくらジュブナイルでもこれはないだろう、と。この短編がついていなければ、星は4つつけたかったです。 | ||||
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